初回来店客を常連に変える!リピート率80%を実現する仕組み作り
初回来店客のリピート率を劇的に向上させる具体的な施策を解説。顧客データの活用方法から効果的なフォローアップまで、実践的なノウハウを公開。
新規客の「2回目」が最大の壁
初回来店客を常連に変えるリピート率80%を実現する仕組み作りの図解。LINE活用によるリピーター育成フロー
飲食店、美容室、小売業——業種を問わず、初回来店から2回目の来店への転換率は平均30%以下と言われています。つまり、10人の新規客が来ても7人以上が二度と来ないということ。この「2回目の壁」を突破することが、安定経営のカギです。実は新規客を1人獲得するコストは、既存客を1回リピートさせるコストの5〜7倍。リピート率の向上は、最も投資対効果の高い施策なのです。
リピートしない本当の理由
田辺さん、お客様がリピートしない理由って「サービスに不満があった」からだと思いますか?
実はそうではないケースが大半です。リピートしない理由の約70%は「なんとなく忘れていた」という調査結果があります。不満があって来ないのはたった10%程度。つまり、ほとんどのお客様は不満がないのに、単純に「思い出すきっかけがなかった」だけで離れていくんです。
えっ、不満じゃなくて「忘れてた」だけですか?もったいないですね!
もったいないですよね。だからこそ、「忘れられない仕組み」を作ることがリピート率向上の最重要ポイントなんです。そしてLINEは「忘れられない仕組み」に最も適したツールです。
リピート率80%を実現する5つの仕組み
来店感謝メッセージとクーポン配信で初回客をリピーターに変えるイメージ
仕組み1:来店当日のサンキューメッセージ
来店後のフォローって、どのタイミングですればいいんですか?
ゴールデンタイムは来店当日の夜です。記憶が鮮明なうちに「本日はありがとうございました」というサンキューメッセージを送る。大事なのは営業的な内容ではなく、純粋な感謝の気持ちを伝えること。ToolsBoxなら、来店タグが付いたお客様に当日の20時にサンキューメッセージを自動送信するシナリオが組めます。
自動で送れるなら手間もかからないですね。でも自動っぽくならないですか?
テンプレートにお客様の名前と当日の来店内容を差し込むことで、手動で送ったような温かみが出ます。「〇〇様、本日はカットとカラーのご来店ありがとうございました。次回は1ヶ月半後がおすすめです」。ここまでパーソナライズすると、お客様は「覚えてくれてるんだ」と感じますよね。
仕組み2:3日後のフォローアップ
来店から3日後は、体験の感想や使い心地を尋ねるタイミングとして最適です。美容室なら「スタイリングの調子はいかがですか?」、飲食店なら「先日のお料理はお口に合いましたか?」。お客様の声を聞く姿勢を見せることで、信頼関係が深まります。
仕組み3:2週間後の価値提供
2週間後は来店体験に関連する有益な情報を送るタイミングです。美容室なら「自宅でできるヘアケアのコツ」、エステなら「施術効果を長持ちさせる生活習慣」。営業ではなく純粋な情報提供として送ることで、「このアカウントは役に立つ」と感じてもらえます。
売り込みじゃなくて、お役立ち情報なんですね。確かにそういうメッセージならブロックしないですよね。
仕組み4:1ヶ月後の再来店誘導
来店から1ヶ月が経つ頃に、「そろそろメンテナンスの時期ですよ」というリマインドと、次回使える特典を組み合わせたメッセージを送ります。「〇〇様、前回のご来店から1ヶ月が経ちました。カラーの色落ちが気になる頃かもしれません。今月中のご来店で使えるトリートメントサービス券をお送りします」——このように具体的な理由と特典をセットにするのがポイントです。
時系列に沿ったフォローが自動で流れるんですね。これがシナリオ配信ってやつですか?
その通りです。ToolsBoxのシナリオ配信機能を使えば、来店をトリガーにして当日→3日後→2週間後→1ヶ月後のメッセージを全て事前設定できます。一度シナリオを組んでしまえば、あとは自動で動き続けるので、毎日のオペレーションに負担をかけません。
仕組み5:VIP化プログラム
2回、3回と来てくれたお客様をさらにリピーターにするコツはありますか?
3回来店したお客様は「常連予備軍」です。ここでVIP化プログラムを発動させます。来店3回目のお客様に「いつもありがとうございます。〇〇様にVIP特典をご用意しました」と特別感のあるメッセージを送り、限定クーポンやメンバー限定イベントの案内を行う。ToolsBoxのタグ機能で来店回数を管理し、3回目の来店タグが付いた時点でVIPシナリオを自動起動させるのがベストです。
ポイントは「あなたは特別なお客様です」と明示すること。人は「自分だけが特別扱いされている」と感じると、その場所への帰属意識が強まり、他店に浮気しにくくなります。
リピート率改善の効果を測定する
リピート率改善の取り組みは、必ず数値で効果を測定しましょう。
- 2回目来店率:新規客のうち2回目に来た割合(目標:50%以上)
- 3回目来店率:2回目来店客のうち3回目に来た割合(目標:70%以上)
- 平均来店間隔:次回来店までの日数(短縮傾向なら良い兆候)
- 顧客あたりLTV:1人の顧客が生涯で使ってくれる金額
2回目50%、3回目70%ってかなり高い目標に感じますけど、本当に達成できるんですか?
先ほどのシナリオ配信の仕組みを導入した店舗では、導入前の2回目来店率28%が6ヶ月後に52%まで改善した事例があります。シナリオ配信で「忘れられない」仕組みを作り、VIP化で「特別感」を演出する。この組み合わせで、高い目標も十分に達成可能です。
28%が52%に!それは導入する価値ありますね。しかも自動だから忙しい現場でも回せるのが嬉しいです。
まとめ:「忘れられない仕組み」が常連を作る
リピート率の向上は、お客様に「忘れられない」仕組みと「特別扱いされている」体験を提供することで実現できます。来店当日のサンキュー→3日後の感想確認→2週間後の情報提供→1ヶ月後の再来店誘導→3回来店時のVIP化。この5ステップをToolsBoxのシナリオ配信で自動化すれば、リピート率80%も夢ではありません。まずは来店後のサンキューメッセージから始めてみてください。
田辺一雄
株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。
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