デリバリー手数料で損しない!配達代行サービスの賢い選び方と活用術
主要デリバリーサービスの手数料比較から、自社配達との併用戦略まで、利益を確保しながらデリバリー売上を伸ばす方法を解説。
デリバリー需要の拡大と手数料のジレンマ
デリバリー手数料で損しない!配達代行サービスの賢い選び方と活用術
フードデリバリー市場は年々拡大を続けています。しかし、多くの飲食店オーナーが頭を悩ませているのがデリバリーサービスの手数料の高さ。売上が上がっても手数料を差し引くと利益がほとんど残らない、というケースも少なくありません。手数料の仕組みを理解し、賢く活用する方法を解説します。
主要デリバリーサービスの手数料を比較する
田辺さん、デリバリーの手数料って実際どのくらいなんですか?「高い」とは聞きますけど、具体的な数字がわからなくて。
サービスによって異なりますが、一般的に注文金額の30〜40%が手数料として差し引かれます。例えば1,000円のメニューを販売した場合、お店に入るのは600〜700円程度。ここからフードの原価を引くと、利益はごくわずかということになります。
40%も持っていかれるんですか!1,000円のお弁当を売っても600円しか入ってこなくて、原価が300円なら利益は300円…。人件費や包装代を考えると、ほぼ利益ゼロですね。
だからこそデリバリー専用の価格設定が必要なんです。多くの飲食店が店頭価格と同じ価格でデリバリーを提供していますが、手数料を考慮した価格設定にしないと赤字になります。実際、大手チェーンのデリバリー価格は店頭価格より10〜20%高く設定されています。
手数料負けしないメニュー戦略
価格を上げるとお客様が離れませんか?
デリバリーを注文するお客様は、配達の利便性に対して追加料金を支払う意思があるんです。重要なのは価格だけでなく、デリバリーに適したメニュー構成にすること。以下のポイントを意識してください。
- セットメニューの充実:単品よりセットのほうが注文単価が上がり、手数料率の影響を吸収しやすい。最低注文金額を意識した価格帯に設定
- 高原価率メニューを避ける:刺身や高級食材を使ったメニューはデリバリーでは避け、原価率の低いメニューを中心に構成
- 配達に強いメニューの選定:汁物はこぼれやすい、天ぷらは湿気る等の問題を考慮。カレー、丼もの、サンドイッチなど「配達しても味が落ちにくい」メニューを選ぶ
- サイドメニューの追加促進:ドリンクやデザートの追加注文を促すことで、客単価を上げる
デリバリー専用メニューを作るって大事ですね。店内で食べるのとは条件が違うんだから、メニューも変えて当然ですよね。
その通りです。さらに言えば、デリバリー限定メニューを作ると話題性もあります。「店頭では食べられない、デリバリーだけの特別メニュー」があれば、デリバリーを選ぶ動機になりますよね。
自社配達との併用で利益率を改善する
手数料を減らすために自社で配達するのはどうですか?
自社配達は手数料がゼロになるので、利益率は格段に改善します。ただし、配達スタッフの人件費やバイクの維持費がかかるので、一定の注文量がないと割に合いません。
じゃあ、どっちがいいんですか?
答えは「併用」です。具体的には、近距離(半径1km以内)は自社配達、遠距離は外部サービスという使い分けが最も効率的です。近距離なら配達時間も短く、1時間に複数件回せるので、スタッフ1人でも対応できます。
LINEを活用した自社デリバリーの仕組み
自社配達の最大の課題は注文受付の仕組みづくりです。電話注文は人手を取られ、自社アプリの開発はコストがかかりすぎます。ここでLINEが活躍します。
LINEで注文を受けるって、具体的にどうやるんですか?
ToolsBoxのフォーム機能を使えば、LINEのリッチメニューから「デリバリー注文」ボタンをタップ→メニュー選択→住所入力→注文完了という流れをLINE上で完結できます。注文が入ったらお店側にプッシュ通知が届くので、見逃しもありません。
LINE上で全部完結するなら、お客様もわざわざアプリをダウンロードしなくていいし、お店も専用アプリの開発費がかからない。すごくスマートですね。
しかもリピーターには住所情報が保存されるので、2回目以降はメニューを選ぶだけで注文完了。手軽さがリピート注文を促進するんです。
デリバリー戦略のまとめ
デリバリーで利益を出すためのポイントを整理しましょう。
- デリバリー専用の価格設定をする(店頭価格+10〜20%)
- 原価率の低いメニューを中心に構成する
- セットメニューで客単価を上げる
- 近距離は自社配達、遠距離は外部サービスの併用
- LINEで注文受付を仕組み化し、リピートを促す
デリバリーは「始めれば売上が上がる」という単純なものじゃなくて、戦略が必要なんですね。でもこの記事のポイントを押さえれば、手数料に負けない運営ができそうです!
まずは今のデリバリーメニューの原価率を計算するところから始めてみてください。手数料を引いた後の利益がプラスになっているか、一品ずつ確認する。それだけで改善のヒントが見えてきますよ。
田辺一雄
株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。
関連記事
失敗しない!LINE公式アカウント移行・引き継ぎ完全マニュアル
LINE公式アカウントの移行・引き継ぎを安全に行うための完全ガイド。担当者変更、代理店変更、事業承継など、さまざまなケースに対応した手順と注意点を解説します。
複数店舗もラクラク!LINE公式アカウントの効率的な管理方法
複数のLINE公式アカウントを効率的に管理する方法を徹底解説。店舗ごとのアカウント運用、権限管理、配信の一元化まで、多店舗展開の事業者が知っておくべき管理ノウハウをまとめました。
開封率が変わる!LINE配信のベストタイミング完全ガイド
LINE公式アカウントのメッセージ配信で最適な曜日・時間帯を業種別に解説。開封率を最大化するための配信タイミングの考え方と、データに基づいた改善方法を紹介します。