ToolsBoxToolsBox
業種別ヒント14分

エクセルでできる!飲食店の顧客データ活用術【テンプレート付き】

高額なシステムは不要!エクセルで始める顧客管理で、来店頻度アップと売上向上を実現する方法をステップバイステップで解説。

顧客データを活かせていない飲食店が9割

エクセルでできる!飲食店の顧客データ活用術【テンプレート付き】エクセルでできる!飲食店の顧客データ活用術【テンプレート付き】

予約台帳やポイントカードに蓄積されたお客様の情報、活用できていますか?多くの飲食店では、顧客データが紙やバラバラのファイルに散在し、マーケティングに活かせていません。しかし顧客データは、正しく使えば来店頻度を上げ、客単価を高める最強の武器になります。今回は、エクセルという身近なツールで顧客管理を始める方法をお伝えします。

なぜ顧客管理が飲食店に必要なのか

田辺さん、飲食店で顧客管理って、高級レストランとかホテルのイメージがありますけど、個人の飲食店でも必要ですか?

むしろ個人飲食店こそ顧客管理が重要です。大手チェーンは広告費をかけて新規客を集められますが、個人店はそうはいきません。既存のお客様にいかにリピートしてもらうかが勝負なんです。そしてリピートを促すには、お客様のことを「知る」ことが出発点です。

確かに。アパレルの店長時代、常連さんの好みやサイズを覚えていると「私のこと覚えてくれてるんだ」って感動してもらえて、さらにファンになってくれました。

まさにそれが顧客管理の本質です。「前回はカルボナーラでしたよね。今日は新しいパスタもありますよ」と声をかけるだけで、お客様の満足度が大きく変わります。これを個人の記憶に頼るのではなく、仕組みとして残しておくのが顧客管理です。

エクセル顧客管理シートの作り方

専用のシステムは高そうですけど、エクセルなら無料で使えますよね。どんな項目を管理すればいいんですか?

最初はシンプルに始めましょう。必要なのは6つの項目だけです。

  • お客様名(ニックネームやあだ名でもOK)
  • 連絡先(LINE名、電話番号など)
  • 初来店日
  • 最終来店日
  • 来店回数
  • 備考(好み、アレルギー、記念日、家族構成など)

この6項目をエクセルの列に設定して、来店のたびに更新するだけです。完璧を目指す必要はありません。まずは常連さん10人分から始めてみてください。

10人なら今日から始められそうですね。でも、忙しい営業中に入力するのは大変じゃないですか?

営業中は無理に入力しなくて大丈夫です。閉店後や翌朝に、メモを見ながら5分で入力するという習慣を付けましょう。ポイントは、紙のメモとセットで運用すること。営業中は小さなメモ帳に「山田様/カルボナーラ/子ども2人」と走り書きしておいて、後でエクセルに転記します。

集めたデータをマーケティングに活かす方法

データを集めた後、具体的にどう活用するんですか?

一番効果的なのは「離反防止」です。エクセルで「最終来店日」を基準にソートして、2ヶ月以上来ていないお客様をピックアップする。この方々に「お久しぶりです。季節のメニューが変わりましたのでぜひ」とLINEで連絡するんです。

実際に、この方法を導入したある定食屋さんでは3ヶ月以上来店のなかった「休眠客」の20%が再来店しました。何もしなければゼロだったはずの売上が、エクセル1つで回復するんです。

20%も戻ってくるんですか!やっぱりお客様って、お店のことを嫌いになったわけじゃなくて、単に「忘れている」だけなんですよね。

その通りです。思い出してもらうだけで来店につながる。だからこそ、誰が最近来ていないかを把握できる仕組みが大事なんです。

記念日マーケティングで感動体験を作る

備考欄に記念日を記録しておくのもポイントですよね。

はい、記念日マーケティングは飲食店の最強施策のひとつです。誕生日や結婚記念日を記録しておいて、その1週間前に「お祝いのお手伝いをさせてください」とメッセージを送る。ケーキやシャンパンの特別サービスを提案すれば、予約につながる確率が非常に高いです。

記念日って特別な日だから、お店からのメッセージが来たら嬉しいですよね。「覚えてくれてたんだ」って。

そうなんです。ToolsBoxを使えば、記念日の1週間前に自動でLINEメッセージを配信する仕組みが簡単に作れます。一度お客様の記念日を登録しておけば、毎年自動的にメッセージが届くので、手間もかかりません。エクセルでの管理からステップアップしたい時に、非常に効果的な方法です。

エクセルからのステップアップ

エクセルで始めて、お客様が増えてきたらどうすればいいですか?

お客様が100名を超えてきたら、LINEと連携した顧客管理への移行を検討しましょう。エクセルは手動での更新が必要ですが、LINE公式アカウントと連携すれば来店データが自動で蓄積されます。ToolsBoxならタグ機能で「常連」「月1回」「記念日あり」といった分類が自動的にでき、セグメント配信にそのまま活用できます。

大切なのはまずエクセルで「顧客を知る」習慣を身につけること。そこから徐々にデジタルツールに移行していけば、無理なく顧客管理のレベルを上げていけます。

まとめ:お客様を「知る」ことが最高のサービス

飲食店の顧客管理は、高額なシステムではなくエクセル1つから始められます。常連さん10人の情報をまとめることから始めて、離反防止や記念日マーケティングに活用する。お客様のことを知り、パーソナルな声かけができるお店は、価格競争に巻き込まれることなく、長く愛され続けます。今日の閉店後、まずは常連さん10人の名前を書き出すことから始めてみませんか?

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

LINE運用を自動化しませんか?

ToolsBoxなら、施策レシピを選ぶだけでLINE運用を自動化できます。

無料ではじめる