LINE公式アカウントの名前を変更する方法|未認証・認証済み別の手順と失敗しないコツ
LINE公式アカウント名の変更方法を未認証・認証済み別にステップ形式で解説。7日間の変更制限や20文字ルール、検索されやすい名前のつけ方まで、実務で押さえておきたいポイントを網羅しています。
LINE公式アカウントの名前は変更できる?基本ルールを押さえよう
店舗名の変更、リブランディング、業態の転換――LINE公式アカウントの名前を変えたいと思うタイミングは、意外と多くあります。しかし、いざ変更しようとすると「認証済みだと変えられないの?」「変更したら友だちに通知は届く?」「何文字まで入れられる?」といった疑問が次々と出てくるものです。
結論から言えば、未認証アカウントであれば管理画面から数分で変更可能です。一方、認証済みアカウントは原則として名前変更ができず、社名やサービス名が変わった場合に限り再審査という形で申請できます。
この記事では、名前変更の具体的な手順から、変更前に知っておくべき制限事項、そして「検索されやすい名前のつけ方」まで、実務で必要な情報をすべて解説します。
LINE Official Account Managerからアカウント名を変更する
名前変更前に確認すべき3つのルール
田辺さん、最近「お店の名前が変わったからLINEの名前も変えたい」というご相談をよくいただくんですが、変更する前に知っておくべきルールってありますか?
はい、まずは3つの基本ルールを押さえておきましょう。これを知らないまま進めると、思わぬトラブルになることがあります。
ルール1:変更後7日間は再変更できない
LINE公式アカウントの名前を一度変更すると、次の変更までに7日間のクールダウン期間があります。「とりあえず仮の名前にしておこう」と安易に変更すると、本来つけたかった名前にすぐには戻せません。
7日間って結構長いですよね。キャンペーン名を一時的に入れたい、なんてケースは注意が必要ですね。
そうなんです。特にセール期間中だけ名前を変えるような運用は、元に戻せなくなるリスクがあるのでおすすめしません。名前はブランドの顔ですから、変更は「確定してから」が鉄則です。
ルール2:文字数は20文字以内
アカウント名に設定できるのは20文字以内です。ただ、実際にはもっと短くすることをおすすめします。というのも、LINEアプリの友だちリストに表示される際、端末によっては12〜15文字程度で後ろが「…」と省略されるからです。
つまり、大事な情報はなるべく先頭に持ってきたほうがいいということですね。
そのとおりです。「渋谷駅前の美味しいイタリアン レストランBella」のような長い名前だと、友だちリストでは「渋谷駅前の美味しいイタリ…」としか見えません。店名やブランド名を先頭に置くのが基本です。
ルール3:未認証と認証済みで手順が異なる
ここが最も重要なポイントです。LINE公式アカウントには「未認証アカウント(グレーバッジ)」と「認証済みアカウント(青バッジ)」の2種類があって、名前変更の方法がまったく違います。未認証アカウントは管理画面から自分ですぐに変更できます。一方、認証済みアカウントは原則として名前変更ができません。社名やサービス名が正式に変わった場合に限り、LINEヤフー社に問い合わせて再審査を受ける必要があります。
【未認証アカウント】名前変更の具体的手順
まず、未認証アカウント(グレーバッジ)の名前変更手順を解説します。PCでもスマホでも操作可能ですが、ここではPC版のLINE Official Account Managerを基準に説明します。
ステップ1:LINE Official Account Managerにログインする
ブラウザでLINE Official Account Managerにアクセスし、ログインしてください。複数のアカウントを管理している場合は、名前を変更したいアカウントを選択します。
ステップ2:設定画面を開く
画面右上にある「設定」をクリックします。スマホアプリの場合は、ホーム画面下部の「設定」タブから進みます。
ステップ3:アカウント名を編集する
設定画面の「アカウント設定」セクションに現在のアカウント名が表示されています。その横にある鉛筆アイコン(編集ボタン)をクリックしてください。
ステップ4:新しい名前を入力して保存する
入力欄が表示されたら、新しいアカウント名を入力し、「保存」をクリックします。これで変更は即時反映されます。友だちリストにもすぐに新しい名前が表示されるようになります。
本当にシンプルですね!4ステップで完了するなら、操作に不安がある方でも安心です。
はい。ただし、先ほどお伝えしたとおり保存した瞬間から7日間は再変更できなくなります。誤字がないか、保存前に必ずダブルチェックしてくださいね。
スマホアプリからの変更手順
LINE公式アカウントのスマホアプリ(iOS / Android)からも名前変更は可能です。手順は以下のとおりです。
- アプリを開き、変更したいアカウントを選択
- 画面下部の「設定」タブをタップ
- 「アカウント」をタップ
- アカウント名の横にある編集ボタンをタップ
- 新しい名前を入力し、「保存」をタップ
PC版と同じく、保存後は即時反映されます。外出先からでも変更できるのは便利ですが、スマホの小さな画面では誤字に気づきにくいため、可能であればPC版での操作をおすすめします。
【認証済みアカウント】名前変更の制限と再審査の手順
認証済みアカウント(青バッジ)の場合はどうなるんですか?管理画面から変えられないんですよね?
