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LINE活用の基本8分

LINE公式アカウントの削除と再開設で知っておくべき注意点

LINE公式アカウントを削除する前に必ず確認すべきポイント。データのバックアップから再開設時の注意事項まで詳しく解説します。

アカウント削除は「取り消せない」最終手段

LINE公式アカウント削除前の事前チェックリストの図解LINE公式アカウント削除前の事前チェックリストの図解

LINE公式アカウントを運用していると、「もう使っていないからアカウントを削除したい」「最初からやり直したいので一度削除して新しく作りたい」という場面が出てくることがあります。しかしアカウントの削除は取り消しができない操作であり、安易に実行すると大きな損失につながります。

今回は田辺と倉内が、削除前に知っておくべき注意点と、再開設を検討する場合の正しい進め方を解説します。

削除するとどうなる?失われるもの一覧

田辺さん、アカウントを削除すると具体的に何がなくなるんですか?

これは本当に重要なポイントなので、しっかり理解しておいてほしいですね。削除すると友だちリストが全て消えます。何千人、何万人集めた友だちも全てゼロになります。さらにチャット履歴、配信履歴、分析データ、リッチメニューの設定、クーポンの履歴も全て消えます。

友だちが全部消えるんですか!それは痛すぎますね…。新しいアカウントを作ったら、以前の友だちにもう一度追加してもらうことはできないんですか?

できません。以前の友だちに「新しいアカウントを作りました」と連絡する手段自体がなくなってしまいます。メールアドレスなど別の連絡手段を持っていれば案内できますが、LINEだけで繋がっていたユーザーとは完全に連絡が取れなくなるんです。友だち1人あたりの獲得コストを考えると、数百万円の損失になることもあります。

削除ではなく「運用停止」を検討しよう

LINEアカウントのトランジション(移行・引き継ぎ)フロー図。設定保存、データ移行、認証、完了の4ステップLINEアカウントのトランジション(移行・引き継ぎ)フロー図。設定保存、データ移行、認証、完了の4ステップ

じゃあ、使わなくなったアカウントはどうすればいいんですか?費用もかかり続けるんでしょうか。

実は無料プラン(コミュニケーションプラン)に変更してそのまま残しておくのが賢い方法です。無料プランなら月額費用はゼロですし、友だちリストもデータも残ります。将来また使いたくなったときに、すぐに再開できるわけです。

もう一つの選択肢が配信を止めてチャット専用にする方法です。メッセージ配信を行わなければ通数はカウントされないので、お客様からの問い合わせ対応だけ続けるということも可能です。「お店は閉めたけど、既存のお客様からの連絡には答えたい」というケースに使えますね。

なるほど、削除しなくても実質的に止められるんですね。それでもどうしても削除したい場合はどうすればいいですか?

どうしても削除する場合の手順とバックアップ

どうしても削除が必要な場合は、まずデータのバックアップを取ってから進めてください。LINE Official Account Managerから、友だちリスト(CSVダウンロード)、チャット履歴、配信の分析データなどを可能な限りエクスポートしましょう。特に友だちのデータは、メールアドレスなどLINE以外の連絡手段を持っているかを確認しておくことが重要です。

削除手順自体は、「設定」→「アカウントの削除」から進められます。確認画面が出るので、内容を読んで承認すると削除が実行されます。ただし削除は即座に実行され、復元できません。実行前に本当に必要かどうか、もう一度考えてください。

バックアップした友だちデータは、新しいアカウントにインポートできるんですか?

残念ながら、LINEの友だちリストを新しいアカウントに移行する機能はありません。ただし、バックアップしたメールアドレスや電話番号宛てに「新しいアカウントを開設しました」と案内して、再度友だち追加してもらうことは可能です。全員が戻ってくるわけではないので、やはり削除は最終手段として考えてほしいですね。

再開設する場合のポイント

新しいアカウントを開設する場合、何か気をつけることはありますか?

いくつか重要なポイントがあります。まず、以前のアカウント名と全く同じ名前は避けたほうがいい場合があります。ユーザーが検索したときに「前にブロックしたアカウントだ」と勘違いされる可能性があるからです。ただし、ブランド名を変えると混乱するので、サブタイトルを変えるなどの工夫が必要です。

もう一つ重要なのがWebhook URLの設定です。外部ツールを連携していた場合、新しいアカウントのChannel IDやChannel Secretは変わるので、全ての連携設定をやり直す必要があります。APIを使ったシステム連携がある場合は、技術担当者と事前にすり合わせしておきましょう。

なるほど、再開設ってかなり手間がかかるんですね。やっぱり簡単に削除すべきではないなと思いました。

ToolsBoxで「やり直し」を防ぐ運用設計

そもそも「アカウントを削除してやり直したい」と思う原因の多くは、初期設定の失敗や運用方針のミスマッチなんです。ToolsBoxを使えば、施策テンプレートに沿って最初から正しい設定ができるので、「失敗したからやり直したい」という状況を防げます。

また、ToolsBoxは友だちのデータをツール側でも管理しているので、万が一アカウントの切り替えが必要になっても、タグ情報やセグメントデータ、顧客の行動履歴を保持しておけます。新しいアカウントに接続し直すだけで、蓄積したデータ資産を活用できるんです。

データが消えないのは安心ですね。やっぱり最初からちゃんと設計して、削除しなくていいように運用するのが一番ですね!

まとめ:LINE公式アカウント削除・再開設の注意点

  • 削除は取り消し不可:友だち・チャット履歴・配信データが全て失われる
  • まずは運用停止を検討:無料プランに変更してアカウントを残す方法が安全
  • 削除前にバックアップ:友だちデータ、チャット履歴、分析データをエクスポート
  • 再開設の手間:友だちの再獲得、API連携の再設定が必要になる
  • ToolsBox活用:施策テンプレートで初期設定の失敗を防ぎ、データ資産を保全
田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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