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業種別ヒント14分

デリバリー手数料で損しない!配達代行サービスの賢い選び方と活用術

主要デリバリーサービスの手数料比較から、自社配達との併用戦略まで、利益を確保しながらデリバリー売上を伸ばす方法を解説。

デリバリー需要の拡大と手数料のジレンマ

デリバリー手数料で損しない!配達代行サービスの賢い選び方と活用術デリバリー手数料で損しない!配達代行サービスの賢い選び方と活用術

フードデリバリー市場は年々拡大を続けています。しかし、多くの飲食店オーナーが頭を悩ませているのがデリバリーサービスの手数料の高さ。売上が上がっても手数料を差し引くと利益がほとんど残らない、というケースも少なくありません。手数料の仕組みを理解し、賢く活用する方法を解説します。

主要デリバリーサービスの手数料を比較する

田辺さん、デリバリーの手数料って実際どのくらいなんですか?「高い」とは聞きますけど、具体的な数字がわからなくて。

サービスによって異なりますが、一般的に注文金額の30〜40%が手数料として差し引かれます。例えば1,000円のメニューを販売した場合、お店に入るのは600〜700円程度。ここからフードの原価を引くと、利益はごくわずかということになります。

40%も持っていかれるんですか!1,000円のお弁当を売っても600円しか入ってこなくて、原価が300円なら利益は300円…。人件費や包装代を考えると、ほぼ利益ゼロですね。

だからこそデリバリー専用の価格設定が必要なんです。多くの飲食店が店頭価格と同じ価格でデリバリーを提供していますが、手数料を考慮した価格設定にしないと赤字になります。実際、大手チェーンのデリバリー価格は店頭価格より10〜20%高く設定されています。

手数料負けしないメニュー戦略

価格を上げるとお客様が離れませんか?

デリバリーを注文するお客様は、配達の利便性に対して追加料金を支払う意思があるんです。重要なのは価格だけでなく、デリバリーに適したメニュー構成にすること。以下のポイントを意識してください。

  • セットメニューの充実:単品よりセットのほうが注文単価が上がり、手数料率の影響を吸収しやすい。最低注文金額を意識した価格帯に設定
  • 高原価率メニューを避ける:刺身や高級食材を使ったメニューはデリバリーでは避け、原価率の低いメニューを中心に構成
  • 配達に強いメニューの選定:汁物はこぼれやすい、天ぷらは湿気る等の問題を考慮。カレー、丼もの、サンドイッチなど「配達しても味が落ちにくい」メニューを選ぶ
  • サイドメニューの追加促進:ドリンクやデザートの追加注文を促すことで、客単価を上げる

デリバリー専用メニューを作るって大事ですね。店内で食べるのとは条件が違うんだから、メニューも変えて当然ですよね。

その通りです。さらに言えば、デリバリー限定メニューを作ると話題性もあります。「店頭では食べられない、デリバリーだけの特別メニュー」があれば、デリバリーを選ぶ動機になりますよね。

自社配達との併用で利益率を改善する

手数料を減らすために自社で配達するのはどうですか?

自社配達は手数料がゼロになるので、利益率は格段に改善します。ただし、配達スタッフの人件費やバイクの維持費がかかるので、一定の注文量がないと割に合いません。

じゃあ、どっちがいいんですか?

答えは「併用」です。具体的には、近距離(半径1km以内)は自社配達、遠距離は外部サービスという使い分けが最も効率的です。近距離なら配達時間も短く、1時間に複数件回せるので、スタッフ1人でも対応できます。

LINEを活用した自社デリバリーの仕組み

自社配達の最大の課題は注文受付の仕組みづくりです。電話注文は人手を取られ、自社アプリの開発はコストがかかりすぎます。ここでLINEが活躍します。

LINEで注文を受けるって、具体的にどうやるんですか?

ToolsBoxのフォーム機能を使えば、LINEのリッチメニューから「デリバリー注文」ボタンをタップ→メニュー選択→住所入力→注文完了という流れをLINE上で完結できます。注文が入ったらお店側にプッシュ通知が届くので、見逃しもありません。

LINE上で全部完結するなら、お客様もわざわざアプリをダウンロードしなくていいし、お店も専用アプリの開発費がかからない。すごくスマートですね。

しかもリピーターには住所情報が保存されるので、2回目以降はメニューを選ぶだけで注文完了。手軽さがリピート注文を促進するんです。

デリバリー戦略のまとめ

デリバリーで利益を出すためのポイントを整理しましょう。

  • デリバリー専用の価格設定をする(店頭価格+10〜20%)
  • 原価率の低いメニューを中心に構成する
  • セットメニューで客単価を上げる
  • 近距離は自社配達、遠距離は外部サービスの併用
  • LINEで注文受付を仕組み化し、リピートを促す

デリバリーは「始めれば売上が上がる」という単純なものじゃなくて、戦略が必要なんですね。でもこの記事のポイントを押さえれば、手数料に負けない運営ができそうです!

まずは今のデリバリーメニューの原価率を計算するところから始めてみてください。手数料を引いた後の利益がプラスになっているか、一品ずつ確認する。それだけで改善のヒントが見えてきますよ。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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