シフト作成の悩みを解決!スタッフ満足度を上げる勤務表の作り方
公平なシフト作成のルールから、ツールを使った効率化、急な欠勤への対処法まで、シフト管理の悩みを解決する実践術。
シフト作成は「店長の腕の見せどころ」ではない
シフト作成の悩みを解決!スタッフ満足度を上げる勤務表の作り方
飲食店の店長やマネージャーの多くが、毎月のシフト作成に平均5〜8時間を費やしているという調査結果があります。「公平に組まないと不満が出る」「急な欠勤で穴が空く」「希望を全部聞くとシフトが組めない」。こうした悩みは、属人的な努力ではなく、仕組みとルールで解決できます。
シフト不満が離職を招く現実
田辺さん、飲食業界ってアルバイトの離職率が高いってよく言われますけど、シフトが原因で辞める人って実際多いんですか?
非常に多いです。ある調査では、飲食店アルバイトの退職理由の第2位が「シフトの希望が通らない」なんです。1位は「人間関係」ですが、実はシフトの不公平感が人間関係の悪化にもつながっているケースが多い。「あの人ばかり土日休んでる」「忙しい日にいつも自分だけ入ってる」という不満が蓄積されるわけですね。
わかります……。私がアパレルで店長をしていた時も、シフトに関する不満はスタッフの表情でわかるんですよ。でも直接言ってもらえないから、モヤモヤが溜まっていく。
そうなんです。だからこそ、透明性のあるルールを先に決めて、全員に共有することが重要です。属人的な「店長の裁量」で組んでいると、どうしても不公平感が生まれます。
公平なシフト作成の3つのルール
透明性のあるルールって、具体的にはどんなものですか?
シフトの公平性を保つために、最低限この3つのルールを設定しておきましょう。
- ルール1:土日祝の出勤回数を均等にする:月間で全スタッフの土日出勤回数を記録し、偏りが出ないように調整。学生は試験期間の考慮など、事前に共有されたルールに基づく例外は設ける
- ルール2:希望休は月○日までと上限を決める:全員が同じ条件で希望を出せるよう、上限を明確にする。例えば「月3日まで」「提出期限は前月20日まで」
- ルール3:連続勤務は最大○日まで:法令遵守はもちろん、スタッフの体調管理の観点からも5日以上の連続勤務は避ける
ルールが決まっていると、「なんで私だけ」って不満が出にくいですよね。全員に同じルールが適用されているのが見えるから。
おっしゃる通りです。そしてこのルールは採用時に書面で共有するのがベスト。後出しでルールを追加すると反発が出ますから。
シフト提出をデジタル化する効果
今でもLINEグループで「来月の希望出してー」って募集してる店長さん、多くないですか?
多いですね。でもそれだと、メッセージが流れて見落とす、提出期限を守らない人が出る、集計が面倒という3つの問題が発生します。LINEの公式アカウントとToolsBoxを連携させれば、希望シフトの提出フォームをLINEで配信し、回答を自動で集計できます。提出期限が近づいたら自動リマインドも送れるので、未提出者への個別催促が不要になります。
個別に「まだ出してないけど?」って連絡するの、地味にストレスですもんね。自動でやってくれるなら助かります。
急な欠勤への対処法
シフト管理で一番困るのって、当日の急な欠勤じゃないですか?「熱が出ました」って朝連絡が来て、慌てて代わりを探す……。
これは仕組みで解決できます。まず、「ヘルプ可能リスト」を事前に作成しておきます。各曜日・時間帯ごとに「この人は追加出勤可能」というリストを持っておく。そして欠勤が発生したら、そのリストに基づいて一斉連絡を送ります。
ToolsBoxなら、ヘルプ募集メッセージをワンタップで対象者全員に配信できます。「○月○日のランチ帯、ヘルプ入れる方いませんか?」と送って、ボタンひとつで「入れます」と返答できる仕組みです。電話で一人ずつ聞いて回る時代は終わりです。
それすごく便利ですね!朝の忙しい時間に電話を何本もかけるのって本当に大変ですから。
シフト満足度がお客様満足度につながる
最後に大切なことをお伝えすると、シフトに満足しているスタッフは、接客の質が明らかに高いんです。希望通りに休めて、公平に扱われていると感じるスタッフは、自然とお客様への対応にも余裕が生まれます。逆に不満を抱えたスタッフは、表情や声のトーンに出てしまう。お客様はそれを敏感に感じ取ります。
スタッフのコンディションがお店の空気を作りますもんね。シフト管理って裏方の仕事に見えるけど、実はお客様満足度に直結している。
まとめ:ルールと仕組みでシフト問題を解消しよう
シフト管理の悩みは、店長一人の頑張りでは解決できません。透明性のあるルール、デジタルツールによる効率化、急な欠勤への事前準備。この3つを整えることで、シフト作成にかかる時間を半分以下に減らし、スタッフの満足度を大きく向上させることができます。まずは今月から、シフト希望の提出をデジタル化するところから始めてみてください。
田辺一雄
株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。
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