はい、認証済みアカウントの名前変更は管理画面からは行えません。認証済みアカウントの名前は、LINE側の審査を通過した「公式な名称」として扱われているためです。
再審査が認められるケース
ただし、以下のような正当な理由がある場合は、再審査という形で名前変更を申請できます。
- 会社名(商号)の変更:合併・買収・社名変更などで法人名が変わった場合
- 店舗名・屋号の変更:リブランディングにより店舗名やサービス名が正式に変わった場合
- サービス名の変更:提供サービスの名称が公式に変更された場合
「使い方を変えたいから名前も変えたい」というのはダメなんですか?
はい、それは認められません。LINEヤフーの公式ガイドラインによると、「LINE公式アカウントの活用方法の変更に伴う名称変更」は再審査の対象外です。あくまで、アカウント名が指し示す対象(企業・店舗・サービス)そのものの名称が変わった場合のみ対応してもらえます。
再審査の申請手順
- LINEヤフーの問い合わせフォームにアクセス:LINE for Businessサイトの問い合わせページから申請
- 変更理由と根拠資料を提出:公式Webサイトやプレスリリース、登記簿謄本など、名称変更が客観的に確認できる資料を添付
- 審査結果を待つ:審査には通常1〜2週間程度かかります
提出資料はしっかり準備することが大切です。公式サイトに新しい名称を掲載している、プレスリリースを出している、SNSでも新名称を使っている、といった「第三者が見ても名称が変わったことがわかる状態」にしてから申請するのがポイントです。
認証済みアカウントの名前変更は再審査が必要
名前変更時にやるべき事前準備チェックリスト
名前変更は技術的にはシンプルな操作ですが、運用面ではさまざまな影響があります。変更前に以下の項目を確認しておきましょう。
1. 友だちへの事前告知メッセージを送る
これが最も重要な準備です。名前変更時にLINEから友だちへ自動通知は一切届きません。突然知らない名前のアカウントがトークリストに現れたら、「スパムかも」と思ってブロックされるリスクがあります。
確かに、見覚えのない名前が出てきたら私もブロックしちゃうかもしれません。どんなメッセージを送ればいいですか?
おすすめは変更の3日前と当日の2回に分けて送ること。例えばこんなメッセージです。
【3日前の予告メッセージ例】
「いつもご利用ありがとうございます。◯月◯日より、当アカウントの名前が【旧名前】から【新名前】に変わります。引き続きお得な情報をお届けしますので、今後ともよろしくお願いいたします。」
【変更当日のお知らせ例】
「本日より、アカウント名が【新名前】に変わりました。これまでと同じアカウントですので、ご安心ください。」
2. QRコード・URLは変わらないことを確認する
安心してほしいのが、名前を変更してもQRコードや友だち追加URL、プレミアムIDは一切変わりません。すでにチラシや名刺に印刷しているQRコードも、そのまま使い続けられます。
3. リッチメニューやあいさつメッセージを見直す
あいさつメッセージやリッチメニューの中に旧名称を使っていないか確認しましょう。「〇〇へようこそ!」といったメッセージに古い名前が残っていると、ユーザーに違和感を与えます。
検索されやすいアカウント名のつけ方【5つのベストプラクティス】
名前を変えるなら、せっかくだから検索されやすい名前にしたいですよね。何かコツはありますか?
