リピート率を3倍にする!顧客管理システムの活用法完全ガイド【2024年版】
リピート率を確実に上げるCRM活用法を徹底解説。顧客データの管理から効果的なアプローチまで、成功事例とともに紹介します。
なぜ新規客ばかり追いかけてはいけないのか
リピート率を3倍にする顧客管理システムの活用法完全ガイドの概念図
「新しいお客様を増やさなきゃ」と広告費をかけ続ける経営者は多いですが、新規顧客の獲得コストは既存顧客の維持コストの5倍かかるというのはマーケティングの常識です。つまり、リピーターを増やすほうが圧倒的に利益率が高い。にもかかわらず、リピート率改善に本腰を入れている店舗は驚くほど少ないのが現状です。
リピートしない理由は「不満」ではなく「忘れている」
田辺さん、私のアパレル時代の経験だと、一度来てくれたお客様が戻ってこない理由って「サービスが悪かった」よりも「単に忘れてる」ことが多かった気がします。
まさにその通りです。ある調査では、リピートしなかった顧客の68%が「特に不満はなかったが、なんとなく行かなくなった」と回答しています。つまり不満で離れるのではなく、日常の忙しさの中で存在を忘れてしまうんです。だからこそ、適切なタイミングでお客様にリマインドを送ることが重要なんです。
「忘れられない仕組み」が必要ってことですね。具体的にはどうすればいいんですか?
顧客管理システム、いわゆるCRMを活用します。お客様の来店日、購入履歴、好みなどを記録しておき、最適なタイミングでアプローチする。これが現代のリピート率改善の基本です。紙の顧客カードではなく、デジタルで管理することで自動化もできます。
顧客管理で最低限押さえるべき3つのデータ
カフェの店主がLINE公式アカウントでリピート率アップ施策を実施している様子。来店ポイントやコミュニケーションによる顧客育成のイメージ
CRMって聞くと難しそうですけど、どこから手をつければいいですか?
難しく考える必要はありません。最低限、3つのデータだけを記録すればOKです。1つ目は「最終来店日」、2つ目は「累計利用回数」、3つ目は「利用金額帯」。この3つがあれば、お客様をグループに分けて効果的なアプローチができます。
例えば、最終来店日が30日以上前のお客様には「お久しぶりです」クーポンを送る。累計3回以上来店しているお客様にはVIP向けの先行案内を送る。平均利用金額が高いお客様にはプレミアムなサービスを提案する。こういった出し分けが簡単にできるようになります。
全員に同じメッセージを送るんじゃなくて、お客様ごとに内容を変えるんですね。それって手間じゃないですか?
手作業でやれば大変ですが、ToolsBoxのセグメント機能を使えば自動化できます。例えば「30日以上来店がない顧客」というセグメントを作っておけば、該当するお客様に自動でフォローメッセージが配信されます。一度設定すれば、あとは仕組みが勝手に動いてくれるんです。
リピート率を上げる3つのアプローチ戦略
顧客データが蓄積されたら、次は具体的なアプローチを設計します。効果が高いのは以下の3つの戦略です。
- 再来店リマインド:前回来店から一定期間後に自動メッセージ
- バースデー・記念日アプローチ:特別な日に特典付きメッセージ
- ステップアップ特典:来店回数に応じた段階的な特典設計
バースデーメッセージって効果あるんですか?正直、企業から来るお誕生日メールって「またか」って思うことも多いですけど。
ポイントは「特別感」を演出することです。ただ「お誕生日おめでとうございます、10%OFFクーポンをどうぞ」では確かに埋もれます。でも「倉内様、お誕生日おめでとうございます。いつもご利用いただいているカットコースに、今月限定でヘッドスパをプレゼントさせていただきます」と名前入りで、普段の利用内容に合わせた提案なら印象が全然違いますよね。
それは嬉しい!自分のことを覚えてくれてるって感じがしますね。そういうのが顧客管理データの活きるところなんですね。
リピート率改善の効果を数字で見る
リピート率改善の効果は数字で見ると本当にインパクトがあります。例えば月間来店客数200人、客単価5,000円の店舗で、リピート率が20%から40%に改善したとしましょう。月の売上は100万円から120万円に、年間で240万円の売上増です。しかもリピーターは新規客より広告費がかからないので、利益率はさらに高くなります。
240万円!それだけあれば新しい設備投資もできますね。リピート率って地味に見えて、すごくインパクトが大きいんですね。
さらに言えば、リピーターは口コミの源泉でもあります。何度も来てくれるお客様は、友人や家族にも勧めてくれる可能性が高い。リピート率を上げることは、結果的に新規集客にもつながるんです。
まとめ:今日から始めるリピート率改善アクション
リピート率の改善は一朝一夕ではできませんが、小さな一歩から始めることで確実に成果が出ます。まずは以下のアクションから取り組んでみてください。
- 顧客データの記録を始める:最終来店日・来店回数・利用金額の3つだけでOK
- 30日ルールのフォロー:前回来店から30日経過した顧客にメッセージを送る
- 来店3回目に特典:3回来店で「常連」になる傾向があるため、3回目来店を強く促す
- LINE公式アカウントとCRMを連携:顧客データに基づいたメッセージ配信を自動化
田辺一雄
株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。
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