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マーケティング15分

半径1km圏内を攻略!ジオターゲティングで地域No.1になる方法

GPS活用で商圏内の見込み客に確実にリーチ。地域限定キャンペーンとジオフェンシングで、来店率を劇的に向上させる戦略。

商圏1kmを制する者が地域ビジネスを制する

半径1km圏内を攻略するジオターゲティングで地域No.1を目指す方法の図解半径1km圏内を攻略するジオターゲティングで地域No.1を目指す方法の図解

飲食店、美容院、クリニック、学習塾──地域密着型ビジネスにとって、最も重要な顧客は「近くに住んでいる人」です。にもかかわらず、多くの地域ビジネスがSNSやウェブ広告で広域にアプローチしてしまい、費用対効果を下げています。テレビCMやインターネット広告は全国に届きますが、来店してくれるのは半径数キロ圏内のお客様。だからこそ「ジオターゲティング」という位置情報を活用したマーケティング手法が、地域ビジネスにとって最強の武器になるのです。

ジオターゲティングとは?

田辺さん、ジオターゲティングって初めて聞いたんですけど、どういう意味ですか?

ジオターゲティングとは、地理的な位置情報を使って特定のエリアにいる人にだけ広告やメッセージを届ける手法です。例えば「お店の半径500m以内にいる人」や「特定の駅を利用する人」にだけ広告を表示するといったことが可能になります。

へえ!それって自分がいる場所がバレてるってことですか?ちょっと怖い気も…。

GPSやWi-Fiの接続情報を使いますが、個人を特定するわけではありません。「この地域に○人のスマートフォンユーザーがいる」という集合データを活用するんです。ユーザー自身がアプリで位置情報の利用を許可した範囲での活用なので、プライバシーは守られています。

地域ビジネスにジオターゲティングが効く3つの理由

サクラカフェでLINEの位置情報を活用して地域のお客様に情報を届ける様子サクラカフェでLINEの位置情報を活用して地域のお客様に情報を届ける様子

地域ビジネスにとってジオターゲティングが効果的な理由は3つあります。1つ目は「無駄な広告費の削減」。東京の渋谷にあるカフェが北海道の人に広告を出しても来店にはつながりませんよね。商圏内に絞ることで広告費の無駄を大幅にカットできます。

2つ目は「来店可能性の高い人だけにリーチできる」。半径1km以内にいる人は、文字通り「歩いて来られる距離」にいるわけです。この人たちに「今日限定で10%オフ」と伝えれば、ふらっと来店してくれる可能性が格段に高い。3つ目は「タイミングの最適化」。お昼前の11時にランチ情報を届ける、雨の日に「雨の日割引」を近隣住民に送る──リアルタイムの状況に合わせたアプローチが可能なんです。

雨の日割引をその日の朝にLINEで送るとか、すごく実用的ですね!

今すぐ始められるジオターゲティング施策

高度なテクノロジーがなくても、地域ビジネスがすぐに実践できるジオターゲティング施策を紹介します。

具体的にどんなことから始めればいいですか?大きな予算はかけられないんですけど。

予算ゼロでも始められる施策がいくつかあります。まず「Googleビジネスプロフィールの最適化」。これは無料で、地図検索で上位に表示されるための最も基本的な施策です。営業時間、写真、口コミへの返信をしっかり管理するだけで、「近くの○○」と検索した人に見つけてもらいやすくなります。

次に「LINE公式アカウントでの地域限定配信」。友だち登録時に住所エリアをアンケートで聞いておけば、特定のエリアに住む人だけにキャンペーン情報を送ることができます。ToolsBoxのセグメント機能を使えば「○○町在住の方」だけに配信するといった絞り込みが簡単にできるんです。

LINEの友だちをエリアで分けて配信するんですね。全員に同じ内容を送るよりずっと効果的そうです。

商圏分析で「攻めるべきエリア」を見つける

ジオターゲティングの効果を最大化するには、まず「自店の商圏がどこまでか」を正確に把握することが重要です。意外と多くの経営者が自店の商圏を正しく理解していません。

商圏ってどうやって調べるんですか?

一番簡単なのは既存顧客の住所データをプロットする方法です。住所が分からなくても、アンケートで最寄り駅を聞くだけでも十分です。すると「お客様の80%は半径800m以内に住んでいる」「駅の反対側からはほとんど来ていない」といった発見があります。この「お客様が実際に来ている範囲」が真の商圏なんです。

  • 一次商圏(徒歩5分圏内):最も来店頻度が高いエリア。常連客が多い
  • 二次商圏(徒歩10〜15分圏内):週に1回程度来店するエリア
  • 三次商圏(自転車・車で15分圏内):月1回以下の来店エリア

この商圏分析ができれば、どのエリアにチラシを配るか、LINE広告をどの地域に出すかの判断が格段に正確になります。闇雲に広告を打つのではなく、データに基づいた「攻めるべきエリア」に集中投資するんです。

地域No.1を目指すためのアクションプラン

地域で一番になるって、やっぱりいいですよね。具体的にどう目指せばいいですか?

地域No.1になるためのアクションプランを5つにまとめます。1つ目:Googleビジネスプロフィールの口コミ数で地域トップを目指す。来店後のLINE自動メッセージでレビュー依頼を送りましょう。2つ目:地域のイベントや季節に合わせた限定キャンペーンを毎月実施する。

3つ目:近隣の異業種と連携する。美容院とネイルサロン、飲食店とフラワーショップなど、お互いの顧客を紹介し合う仕組みを作る。4つ目:地域情報の発信拠点になる。お店のLINEで地域のイベント情報を配信するなど「このお店のLINEは役に立つ」と思ってもらう。5つ目:リピーター優遇施策を充実させる。近くに住んでいるからこそリピートしやすい。ポイントカードやランクアップ制度で来店頻度を上げましょう。

地域情報の発信拠点っていう考え方、素敵ですね。お店がコミュニティの中心になるイメージです。

その通り。地域ビジネスの最大の強みは「地域コミュニティとの結びつき」です。大手チェーンには真似できない地域密着の親近感こそが、最も強力な差別化要因になります。まずは既存顧客の住所データの分析から始めて、自店の商圏を正しく把握することから始めてみてください。

ジオターゲティングは、限られた予算を最大限に活かすための「選択と集中」の戦略です。全ての人にリーチする必要はありません。来店してくれる可能性の高い、近くにいる人にだけ確実に届けること。それが地域No.1への最短ルートです。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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