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マーケティング15分

1万人に1万通り!大規模パーソナライズメッセージの実現方法

AIを使わずにできる!顧客データを活用した効率的なメッセージパーソナライズで、開封率を50%向上させる実践テクニック。

一斉配信の限界を突破するパーソナライズの力

1万人に1万通りの大規模パーソナライズメッセージを実現する方法の図解1万人に1万通りの大規模パーソナライズメッセージを実現する方法の図解

同じメッセージを全員に送る一斉配信。手軽ではありますが、開封率は年々低下傾向にあります。受け取る側も「また広告か」と感じてしまい、読まずに閉じてしまうことが増えています。一方で、自分に関係のある情報、自分の名前が入ったメッセージ、自分の過去の行動に基づいた提案。こういったパーソナライズされたメッセージの開封率は、一斉配信の2〜3倍になることが分かっています。

パーソナライズ=高度なAIは必要ない

田辺さん、パーソナライズって聞くと、なんだかすごく難しいイメージがあるんですけど。大企業がAIを使ってやるやつですよね?

多くの人がそう思い込んでいるんですが、実はシンプルなルールベースのパーソナライズでも十分な効果が得られます。例えば「名前を入れる」「購入履歴に基づいて商品を推薦する」「地域に合わせた情報を送る」。これだけでも一斉配信とは全く違う反応が返ってきます。

名前を入れるだけでそんなに変わるんですか?

変わります。LINEメッセージで「お客様へ」と「倉内さんへ」では、目に留まる確率が全然違うでしょう?人は自分の名前に反応するようにできているんです。心理学では「カクテルパーティー効果」と呼ばれていますが、騒がしい場所でも自分の名前だけは聞こえる。それと同じで、大量のメッセージの中でも自分の名前が入っていると注目するんです。

セグメント配信の3つのレベル

雑貨店の店員がお客様に合わせたLINEメッセージを送信している様子雑貨店の店員がお客様に合わせたLINEメッセージを送信している様子

名前以外にはどんなパーソナライズができるんですか?

パーソナライズにはレベルがあります。レベル1は属性ベース。性別、年代、地域などで分けて配信する。例えば20代女性にはこの商品、40代男性にはこの商品、という具合です。レベル2は行動ベース。過去の購入履歴や閲覧履歴に基づいて配信する。「前回パスタソースを買った方にはこの新商品」のように。

そしてレベル3はステージベース。顧客のライフサイクルに合わせた配信です。初回購入者にはウェルカムシリーズ、常連客にはVIP特典、しばらく来ていない顧客には復帰キャンペーン。ToolsBoxではタグとセグメント機能を使って、これら3つのレベルすべてを設定できます。

タグとセグメントって、どう違うんですか?

タグは手動または自動で付与する静的なラベルです。「VIP顧客」「セミナー参加者」といった分類ですね。一方セグメントは条件に基づいて自動的にグループ化される動的なグループです。「過去30日以内に購入した人」「友だち追加から7日以内の人」のように、リアルタイムに該当者が変わります。この2つを組み合わせることで、精密な配信対象の設定ができます。

パーソナライズ配信の実践テクニック

具体的にどんなメッセージを送ればいいか、例を教えてもらえますか?

いくつか効果の高いパターンをご紹介します。まず「購入商品に関連する提案」。例えばスキンケア商品を買った方に「○○さんがお使いの化粧水に合うクリームが新発売です」と送る。次に「記念日配信」。友だち追加から1周年、最初の購入から半年、といったタイミングでお祝いメッセージと特典を送る。

さらに「行動トリガー配信」も効果的です。カートに商品を入れたまま離脱した方に「お忘れ物はありませんか?」と送ったり、しばらく来店のない方に「お元気ですか?久しぶりのご来店で使える特典をご用意しました」と送ったり。これらはすべてToolsBoxのシナリオ機能で自動化できます。

これ全部手動でやったら大変ですけど、自動化できるなら現実的ですね。一度設定すれば勝手に動いてくれるわけですから。

パーソナライズで失敗しないための注意点

パーソナライズって、やりすぎると逆に怖くないですか?「なんでそんなこと知ってるの?」みたいに。

非常に重要なポイントです。パーソナライズには「不気味の谷」があるんです。名前で呼ばれるのは嬉しいけど、「昨日○○駅の近くにいらっしゃいましたよね?」と言われたら怖い。ルールとしては、お客様自身が提供した情報の範囲内でパーソナライズすること。購入履歴やアンケート回答に基づく提案はOKですが、位置情報やブラウジング履歴の露骨な活用は避けるべきです。

もう一つの注意点は配信頻度です。パーソナライズされていても、毎日メッセージが届いたらうんざりします。週1〜2回が適切な頻度の目安です。ToolsBoxではお客様ごとの配信頻度を管理する機能もあるので、過剰配信を防ぐことができます。

まずは「名前+購入履歴」から始めよう

  • レベル1:メッセージに名前を入れるだけで開封率アップ
  • レベル2:購入履歴に基づく商品提案で反応率2〜3倍
  • レベル3:ライフサイクルに合わせた自動配信で離脱防止

いきなり全部やろうとしないで、段階的に進めればいいんですね。

その通りです。まずは次の配信から名前の差し込みと、2〜3個のセグメント分けだけ試してみてください。それだけでも反応の違いに驚くはずです。パーソナライズは完璧を目指すより、小さく始めて効果を実感しながら広げていくのが成功の秘訣です。

一斉配信の時代は終わりつつあります。「一人ひとりに合った情報を、最適なタイミングで届ける」ことができれば、同じコストでも売上は大きく変わります。パーソナライズの第一歩を、今日から始めてみてください。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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