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単価アップの切り札!回数券より売れる「治療パッケージ」の作り方

従来の回数券から脱却し、患者さんが喜んで購入する治療パッケージの設計方法を解説。価格設定から説明トークまで、売上が1.5倍になった実例を交えてご紹介。

回数券の限界と「治療パッケージ」という新しい選択肢

単価アップの切り札!回数券より売れる「治療パッケージ」の作り方単価アップの切り札!回数券より売れる「治療パッケージ」の作り方

整骨院の客単価を上げたいと考えたとき、多くの経営者がまず思い浮かべるのが回数券の導入です。しかし、回数券には「割引感」が前面に出てしまい、施術の価値が正しく伝わりにくいという弱点があります。今注目されているのが、施術内容をパッケージ化して提案する治療パッケージという考え方です。押し売りにならず、患者さんに喜ばれながら客単価が上がる仕組みを詳しく解説します。

なぜ回数券は売れなくなってきたのか

田辺さん、最近「回数券を出しても全然売れなくなった」っていう整骨院の先生の声をよく聞くんです。前はそこそこ売れてたらしいんですけど、何が変わったんでしょうか?

いくつか理由がありますが、一番大きいのは患者さんの購買心理が変わってきたことです。以前は「10回分を8回分の値段で買える」という金銭的メリットが響いていました。でも今の消費者は単なる割引より「自分にとってどんな価値があるのか」を重視する傾向が強いんです。

確かに、私がアパレル店長だった頃も、ただ安くするだけじゃ売れなくなった時期がありました。「このコーディネートでこう変わりますよ」みたいに提案型にしたら売上が伸びた経験があります。

まさにその発想です。回数券は「同じ施術を繰り返す前提」なので、患者さんから見ると「本当にこんなに通う必要があるの?」という疑問が生まれやすい。一方、治療パッケージは「あなたの症状をここまで改善するためのプログラム」として提案するので、ゴールが明確で納得感がまるで違うんです。

治療パッケージの基本設計:3つの要素

治療パッケージって具体的にはどうやって作るんですか?何か基本的な型みたいなものはありますか?

はい、治療パッケージを設計するときに押さえるべき要素が3つあります。1つ目は「ゴール設定」。例えば「3ヶ月で慢性的な肩こりを根本改善」というように、患者さんにとっての到達点を明確にする。2つ目は「ステップ構成」。集中治療期→回復期→メンテナンス期のように段階を分けることで、なぜその回数が必要なのかが論理的に伝わります。

なるほど。3つ目は何ですか?

3つ目は「付加価値の組み込み」です。施術だけでなく、姿勢分析レポート、セルフケア動画の提供、LINEでの経過相談といった施術以外の価値を含めることで、単なる回数の束ではなく「総合的な改善プログラム」としての価値が生まれます。実際にこの3要素を取り入れた整骨院では、客単価が平均1.5倍になった事例があります。

価格設定のコツ:松竹梅で選びやすく

価格設定って一番悩みそうですよね。高すぎると売れないし、安すぎると意味がない。何かコツはありますか?

効果的なのは松竹梅の3段階にすることです。例えば、ベーシックプラン(施術6回+姿勢分析)、スタンダードプラン(施術10回+姿勢分析+セルフケア指導)、プレミアムプラン(施術14回+姿勢分析+セルフケア指導+LINE経過サポート)。心理学的に人は真ん中を選びやすいので、一番売りたいプランを竹に設定するのがポイントです。

アパレルでもまさに同じテクニックを使っていました!3つのコーディネートを提案すると、大体真ん中が売れるんですよね。業界は違っても消費者心理は一緒なんだなぁ。

おっしゃる通りです。さらに重要なのが「都度払いとの比較表」を見せること。パッケージ料金と都度払いで同じ内容を受けた場合の合計金額を並べて見せると、パッケージの方がお得だと一目で分かる。ただし割引率は15〜20%程度に留めてください。あまり割引しすぎると施術の価値が下がって見えてしまいます。

患者さんへの説明トーク:押し売りにならない伝え方

パッケージを作ったとしても、それを患者さんにどう提案するかが難しいですよね。「高いものを売りつけられた」と思われたくないですし。

一番大切なのは初回の問診と検査の段階で「現状」と「理想の状態」のギャップを共有することです。「今の状態はこうで、放っておくとこうなる可能性がある。でもこういうステップで取り組めばここまで改善できる」と丁寧に説明する。治療パッケージはその改善計画の一環として自然に提案するんです。

つまり「商品を売る」んじゃなくて「改善計画を提案する」というスタンスなんですね。それなら患者さんも抵抗なく受け入れてくれそうです。

そうです。そしてもう一つ効果的なのが、過去の改善事例を見せること。同じような症状の方がパッケージプログラムでどう改善したかを、数値やビフォーアフターで示す。ツールLなどでも事例共有は可能ですが、患者さんのタグ情報に基づいて最適な事例を自動で表示する仕組みがあると、スタッフの説明負担が大きく減りますね。

ToolsBoxで治療パッケージの提案を仕組み化

ToolsBoxだと、この治療パッケージの提案や管理はどうできるんですか?

ToolsBoxでは「客単価アップ」の施策テンプレートを選ぶと、パッケージ提案に必要な仕組みが自動で構成されます。具体的には、初回来院後に症状に合わせたパッケージ案内をLINEで自動配信する設定や、パッケージ購入者向けの経過確認メッセージのシナリオが含まれています。患者さんごとの進捗管理もできるので、「あと何回残っている」「次のステップに進む時期」が一目で分かるようになっています。

施策テンプレートを選ぶだけで、提案から進捗管理まで全部セットになっているのはすごいですね。パートナーさんが初期設定してくれれば、あとは先生は施術に集中できるわけですね。

まとめ:回数券から治療パッケージへのシフトで客単価アップ

  • 回数券の限界を知る:割引訴求だけでは患者さんの心は動かなくなっている
  • パッケージの3要素:ゴール設定、ステップ構成、付加価値の組み込みが基本
  • 松竹梅の価格設計:3段階で提案し、一番売りたいプランを真ん中に設定
  • 押し売りしない提案術:改善計画の一環として自然に提案する
  • ToolsBoxの施策テンプレートでパッケージ提案から進捗管理まで自動化可能
田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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