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マーケティング15分

初回客を常連に変える!リピーター育成の黄金ルート設計

初回購入から3回目までが勝負。顧客心理に基づいたフォローアップのタイミングと内容で、リピート率を40%改善する方法を公開。

新規集客よりもリピーター育成が5倍効率的

初回客を常連に変えるリピーター育成の黄金ルート設計の図解初回客を常連に変えるリピーター育成の黄金ルート設計の図解

「もっとお客様を増やさなきゃ」と新規集客に力を入れる事業者は多いですが、新規顧客の獲得コストは既存顧客のリピート促進コストの5倍かかると言われています。もちろん新規獲得も大切ですが、せっかく来てくれたお客様が2回目に来てくれないのは、水をバケツに入れても穴が空いていて漏れ続けているのと同じです。まず穴を塞ぐ、つまりリピート率を上げることが最優先です。

初回来店〜3回目までの「ゴールデンタイム」

田辺さん、リピーターを増やすのが大事なのは分かるんですけど、一回来たお客様にもう一回来てもらうって、何をすればいいか分からないんですよね。

リピーター育成で最も重要なのは「タイミング」です。特に初回来店から3回目までの期間を私は「ゴールデンタイム」と呼んでいます。データ的に見ると、初回のお客様が2回目に来てくれる確率は約20〜30%。しかし2回目に来たお客様が3回目に来てくれる確率は50%以上。そして3回来たお客様はその後も継続的にリピートする確率が80%以上になるんです。

ということは、最初の3回が勝負ってことですね。3回来てくれたらほぼ常連になると。

その通りです。だから初回来店後の1〜2週間にどんなフォローをするかが、リピート率を大きく左右します。ここで何もしないと、お客様は他のお店のことを考え始めて、あなたのお店の存在を忘れてしまうんです。

黄金ルート:初回来店直後のフォロー

カフェの店員がLINEを活用してリピーター育成に取り組む様子カフェの店員がLINEを活用してリピーター育成に取り組む様子

初回来店した日にはどんなフォローをすればいいんですか?

まず来店当日にやるべきことは「LINE友だち登録の獲得」です。お会計時にLINE登録特典を案内して、友だちになっていただく。これが全てのフォローの起点になります。そして登録直後に自動応答で「ご来店ありがとうございました」メッセージと次回使えるクーポンを配信します。

次に重要なのが来店翌日のフォローメッセージです。「昨日はご来店ありがとうございました!お食事はいかがでしたか?」という一言を翌日の昼頃にLINEで自動送信します。このタイミングが重要で、来店の余韻が残っている翌日に接触することで、記憶に定着する効果があるんです。

翌日にメッセージが来たら「あ、昨日行ったお店だ」って思い出しますよね。しかも手動じゃなくて自動で送れるんですか?

ToolsBoxのシナリオ配信機能を使えば、初回来店した方だけに翌日自動で送る設定が可能です。一度設定すれば、毎日の初来店のお客様に対して自動でフォローが走ります。スタッフが個別にメッセージを送る手間はゼロです。

黄金ルート:2回目来店を促す仕掛け

翌日のフォローの後はどうするんですか?

来店から3〜5日後に「おすすめ情報」を送信します。「次回おすすめの○○」「今週の限定メニュー」など、来店したくなる情報を提供します。ここではクーポンよりも情報提供を優先することがポイントです。毎回クーポンだけ送ると「割引がないと行かない」という心理になってしまいますから。

そして来店から7〜10日後にクーポンを送信。「前回のご来店ありがとうございました。次回のご来店で使える500円OFFクーポンです。有効期限は2週間です」。ここで適度な緊急感のある有効期限を設定することで、「いつか行こう」ではなく「来週中に行こう」と思わせます。

翌日、3日後、1週間後って段階的にフォローするんですね。しつこくならないですか?

ここが大事なポイントで、毎回違う内容を送るので「しつこい」とは感じないんです。翌日はお礼、3日後は情報提供、1週間後はクーポン。メッセージの目的がそれぞれ違うので、受け取る側は自然に感じます。むしろ「このお店は丁寧だな」という好印象につながります。

黄金ルート:3回目来店で常連化を確定させる

2回目来店してくれた後はどうすればいいんですか?

2回目の来店後は「特別扱い」を始めるタイミングです。「2回もご来店いただきありがとうございます!常連様限定の情報をお届けしますね」というメッセージで、お客様自身に「自分はこのお店の常連だ」と意識させることが大事です。

そして3回目の来店を促すために、2回目来店の1週間後に「常連様限定クーポン」を配信します。一般のクーポンとは差別化して、割引率を高くしたり限定メニューへのアクセス権を付けたりします。3回目の来店が実現すれば、そのお客様のリピート率は80%以上に跳ね上がるので、ここに投資する価値は非常に大きいんです。

リピーター育成のタイムライン

初回来店から常連化までの黄金ルートを時系列で整理します。

  • 来店当日:LINE友だち登録 → 自動でお礼メッセージ+次回クーポン送信
  • 翌日:「ありがとうございました」の自動フォローメッセージ
  • 3〜5日後:おすすめ情報やコンテンツを自動配信
  • 7〜10日後:有効期限付きクーポンで2回目来店を促進
  • 2回目来店後:常連扱いメッセージ → 限定クーポンで3回目を促進
  • 3回目来店以降:VIPプログラムや優先案内で長期的な関係構築

こうやって見ると、リピーター育成って「仕組み」なんですね。気合いとか根性じゃなくて、ちゃんと設計されたシナリオがあるかどうかの違いだと。

その通りです。接客の質が素晴らしいお店でもリピート率が低いことがあるのは、フォローアップの「仕組み」がないからです。逆に言えば、このシナリオをToolsBoxで一度設定してしまえば、あとは自動で全ての初来店客にフォローが走り続けます。スタッフは目の前のお客様に集中できる環境が作れるんです。

まずはLINE登録してもらって、翌日のフォローメッセージから始めてみます。自動配信の設定ってそんなに難しくないんですよね?

はい。ToolsBoxならテンプレートから選んで少しカスタマイズするだけで設定完了です。難しいプログラミングは一切不要。最初は翌日のフォローメッセージだけでも始めてみてください。それだけで2回目のリピート率が10〜20%改善するケースは珍しくありません。小さな一歩が大きな差を生みます。

リピーター育成は「仕組み」で解決する課題です。感覚や努力に頼るのではなく、データと自動化で再現性のあるリピート促進を実現しましょう。今日来店してくれたお客様を、明日の常連にするための第一歩は、来店翌日のたった1通のフォローメッセージから始まります。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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