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LINE活用の基本8分

LINE自動応答メッセージの設定方法を完全解説|業種別の例文テンプレート付き

LINE公式アカウントの自動応答メッセージ(応答メッセージ)の設定方法をわかりやすく解説。キーワード応答・一律応答の使い分け、飲食店・美容室・クリニックなど業種別の応答例文テンプレート、チャットモードとの併用設定まで網羅しています。

LINE公式アカウントの自動応答、正しく設定できていますか?

LINE公式アカウントには、お客様からのメッセージに自動で返信できる「応答メッセージ」という機能があります。営業時間外の問い合わせ対応、よくある質問への自動回答、予約導線の案内など、設定するだけで24時間365日の顧客対応が可能になる非常に便利な機能です。

しかし実際には、「設定方法がよくわからない」「一律応答とキーワード応答の違いがわからない」「どんなメッセージを返せばいいのか思いつかない」という声が少なくありません。

この記事では、LINE公式アカウントの応答メッセージの基本の仕組みから、具体的な設定手順、業種別のテンプレート例文まで、実務で使える情報をまとめてお届けします。

LINE公式アカウントの自動応答メッセージ設定画面LINE公式アカウントの応答メッセージ設定画面

そもそも「応答メッセージ」とは何か

田辺さん、LINE公式アカウントの「自動応答」ってよく聞きますけど、具体的にはどういう機能なんですか?

LINE公式アカウントの「応答メッセージ」は、友だちからメッセージが届いたときに、事前に設定した内容で自動的に返信する機能です。人が操作しなくても、LINEが代わりに返信してくれるイメージですね。

お店が閉まっている時間でも返信してくれるということですか?

その通りです。お客様が夜中に「営業時間教えて」とメッセージを送ってきても、設定さえしておけば即座に自動で回答できます。問い合わせへの返信が遅れて、お客様が他店に流れてしまう——そんな機会損失を防ぐことができるんです。

応答メッセージの2つのタイプ

応答メッセージには2つのタイプがあります。それぞれの特徴を理解して使い分けることが重要です。

  • 一律応答:友だちからどんなメッセージが来ても、同じ内容を返信する。キーワードの設定は不要で、すべてのメッセージに対して同じ応答を返す
  • キーワード応答:友だちのメッセージが事前に設定した「キーワード」と一致した場合にのみ、対応するメッセージを返信する。キーワードごとに異なる応答内容を設定できる

キーワード応答のほうが便利そうですね。

はい。ただし注意点があって、LINE公式アカウントのキーワード応答は「完全一致」が基本です。例えば「営業時間」とキーワードを設定した場合、「営業時間を教えて」と送られても反応しません。「営業時間」とだけ送られた場合にのみ自動返信されるんです。

それは少し不便ですね…。

そうなんです。だから実運用ではキーワードのバリエーションを複数登録しておくのがコツです。「営業時間」「営業」「時間」「何時まで」「開店時間」「閉店時間」など、お客様が送りそうな言葉を複数登録しておけばカバーできます。

AI応答メッセージは2023年に終了済み

以前のLINE公式アカウントには、AIがメッセージ内容を判断して自動返信する「AI応答メッセージ」(旧称:スマートチャット)という機能がありました。しかし、この機能は2023年11月に提供終了しています。

現在、LINE公式アカウントで使える自動返信機能は「応答メッセージ」と「あいさつメッセージ」の2つです。より高度なAI自動応答を行いたい場合は、外部の自動化ツールやチャットボットサービスとの連携が必要になります。

応答メッセージの設定手順(図解)

ここからは、LINE公式アカウントの応答メッセージを実際に設定する手順を解説します。

ステップ1:応答設定を確認する

まず、応答メッセージが有効になっているかを確認します。

  • LINE Official Account Manager(管理画面)にログイン
  • 画面右上の「設定」をクリック
  • 左メニューの「応答設定」をクリック
  • 「応答メッセージ」が「オン」になっていることを確認

ここで重要なのが、チャット機能との関係です。チャット(手動で返信する機能)を使っている場合は、応答方法を「手動チャット+応答メッセージ」に設定してください。そうしないと応答メッセージが動作しません。

