顧客の行動が丸わかり!カスタマージャーニー可視化ツール5選
LINE拡張ツールのジャーニー分析機能を比較!行動履歴、滞在時間、離脱ポイントなど、ツールL・ツールE含む各ツールの可視化機能を解説。
「なぜ買わないのか」を理解する鍵──カスタマージャーニーの可視化
顧客の行動が丸わかりになるカスタマージャーニー可視化ツール5選の解説図
LINE公式アカウントで友だちが増え、メッセージを配信して、クリックもそこそこ──なのに購入や予約につながらない。そんなときに必要なのが、顧客がどのような経路をたどって最終的なアクション(購入・予約・問い合わせ)に至るのかを可視化する「カスタマージャーニー分析」です。
どの段階で離脱しているのか、何がきっかけでアクションを起こすのかを把握できれば、改善すべきポイントが明確になります。本記事では、LINE拡張ツールのカスタマージャーニー可視化機能を比較し、データに基づいた改善手法を解説します。
カスタマージャーニーとは何か
田辺さん、カスタマージャーニーって言葉はよく聞きますけど、LINE運用においては具体的にどういうものなんですか?
簡単に言うと、「友だち追加から購入・予約に至るまでの顧客の行動経路」のことです。例えばある顧客が友だち追加 → ウェルカムメッセージ開封 → リッチメニュータップ → フォーム回答 → キャンペーン配信クリック → 購入、という流れを辿ったとします。これがこの顧客のカスタマージャーニーです。
それを把握すると何が嬉しいんですか?
大きく2つあります。1つ目は「ボトルネックの発見」。100人が友だち追加して、80人がウェルカムメッセージを開封して、でもリッチメニューをタップしたのは20人──このデータがあれば「ウェルカムメッセージからリッチメニューへの誘導に問題がある」とわかります。2つ目は「成功パターンの特定」。購入に至った顧客の共通行動パターンを分析すれば、その行動を促す施策を強化できます。
分析に必要なデータの種類
ジャーニーを分析するには、具体的にどんなデータが必要なんですか?
6種類のデータが必要です。メッセージの開封・クリック履歴、リッチメニューのタップ履歴、フォームの回答履歴、シナリオの進行状況、タグの付与履歴、そして外部アクション(購入・予約)の記録。これらを時系列で並べて可視化できるかどうかが、ツールの分析力を決めます。
全部のデータを一元管理しないと正確なジャーニーは見えないんですね。バラバラのツールで管理していたら難しそう。
その通りです。データが一箇所に集約されていることがカスタマージャーニー分析の大前提です。配信ツール、フォームツール、分析ツールがそれぞれ別だと、データの統合作業だけで膨大な手間がかかります。
主要ツールのジャーニー分析機能を比較
ツールLやツールEにはカスタマージャーニーの分析機能はあるんですか?
ツールLは個別の顧客の行動履歴を時系列で確認する機能があります。メッセージの開封、リンクのクリック、フォームの回答などが履歴として記録されます。ただし、顧客全体のジャーニーをファネル形式で可視化する機能は限定的です。個別の顧客は追えるけれど、全体の傾向を把握するのは手動集計が必要になります。
ツールEはどうですか?
ツールEは配信の効果測定としてメッセージごとの開封率・クリック率のレポートは出せます。ただし顧客単位の行動履歴の時系列表示や、ファネル分析には対応していないですね。「配信→クリック」の単純な効果測定は得意ですが、複数ステップにまたがるジャーニー分析は弱い部分です。
個別の配信の効果は分かっても、顧客がどういう流れで動いているかの全体像はつかめないんですね。
ToolsBoxのジャーニー可視化──ファネル分析+個別トラッキング
ToolsBoxでは2つのレイヤーでカスタマージャーニーを分析できます。1つ目は「マクロ分析」──全顧客のジャーニーをファネル形式で可視化します。友だち追加 → 初回反応 → フォーム回答 → 購入/予約、という各ステップの通過率が一目で分かる。どこで離脱が多いかが視覚的に把握できます。
ファネルのどこが細くなっているかを見れば、改善ポイントが明確になりますね。
その通りです。2つ目は「ミクロ分析」──個別の顧客の行動履歴を時系列で表示します。「この顧客は友だち追加の2日後にリッチメニューをタップして、5日後にフォームに回答して、配信クーポンを使って購入した」という流れが一目で分かる。VIP顧客がどんな行動パターンを持っているかを分析すれば、他の顧客にも同じ体験を提供する施策を立てられます。
マクロで全体の傾向を掴んで、ミクロで成功パターンを深掘りする。この2つの組み合わせが大事なんですね。
まさにそうです。しかもToolsBoxでは、ファネルの離脱ポイントに対して「改善提案」をAIが自動生成する機能も開発しています。例えば「フォーム回答からの離脱が多い」と検出されたら、「フォームの質問数を減らすか、途中保存機能を追加しましょう」といった具体的な改善案が提示されます。
まとめ:カスタマージャーニー分析で確認すべきポイント
- ジャーニー分析は「なぜ買わないのか」を明らかにする:離脱ポイントの特定が改善の出発点
- 6種類のデータを一元管理:開封・クリック・タップ・フォーム・タグ・外部アクション
- マクロ分析とミクロ分析の両方が必要:全体の傾向把握と個別の成功パターン深掘り
- ファネル形式の可視化:各ステップの通過率を視覚的に把握できるかが重要
- データの一元管理が前提:バラバラのツールではジャーニー分析は困難
田辺一雄
株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。
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