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マーケティング15分

年間売上を安定化!季節イベントを活用した販促カレンダーの作り方

年間52週の販促機会を逃さない計画立案法。季節イベントごとの効果的なキャンペーン事例と、準備スケジュールを詳しく解説。

売上の波を「予測」して「平準化」する

LINE公式アカウントでキャンペーンを配信する店舗スタッフのイラストLINE公式アカウントでキャンペーンを配信する店舗スタッフのイラスト

「2月と8月は毎年売上が落ちる」「ゴールデンウィークは忙しいのに、その前後はガラガラ」。多くの事業者が感じているこの売上の波。しかし、年間の販促カレンダーをしっかり作り込めば、閑散期の売上を底上げし、年間売上を安定させることができます。ポイントは「事前準備」です。

なぜ「思いつき」のキャンペーンは失敗するのか

田辺さん、私がアパレル店長だった頃、セールの時期になると本部から急にキャンペーンの指示が来て、バタバタしながら準備した記憶があります。もっと計画的にやる方法ってあるんですか?

まさにそれが多くのお店の現状ですね。キャンペーンが「思いつき」や「直前」の対応になっている限り、効果は半分以下になります。なぜなら、良いキャンペーンには「告知期間」が必要だからです。お客様に来てほしい日の2〜3週間前から告知を始めて、期待感を高めていく。この助走期間があるかないかで、集客数は3倍くらい変わります。

3倍も違うんですか!でも年間通して計画を立てるのって、すごく大変そう…。

実は、一度テンプレートを作ってしまえば毎年微調整するだけです。日本には年間を通じて使えるイベントや行事がたくさんありますから、それをベースにすれば骨格はすぐにできますよ。

四半期ごとの販促イベントマップ

年間売上を最大化する季節イベント活用キャンペーンカレンダーのイメージ年間売上を最大化する季節イベント活用キャンペーンカレンダーのイメージ

では具体的に、どんなイベントが使えるか教えてもらえますか?

四半期ごとに整理しましょう。1〜3月は新年、成人の日、バレンタイン、ひなまつり、卒業シーズン。特にバレンタインは女性客向け施策の鉄板です。4〜6月は新生活応援、母の日、父の日、梅雨対策、ジューンブライド。新生活シーズンは新規顧客獲得のチャンスです。

7〜9月は夏休み、お中元、敬老の日、秋の味覚。夏はイベント性が高く、SNS映えする企画が効果的です。10〜12月はハロウィン、ブラックフライデー、クリスマス、年末年始。この時期は消費意欲が最も高いので、しっかり準備して臨みたいですね。

こうやって見ると、ほぼ毎月何かしらのイベントがありますね。

そうなんです。「うちの業種にはイベントが関係ない」と思っている事業者が多いですが、工夫次第でどんな業種でも活用できます。例えば整体院でも「夏バテ対策コース」や「年末の疲れリセットキャンペーン」のように、季節と顧客ニーズを結びつければ自然なキャンペーンになります。

閑散期を「仕込みの時期」に変える

閑散期はやっぱりキャンペーンをやっても効果が薄いですか?

閑散期のキャンペーンにもコツがあります。繁忙期と同じアプローチをしてもダメですが、閑散期ならではの施策があるんです。例えば「平日限定の特別メニュー」「閑散期だけの会員限定サービス」「次の繁忙期に使える前払いチケット」。

特に有効なのが「先払い系」の施策です。例えば2月の閑散期に「春の新生活応援パック」を先行販売する。お客様は安く買えてお得、お店は閑散期に売上が立つ。さらに4月にサービスを利用する際に追加購入が見込める。これはアップセルの機会にもなりますよね。

閑散期を繁忙期の「仕込み」に使うわけですね。頭いい!

販促カレンダーの具体的な作り方

販促カレンダーを作る際は、以下のステップで進めましょう。

  • 過去3年の月別売上を確認:繁忙期と閑散期のパターンを把握する
  • 年間イベントを書き出す:一般的な行事+業界特有のイベントを網羅する
  • 各イベントに施策を紐づける:キャンペーン内容、ターゲット、目標を決める
  • 準備期間を逆算する:告知開始2〜3週間前、素材準備1ヶ月前をスケジュールに入れる
  • 月1回の振り返りを設定:実績を確認して翌月以降を微調整する

これ、Excelで管理できますか?

もちろんExcelやGoogleスプレッドシートで十分管理できます。ただ、キャンペーンに合わせたLINE配信のスケジュールも組み込むなら、ToolsBoxのシナリオ配信が便利です。例えばバレンタインキャンペーンなら、2週間前に告知、1週間前にリマインド、当日に最終案内、というシナリオを事前に組んでおけば、当日バタバタしなくて済みます。

事前にシナリオを組んでおいて、あとは自動で配信されるってことですね。

その通りです。年間の販促カレンダーが決まれば、LINE配信のシナリオも年間分まとめて設定できます。一度設定すれば毎月の配信作業がほぼゼロになる。これが仕組み化の力です。

まとめ:計画的な販促で年間売上を30%安定化

売上の波は完全にはなくせませんが、事前に予測して計画的に対策を打つことで、その波を大幅に小さくすることは可能です。まずは来月のイベントを1つ選んで、今日から準備を始めてみてください。1ヶ月の準備期間があるキャンペーンと、3日前に急いで準備したキャンペーンでは、結果が全く違うことを実感できるはずです。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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