ステップ2:応答メッセージを作成する

  • 管理画面ホームから「自動応答メッセージ」→「応答メッセージ」を選択
  • 「作成」ボタンをクリック
  • 以下の項目を設定する

【設定項目の詳細】

  • タイトル:管理用の名前(ユーザーには表示されない)。「営業時間案内」「予約導線」など、用途がわかる名前にする
  • ステータス:「オン」で有効化、「オフ」で無効化
  • スケジュール:特定の期間・曜日・時間帯だけ応答する場合に設定。常時動作させる場合は設定不要
  • キーワード:「キーワード応答」にする場合はオンにして、反応するキーワードを入力(複数登録可能)
  • メッセージ内容:テキスト、画像、リッチメッセージ、クーポンなどを設定

ステップ3:テスト送信で動作確認する

設定したら、ちゃんと動くか確認したほうがいいですよね?

必ず確認してください。自分のスマホから、LINE公式アカウントに友だちとしてメッセージを送ってみましょう。キーワード応答なら、設定したキーワードを正確に入力して送信し、期待通りの返信が来るかをチェックします。

意外と多いのが、キーワードに余分なスペースが入っていたり、半角全角が違っていたりするケースです。テスト送信で不具合を見つけたら、管理画面でキーワードを修正しましょう。

LINE公式アカウントの応答メッセージ作成画面応答メッセージの作成画面。キーワードと返信内容を設定する

チャットモードと応答メッセージの使い分け

LINE公式アカウントには、お客様への返信方法として「チャット(手動返信)」と「応答メッセージ(自動返信)」の2つがあります。この2つの使い分けを理解しておくことが、効果的な運用の鍵です。

3つの応答設定パターン

応答設定では、以下の3パターンを選択できます。

  • 応答メッセージのみ(Botモード):チャットをオフにして、すべてのメッセージに応答メッセージで対応する。スタッフが返信する余裕がないアカウント、完全自動化したい場合向け
  • 手動チャットのみ:チャットをオンにして応答メッセージをオフにする。すべてのメッセージに手動で返信する運用。少人数の顧客対応向け
  • 手動チャット+応答メッセージ(併用モード):チャットをオンにして応答メッセージもオンにする。最も柔軟な運用が可能で、多くの事業者におすすめ

併用モードの活用方法

「手動チャット+応答メッセージ」の併用モードって、具体的にどう使い分けるんですか?

併用モードでは、キーワードに一致するメッセージには自動で応答メッセージが返信し、一致しないメッセージはチャットに届くので手動で返信する、という運用ができます。

さらに便利なのが「スケジュール設定」です。例えば営業時間内は手動チャットで丁寧に対応し、営業時間外は応答メッセージに切り替えるという運用ができるんです。

営業時間外だけ自動返信にするということですか。それはお客様にとっても安心ですね。

はい。営業時間外に一律応答で「お問い合わせありがとうございます。営業時間は○時〜○時です。翌営業日に改めてご返信いたします」と返しておくだけでも、お客様は「メッセージが届いたんだな」と安心できます。返信がゼロの状態が一番不安を与えるので、自動でも何かしら返すことが大切です。

業種別の応答メッセージ設定例

ここからは、業種ごとに具体的な応答メッセージのテンプレート例をご紹介します。そのままコピーして使える内容にしていますので、自店舗の情報に書き換えてお使いください。

飲食店の応答メッセージ例

キーワード:「営業時間」「何時まで」「営業」「時間」

返信メッセージ例:

「お問い合わせありがとうございます🍽
当店の営業時間は下記の通りです。

🕐 ランチ 11:30〜14:00(L.O. 13:30)
🕐 ディナー 17:30〜22:00(L.O. 21:30)
📅 定休日:毎週月曜日

ご予約はこちらから👇
https://〇〇〇〇〇」

キーワード:「予約」「席」「空き」

返信メッセージ例:

「ご予約のお問い合わせありがとうございます🙏

ご予約方法は2つございます。
① このLINEトークで直接ご連絡(ご希望日・人数・お時間をお送りください)
② Web予約ページから👇
https://〇〇〇〇〇

※ 4名様以上のご予約・コース料理のご予約はLINEにてご相談ください。」

キーワード:「メニュー」「料金」「値段」

返信メッセージ例:

