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食事指導で客単価1.5倍!パーソナルジムの付加価値サービス導入術

トレーニングだけでは差別化できない時代の新サービス。食事管理アプリの活用から料金設定まで、導入のポイントを解説。

トレーニングだけでは選ばれない時代がやってきた

食事指導で客単価1.5倍!パーソナルジムの付加価値サービス導入術食事指導で客単価1.5倍!パーソナルジムの付加価値サービス導入術

パーソナルジムの数は年々増加し、トレーニング指導の質だけでは差別化が困難になっています。お客様のダイエットやボディメイクの成果において、トレーニングが寄与する割合は全体の30%程度、残りの70%は食事と生活習慣が占めると言われています。つまり、食事指導を取り入れないパーソナルジムは、お客様の成果の70%をサポートできていないのと同じ。食事指導は、客単価アップと顧客満足度向上の両面で、今最も注目される付加価値サービスです。

食事指導のタイプ別メリット・デメリット

田辺さん、食事指導って一口に言っても色々なやり方がありますよね。どういう形で始めるのがいいんですか?

食事指導には大きく分けて3つのタイプがあります。第一に「セッション時のアドバイス型」。トレーニングセッションの最後5分で食事の相談に乗る。追加料金なしで始められますが、深い指導はできません。第二に「毎日報告型」。お客様に毎日の食事をLINEで写真報告してもらい、トレーナーがコメントする。最も成果が出やすいですが、トレーナーの工数が大きい。第三に「週次レビュー型」。週に一度まとめて食事内容を振り返る。バランスが良く、最も導入しやすいタイプです。

毎日報告型ってすごく大変そうですね。お客様から毎日写真が来て、全部にコメントするんですか?

会員数が少ないうちは対応できますが、20名を超えると厳しくなります。そこでToolsBoxのメッセージテンプレート機能を活用するのがおすすめです。よくあるアドバイス(「タンパク質が不足しています」「炭水化物のバランスが良いですね」など)をテンプレート化しておけば、1件あたりの返信時間を大幅に短縮できます。

食事指導の料金設定と導入ステップ

食事指導のサービスは、いくらくらいで提供するのが妥当ですか?

相場としては月額5,000〜15,000円のレンジです。「セッション時アドバイス型」はトレーニング料金に含めるか+3,000円程度。「週次レビュー型」は月額5,000〜8,000円。「毎日報告型」は月額10,000〜15,000円。トレーニングの月会費が40,000円なら、食事指導をつけて55,000円。これで客単価が約1.4倍になります。

1.4倍はすごいですね。でも、お客様にとっては追加出費になりますよね。どう提案すればいいんですか?

ポイントは「トレーニングだけでは成果が出にくい」という事実をデータで示すこと。「食事指導あり」のお客様と「なし」のお客様の成果を比較したデータを見せると説得力があります。例えば「食事指導ありのお客様は平均3ヶ月で-5kg、なしのお客様は-2kg」のように。数字は嘘をつきません。

LINEを使った食事指導の実践方法

食事指導をLINEで行う際の具体的な運用フローをお伝えします。

LINE食事指導の運用フローは以下の通りです。

  • :お客様が朝食の写真をLINEで送信
  • :昼食の写真を送信
  • :夕食の写真を送信
  • トレーナー:1日分をまとめて夜または翌朝にコメント
  • 週末:1週間の総評と翌週のアドバイスを送信

お客様側も「毎食写真を撮って送る」って結構な手間ですよね。途中でやめちゃう人もいるんじゃないですか?

実際、継続率を上げるための工夫が必要です。効果的なのは「報告しないことを叱る」のではなく「報告したことを褒める」スタンスを徹底すること。また、報告がない日にToolsBoxの自動メッセージで「今日のお食事はいかがでしたか?一言でも大丈夫ですよ」とリマインドを送ると、途切れにくくなります。

自動リマインドはいいですね。トレーナーが手動で「報告まだですか?」って送ると、なんか監視されてるみたいで嫌ですもんね。

まさにその通り。システムからの穏やかなリマインドと、トレーナーからの温かい褒めのコメントを使い分けるのがポイントです。リマインドはToolsBoxに任せて、トレーナーは「おっ、昨日のサラダ良い組み合わせですね!」のような人間味のあるコメントに集中する。

栄養学の知識がないトレーナーでもできる食事指導

でもトレーナーさんって、全員が栄養学の専門知識を持ってるわけじゃないですよね。食事指導を始めたいけど自信がないという方はどうすればいいんですか?

栄養士の資格がなくても基本的な食事指導は十分にできます。大切なのは「何を食べるべきか」を教えることではなく、「お客様の食事を一緒に見直す」というスタンス。PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)の基本を理解し、お客様の目標に合わせて「もう少しタンパク質を増やしてみましょう」「揚げ物を焼き物に替えてみましょう」程度のアドバイスから始めれば大丈夫です。

ただし、医療に関わる指導や具体的なカロリー計算などの専門的な領域に踏み込む場合は、管理栄養士との提携を検討してください。外部の管理栄養士と業務委託契約を結び、月1回の食事カウンセリングをオプションで提供するモデルも効果的です。

食事指導を定着させるための仕掛け

食事指導を始めた最初の1ヶ月は頑張れても、2ヶ月目からマンネリ化しそうですよね。長続きさせるコツはありますか?

マンネリ化を防ぐ方法は3つあります。第一に、月ごとのテーマを設定する。1ヶ月目は「タンパク質を意識する月」、2ヶ月目は「野菜を増やす月」のように。第二に、「チートデイ」を設計する。週に1回は好きなものを食べてOKとすることで、ストレスなく継続できる。第三に、成果の見える化。月1回の体組成測定結果と食事の改善ポイントをLINEで送信し、努力が数字に表れていることを実感してもらう。

月ごとのテーマを変えるのは新鮮さが出ていいですね。ToolsBoxのシナリオ配信を使えば、月初にテーマの紹介メッセージを自動送信とかもできますよね?

はい、できます。毎月1日に自動でテーマ紹介のメッセージを送り、月末には振り返りメッセージを送る。こうした「仕組み化」がトレーナーの負担を減らしながら、サービス品質を維持する鍵です。

まとめ:食事指導は「最もコスパの良い付加価値」

食事指導の導入は、客単価1.5倍の増加、お客様の成果向上、競合との差別化という三拍子揃った施策です。まずは「週次レビュー型」から小さく始めて、LINEとToolsBoxで運用を効率化することで、トレーナーの負担を増やさずにサービス品質を高められます。食事とトレーニングの両輪でお客様の成果を最大化する──それがこれからのパーソナルジムに求められる姿です。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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