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スタンプカードはもう古い?飲食店の新しいリピーター優遇制度

デジタル時代のお得感演出法!スマホ一つで管理できる、低コストで効果抜群のリピーター優遇プログラムの作り方を紹介。

紙のスタンプカードが持つ「3つの弱点」

スタンプカードはもう古い?飲食店の新しいリピーター優遇制度スタンプカードはもう古い?飲食店の新しいリピーター優遇制度

飲食店のリピーター施策といえばスタンプカード。しかし、紙のスタンプカードには致命的な弱点があります。忘れる、失くす、溜まる前にモチベーションが切れる。実際の調査では、発行されたスタンプカードの約70%がゴール到達前に使われなくなるというデータもあります。デジタル時代に合った新しいリピーター優遇制度を、今回はご紹介します。

紙カードの限界とデジタル移行のメリット

田辺さん、私もスタンプカードって何枚も財布に入っていて、結局使わないまま捨てちゃうことが多いです。お店側から見ても問題ですか?

大きな問題です。紙のスタンプカードはお店側がお客様の行動を追跡できないのが最大の弱点です。誰がカードを持っていて、あと何回で特典に届くのか、何ヶ月来店していないのか。これらの情報がゼロなんです。

確かに、紙のカードだとお客様が来なくなっても気づけないですよね。

そうなんです。一方、LINEを活用したデジタルポイントカードなら、スマホの中にカードがあるので忘れることがない。しかもお店側は「あと1ポイントで特典のAさんが、最近2ヶ月来ていない」といった情報が手に取るようにわかります。

LINE公式アカウントで始めるデジタルポイント

LINEでポイントカードって、どうやって運用するんですか?

LINE公式アカウントにはショップカード機能が標準で付いています。お客様が来店時にQRコードを読み取るとポイントが貯まり、一定数で特典がもらえる仕組みです。紙のスタンプカードと同じ感覚で使えるので、お客様の学習コストもゼロです。

さらにToolsBoxと連携すれば、ポイント数に応じた自動メッセージ配信が可能になります。例えば「5ポイント到達おめでとうございます!次回ドリンク1杯サービス」というメッセージを自動で送ったり、「あと1ポイントで特典!ぜひお待ちしています」とリマインドを送ったり。お客様のモチベーションを維持する仕掛けが自動で動きます。

あと1ポイントでリマインドが来たら、絶対行きたくなりますね!

効果的なリピーター優遇制度の設計法

ポイントカード以外にも、リピーターを優遇する方法はありますか?

はい、最近注目されているのは「ランク制度」です。来店回数に応じてブロンズ、シルバー、ゴールドとランクが上がり、ランクごとに特典が豪華になる仕組みです。

  • ブロンズ(来店3回〜):ドリンク1杯サービス
  • シルバー(来店10回〜):毎回のデザートサービス+誕生月の特別コース提供
  • ゴールド(来店30回〜):優先予約権、新メニュー試食会への招待、年末特別ディナーへの招待

ポイントはお金では買えない「体験」を特典に含めることです。ゴールド会員だけが参加できる試食会とか、シェフとの交流会とか。こういう体験は、常連さんのロイヤリティを圧倒的に高めます。

ゴールド会員の試食会って、お客様にとって特別な体験ですよね。「自分は選ばれた存在なんだ」って感じられる。

はい。そしてその体験をSNSで発信してくれるお客様が多いんです。「ゴールド会員限定の試食会に招待されました!」という投稿は、他のお客様に対して「私もランクを上げたい」というモチベーションを生みます。自然とリピート来店が促進されるんです。

特典設計の損益計算

特典をたくさん用意すると、コストが心配です。大丈夫ですか?

重要な視点です。特典のコストは「顧客生涯価値(LTV)」で考えるのが正解です。例えば、月1回・客単価3,000円のお客様が5年通ってくれれば、LTVは18万円。その方にドリンク1杯(原価100円)をサービスしても、投資対効果は圧倒的にプラスです。

逆に注意すべきは「値引き」を特典の中心にしないことです。10%OFFのような割引は利益を直接削りますが、「デザートサービス」のような付加価値型の特典は原価を抑えつつ満足度を高められます。原価50円のミニデザートでも、お客様の喜びは500円の値引きと同等以上です。

なるほど、割引じゃなくて付加価値で返すんですね。お客様も嬉しいし、お店も利益を守れる。

デジタルポイントで離反を防ぐ仕組み

デジタルポイントの最大の強みは「離反予兆の検知」です。ToolsBoxなら、最終来店から30日経過したお客様を自動で抽出し、「お久しぶりです!期間限定のポイント2倍キャンペーン実施中です」といったリマインドメッセージを自動配信できます。

紙のスタンプカードでは絶対にできないことですね。お客様が離れかけているのを検知して、自動で呼び戻す。まるでAIみたい。

実際、この離反防止の自動メッセージだけで月10〜15名の休眠客が再来店しているというお店もあります。何もしなければゼロだった売上が、仕組みを作るだけで自動的に回復するんです。

まとめ:リピーター制度は「仕組み」で差がつく

スタンプカードからデジタルポイントカードへの移行は、単なるペーパーレスではありません。お客様の行動を理解し、適切なタイミングで適切なメッセージを届ける「仕組み」への進化です。LINEのショップカード機能から始めて、ランク制度の導入、離反防止の自動化へとステップアップしていけば、お客様との関係はどんどん深まります。リピーター優遇制度は、お店とお客様の信頼関係を形にする仕組みです。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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