「メニューのお問い合わせありがとうございます😊

最新メニューはこちらからご覧いただけます👇
https://〇〇〇〇〇

🌟 今月のおすすめ
・季節の前菜盛り合わせ ¥1,200
・本日の鮮魚カルパッチョ ¥1,500
・シェフ特製パスタ ¥1,400」

美容室・サロンの応答メッセージ例

キーワード:「予約」「空き」「予約したい」

返信メッセージ例:

「ご予約のお問い合わせありがとうございます💇‍♀️

ご予約はWeb予約が便利です👇
https://〇〇〇〇〇

📱 24時間いつでもご予約いただけます。
ご希望の日時・担当者・メニューをお選びください。

※ 初めてのお客様は「初回限定クーポン」もございます。
担当のご希望などありましたら、このトークでお気軽にどうぞ😊」

キーワード:「料金」「メニュー」「値段」「カット」

返信メッセージ例:

「メニュー・料金のお問い合わせありがとうございます✨

【主なメニュー】
✂ カット ¥5,500〜
🎨 カラー ¥7,700〜
💫 パーマ ¥8,800〜
💆 トリートメント ¥3,300〜

詳しい料金表はこちら👇
https://〇〇〇〇〇

髪のお悩みやなりたいスタイルがありましたら、お気軽にご相談ください😊」

キーワード:「駐車場」「アクセス」「行き方」「場所」

返信メッセージ例:

「アクセス情報のお問い合わせありがとうございます📍

〒000-0000 〇〇県〇〇市〇〇1-2-3
〇〇駅 北口より徒歩3分

🚗 駐車場:3台完備(無料)
📍 Googleマップ👇
https://maps.google.com/〇〇〇

迷われた際はお電話ください📞 000-0000-0000」

クリニック・歯科医院の応答メッセージ例

キーワード:「予約」「診察」「受診」

返信メッセージ例:

「お問い合わせありがとうございます🏥

ご予約はWeb予約システムが便利です👇
https://〇〇〇〇〇

【診察時間】
月〜金 9:00〜12:30 / 14:30〜18:00
土曜日 9:00〜13:00
休診日:日曜・祝日・木曜午後

※ 急な痛みなど緊急の場合は、お電話でご連絡ください。
📞 000-000-0000」

キーワード:「初診」「初めて」「はじめて」

返信メッセージ例:

「初めてのご来院ありがとうございます😊

初診の方は、以下をご持参ください。
✅ 健康保険証
✅ お薬手帳(お持ちの方)
✅ 紹介状(お持ちの方)

📋 事前にWeb問診票にご回答いただくと、待ち時間が短くなります👇
https://〇〇〇〇〇

ご予約はこちらから👇
https://〇〇〇〇〇」

小売店・ECショップの応答メッセージ例

キーワード:「送料」「配送」「届くまで」

返信メッセージ例:

「配送についてのお問い合わせありがとうございます📦

【送料】
・5,000円以上のご注文:送料無料
・5,000円未満のご注文:全国一律 600円

【配送日数】
ご注文から2〜3営業日で発送いたします。
※ 在庫状況により前後する場合がございます。

ご注文状況の確認は、注文番号をこのトークにお送りください。」

キーワード:「返品」「交換」「サイズ」

返信メッセージ例:

「返品・交換についてのお問い合わせありがとうございます。

【返品・交換の条件】
・商品到着後7日以内
・未使用・タグ付きの状態
・お客様都合の場合は返送料をご負担ください

詳しい手順はこちら👇
https://〇〇〇〇〇

具体的なご相談は、このトークでお気軽にお知らせください😊」

応答メッセージの効果を最大化する5つのコツ

田辺さん、応答メッセージを設定するだけでなく、より効果を高めるためのポイントってありますか?

もちろんあります。設定するだけで終わりにせず、5つのコツを意識するとぐっと効果が上がりますよ。

コツ1:キーワードは「お客様目線」で複数登録する

先ほどもお伝えしましたが、キーワードは完全一致でしか反応しません。だからこそ、お客様が実際に送りそうな言葉をたくさん登録しておくことが大切です。「予約」だけでなく「予約したい」「空いてますか」「空き状況」なども登録しておきましょう。

コツ2:応答メッセージは200文字以内に収める

LINEはスマホで読むものです。長文は読まれません。要点を端的に伝えて、詳しい情報はリンクで案内するのがベストです。

コツ3:必ず「次のアクション」を入れる

応答メッセージに「予約はこちら」「詳しくはこちら」のようなURLやアクション導線を入れることで、問い合わせから次のステップ(予約・購入・来店)への転換率が大きく変わります。

コツ4:リッチメニューと組み合わせる

リッチメニューとの連携もできるんですか?