はい、いくつかの原則があります。ただし前提として、LINEアプリ内の検索で表示されるのは認証済みアカウントのみです。未認証アカウントはID検索やQRコードからしか友だち追加できないので、その点は理解しておきましょう。
1. ブランド名・店舗名はそのまま使う
最も大切なのは、ユーザーが検索するであろう名前をそのまま使うことです。正式な店舗名やブランド名が一番検索されやすいです。「おしゃれカフェ☆渋谷」のように装飾を加えるよりも、「Café Bella 渋谷店」のほうがずっと見つけてもらいやすくなります。
2. 文字数は12文字以内を目安にする
友だちリストでは長い名前は省略されます。12文字以内に収めるのが理想です。どうしても長くなる場合は、最も重要なキーワードを先頭に置きましょう。
3. 地域名はステータスメッセージに入れる
地域密着型のビジネスなら地域名は有効ですが、アカウント名に地域名を入れるよりも、ステータスメッセージやプロフィール欄に記載するほうがおすすめです。アカウント名はシンプルに保ち、補足情報はステータスメッセージに「渋谷駅徒歩3分のヘアサロン」のように書くのがベストです。
4. 他のSNSと名前を統一する
Instagram、X(旧Twitter)、Googleマップなど、他のプラットフォームで使っている名称と統一しましょう。名前がバラバラだと、ユーザーが「本当に同じお店?」と混乱します。
5. 記号や絵文字の使いすぎに注意する
★や♪、絵文字を名前に入れたくなる気持ちはわかりますが、検索のノイズになる可能性があります。また、認証済みアカウントへの申請時に「過度な装飾的表現」として不利になることもあります。
よくある質問(FAQ)
Q. 名前を変更したら友だちは解除されますか?
いいえ、名前変更で友だちが解除されることはありません。友だちリストに表示される名前が変わるだけで、トーク履歴もそのまま残ります。
Q. トーク履歴の名前も変わりますか?
はい、過去のトーク履歴に表示される名前も新しい名前に変わります。友だち側から見ると、過去のメッセージも新しいアカウント名で表示されるようになります。
Q. 名前変更に費用はかかりますか?
名前変更に費用は一切かかりません。未認証アカウントの管理画面からの変更も、認証済みアカウントの再審査も無料です。
Q. プレミアムID(有料ID)も一緒に変更できますか?
いいえ、アカウント名とプレミアムIDは別物です。プレミアムIDは一度取得すると変更できません。名前変更とは独立した操作なので、混同しないようにしましょう。
Q. 名前変更のベストなタイミングはいつですか?
配信が少ない曜日・時間帯に行うのがおすすめです。事前告知→名前変更→変更後の挨拶、という流れを数日かけて段階的に進めるのがベストです。
まとめ:LINE公式アカウントの名前変更で押さえるべきポイント
最後に、この記事で解説した内容を整理します。
- 未認証アカウントは「設定」→「アカウント名」の編集ボタンから即時変更可能
- 認証済みアカウントは原則変更不可。社名・サービス名変更時のみ再審査で対応
- 変更後7日間は再変更できないため、誤字がないか保存前に確認
- 文字数は20文字以内(実用上は12文字以内推奨)
- 名前変更で友だち解除・QRコード変更は起きない
- 変更前に友だちへの事前告知メッセージを必ず送る
- 検索されやすい名前はシンプル・ブランド名重視・他SNSと統一が基本
- あいさつメッセージやリッチメニューの旧名称も忘れずに更新する
名前の変更自体は簡単ですが、友だちの信頼を損なわないためには「準備」と「告知」が欠かせません。この記事のチェックリストを活用して、スムーズな名前変更を実現してください。
田辺一雄
株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。
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