年間売上が安定する!季節イベント活用コンテンツカレンダー作成術
季節イベントを最大限活用したコンテンツカレンダーの作成方法を解説。年間を通じて安定した売上を実現するマーケティング計画の立て方を紹介。
売上の波を平らにするコンテンツカレンダー
年間コンテンツカレンダーで季節イベントを活用する企画会議のイラスト
「夏は忙しいけど冬は暇」「年末年始は売上が上がるけど、2月は閑散期」。このような季節による売上の波に悩む事業者は非常に多いです。しかし、年間のイベントや季節の変化を計画的に活用すれば、閑散期の底上げが可能になります。その武器となるのが「コンテンツカレンダー」です。
コンテンツカレンダーとは何か
田辺さん、コンテンツカレンダーって何ですか?普通のカレンダーと何が違うんですか?
コンテンツカレンダーとは、「いつ・何を・どのチャネルで発信するか」を年間スケジュールとして計画したものです。SNS投稿、LINE配信、ブログ記事、キャンペーンなど、すべてのマーケティング活動を1枚のカレンダーに落とし込みます。行き当たりばったりの発信から脱却して、戦略的にコンテンツを出していくための設計図ですね。
つまり「今日何投稿しよう…」って毎日悩まなくてよくなるってことですか?
その通りです。計画が先にあるから、毎日の発信に迷わない。しかも季節イベントに合わせた施策を先回りして準備できるので、「バレンタイン前日に慌ててキャンペーンを考える」みたいなことがなくなります。
コンテンツカレンダー作成の4ステップ
店主がLINE公式アカウントで季節のイベント配信やお花見フェアを告知するイラスト
ステップ1:年間イベントをすべて書き出す
まずは1月から12月まで、すべてのイベントや記念日を書き出します。国民の祝日、季節行事(バレンタイン、母の日、ハロウィンなど)、業界特有のイベント、地域のお祭りやイベント、そしてお店独自の記念日(開業記念日など)。これだけでカレンダーはかなり埋まるはずです。
1月だけでも正月、成人の日、節分(2月だけど準備は1月)…結構ありますね。
ステップ2:自社ビジネスとの関連性を評価する
書き出したイベントすべてに対応する必要はありません。自分のビジネスとの関連性が高いものを選びます。美容室ならイベント前のヘアセット需要がある時期、飲食店なら歓送迎会シーズン、小売店なら贈り物需要が高まるシーズンに重点を置く。関連性が低いイベントは軽く触れる程度でOKです。
ステップ3:施策の種類を決める
各イベントに対して、どんな施策を打つかを決めます。施策は大きく4種類あります。
- キャンペーン:限定メニュー、割引、特典など
- コンテンツ発信:ブログ記事、SNS投稿、動画
- LINE配信:クーポン配布、イベント告知、お役立ち情報
- 店舗施策:店内装飾、POPの変更、接客トークの変更
4種類もあると準備が大変そう…。全部やらなきゃダメですか?
全部やる必要はありません。重要なイベントは4種類フル活用、そうでないイベントはSNS投稿だけ、というようにメリハリをつけましょう。例えばバレンタインが売上に直結する業種なら4種類フル活用、関係が薄い業種ならSNSで季節感のある投稿をする程度で十分です。
ステップ4:準備スケジュールを逆算する
ここが一番重要です。イベント当日から逆算して準備スケジュールを組む。例えばバレンタインキャンペーンをやるなら、2月14日の3週間前に告知開始、4週間前にキャンペーン内容確定、6週間前に企画立案というふうに。LINE配信なら配信日の3日前にメッセージ文面を確定、1週間前に配信リストを確認、という具合です。
月別コンテンツアイデア集
実際にどんなネタで発信すればいいか、月ごとの例を教えてもらえますか?
もちろんです。いくつか例を挙げますね。1月は新年のご挨拶と年間目標の共有。3月は卒業・入学シーズンに合わせた「新生活応援」キャンペーン。5月は母の日の贈り物提案。8月はお盆の営業情報と夏バテ対策コンテンツ。10月はハロウィンイベント。12月は年末感謝セールとクリスマスキャンペーン。
そして見落としがちなのが閑散期のコンテンツ。2月や6月、11月など大きなイベントがない月こそ、お店独自のイベントを作るチャンスです。「創業記念祭」「お客様感謝週間」「梅雨を楽しもうキャンペーン」など、自分で記念日を作ってしまえばいい。
閑散期に自分でイベントを作る、っていう発想はなかったです。待ってるだけじゃなくて自分から仕掛けるんですね。
LINEとコンテンツカレンダーの連携
コンテンツカレンダーの威力を最大化するのがLINE公式アカウントとの連携です。例えばバレンタインキャンペーンなら、3週間前に「予告」、1週間前に「詳細案内+クーポン配布」、前日に「明日まで!」のリマインド。この3段階の配信をカレンダーに事前登録しておけば、ToolsBoxの配信予約機能で全自動で配信できます。
年始に1年分のカレンダーを作っておけば、あとは自動で回っていくんですね。最初の計画に時間をかける価値がありますね。
その通りです。1日かけてカレンダーを作る価値は、365日の発信に迷わなくなることで十分取り返せます。完璧に作る必要はありません。ざっくりでいいから、まず12ヶ月分の大枠を決めてみてください。細かい調整は毎月のはじめに行えばOKです。
よし、今度の休みに1年分のカレンダーを作ってみます。季節イベントを書き出すところから始めますね。
コンテンツカレンダーは、売上の安定化と日々の発信の効率化を同時に実現する強力なツールです。まずはカレンダーアプリを開いて、今後3ヶ月のイベントを書き出すことから始めてみましょう。その小さな一歩が、1年後の売上安定につながります。
田辺一雄
株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。
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