はい。リッチメニューのボタンに「テキスト送信」のアクションを設定しておけば、ボタンをタップした瞬間にキーワードが自動送信され、応答メッセージが返ってくる仕組みを作れます。お客様はメニューをタップするだけで必要な情報を受け取れるので、とても便利です。

なるほど、リッチメニューが「自動案内の入口」になるわけですね!

コツ5:定期的に内容を見直す

営業時間の変更、メニューの改定、新サービスの追加など、ビジネスの変化に応じて応答メッセージも更新してください。古い情報が返信されるのは、返信しないよりも印象が悪いこともあります。月1回は内容を見直す習慣をつけましょう。

応答メッセージの注意点と限界

応答メッセージは便利な機能ですが、万能ではありません。事前に限界を理解しておくことで、トラブルを防ぐことができます。

完全一致しか反応しない

何度もお伝えしていますが、これが最大の制約です。「メニュー見たい」「メニューください」とお客様が送っても、キーワードが「メニュー」だけでは反応しません。バリエーション登録で対応するか、一律応答と組み合わせて対策しましょう。

画像やスタンプには反応しない

応答メッセージが反応するのはテキストメッセージのみです。お客様が画像やスタンプを送った場合、キーワード応答は反応せず、一律応答が設定されていればそちらが返ります。

複雑な会話の分岐はできない

「予約→日時選択→人数入力→確定」のような複数ステップの会話フローは、LINE公式アカウントの標準機能だけでは実現できません。そうした高度な自動応答を行いたい場合は、ToolsBoxのようなLINE自動化ツールの活用を検討してください。ToolsBoxではシナリオ機能による複数ステップの自動対話や、部分一致・類似キーワードへの応答にも対応しています。

よくある質問

Q. 応答メッセージは通数(メッセージ配信数)にカウントされますか?

いいえ、応答メッセージは通数にカウントされません。無料プラン(コミュニケーションプラン)の月200通制限にも影響しないため、何回返信しても追加費用はかかりません。

Q. 応答メッセージとチャットは同時に使えますか?

はい、使えます。応答設定で「手動チャット+応答メッセージ」を選択してください。キーワードに一致するメッセージには自動返信が行われ、一致しないメッセージはチャットで手動対応する運用ができます。

Q. 応答メッセージを時間帯で切り替えることはできますか?

はい、応答メッセージの作成時に「スケジュール」を設定することで、特定の曜日・時間帯だけ有効な応答メッセージを作成できます。営業時間内用と営業時間外用で別々のメッセージを設定するのがおすすめです。

Q. キーワード応答の登録数に上限はありますか?

応答メッセージの作成件数自体に上限はありませんが、実用上は50〜100件程度にまとめるのが管理しやすいでしょう。キーワードの重複がないように注意してください。

Q. 1つのキーワードに複数の応答メッセージを設定するとどうなりますか?

複数の応答メッセージが同じキーワードで設定されている場合、いずれか1つがランダムに返信されます。あえて複数パターンを用意して、返信にバリエーションを持たせるという使い方も可能です。

まとめ:自動応答メッセージ設定のチェックリスト

LINE公式アカウントの応答メッセージを効果的に活用するためのポイントを整理します。

  • 応答設定で「応答メッセージ」をオンにする。チャット併用なら「手動チャット+応答メッセージ」を選択
  • 一律応答で営業時間外の自動返信を設定し、問い合わせの取りこぼしを防ぐ
  • キーワード応答でFAQ対応を自動化。「営業時間」「予約」「メニュー」「アクセス」は最低限設定する
  • キーワードはお客様が実際に使いそうな言葉で複数登録する
  • 返信メッセージには必ず「次のアクション」(予約URL、電話番号など)を含める
  • リッチメニューと組み合わせて、タップだけで情報を受け取れる導線を作る
  • 月1回は内容を見直し、情報の鮮度を保つ

応答メッセージを正しく設定するだけで、24時間の自動対応体制が実現します。まずは「営業時間」「予約」の2つのキーワードから始めてみてください。設定は5分で完了しますし、それだけでも問い合わせ対応の負担は大きく軽減されるはずです。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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