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業種別ヒント15分

シニア層の心を掴む!60代以上のお客様に愛されるエステサロンの作り方

アンチエイジングメニューから、接客の心得まで。シニア世代に支持されるサロン作りのポイントを成功事例とともに紹介。

シニア市場はエステサロンの「ブルーオーシャン」

シニア層の心を掴む!60代以上のお客様に愛されるエステサロンの作り方シニア層の心を掴む!60代以上のお客様に愛されるエステサロンの作り方

エステサロンのメインターゲットといえば20〜40代の女性というイメージが根強いですが、実は60代以上のシニア層こそ、今後のエステ業界の成長エンジンです。可処分所得が高く、時間に余裕があり、「いつまでも美しくありたい」という意欲も旺盛。しかし多くのサロンがこの層への対応を後回しにしているのが現状です。

なぜシニア層にエステが刺さるのか

田辺さん、シニア層ってエステに興味あるんですか?正直、お母さん世代がエステに通うイメージがなくて……。

それ、実は大きな勘違いなんです。60代以上の美容関連の支出額はここ5年で30%以上伸びているというデータがあります。健康寿命が延びて、70代でもアクティブに社会参加する方が増えている。見た目を整えることへの意欲は若い世代に引けを取りません。

そうなんですね!でも実際にシニアのお客様が来店されたときに、どう接客すればいいかわからないっていうオーナーさんも多そうですよね。

そこがポイントです。シニア層に特化した接客ができるかどうかが、この市場で成功するかの分かれ道。若い世代と同じ接客をしてしまうと、居心地の悪さを感じさせてしまう。逆に丁寧に対応できれば、驚くほどリピート率が高くなります。シニアのお客様は一度信頼したサロンを簡単には変えません。

シニア層に響くメニュー設計のコツ

メニューはどう作ればいいんでしょうか?「アンチエイジング」ってストレートに書いても大丈夫ですか?

実は「アンチエイジング」という言葉はシニア層には刺さりにくいんです。「年齢を重ねた肌のための」「大人の肌に合わせた」といった表現のほうが好まれます。ネガティブな「老化に抵抗する」ニュアンスより、ポジティブな「今の自分を磨く」というメッセージのほうが共感を得やすい。

  • 保湿重視のフェイシャルケア:乾燥が最大の悩み。たっぷりの保湿で「触ったときの違い」を実感してもらう
  • 血行促進マッサージ:冷えやむくみの悩みに直結。施術後の体の軽さが次回予約の動機になる
  • ハンドケア・フットケア:日常的な悩みに応える手軽なメニュー。初回体験としてのハードルが低い
  • ヘッドスパ:薄毛や頭皮の悩みに対応。リラクゼーション効果も高く、男性シニアにも人気

ハンドケアって意外ですけど、確かに手元って年齢が出やすいし、日常的に気になりますよね。初回来店のきっかけとしてはすごくいいかも。

そうなんです。ハンドケア30分3,000円くらいの気軽なメニューをフロントエンドにして、そこからフェイシャルやボディへとステップアップしてもらう。この導線が非常に効果的です。

接客で気をつけるべき5つのポイント

接客面で特に気をつけるべきことってありますか?私もアパレル時代にシニアのお客様を担当することがあったんですけど、声のトーンとか話すスピードは意識してました。

倉内さんの経験はまさに活きますね。具体的に5つのポイントを挙げます。

1つ目は、声の大きさとスピードです。ゆっくり、はっきりと話す。早口は禁物。ただし「お年寄り扱い」にならないよう、自然体で。2つ目は、カウンセリングの時間を長めにとること。シニアのお客様は自分の悩みを丁寧に聞いてもらいたいと思っています。3つ目は、施術中の体位変換をゆっくり行うこと。急な動きは体への負担になります。4つ目は、施術後にお茶を出す時間を設けること。この「余韻の時間」がリピートにつながります。5つ目は、付き添いの方への配慮です。ご家族が送迎されることもあるので、待合スペースを快適にしておきましょう。

施術後のお茶の時間って素敵ですね!ゆっくりお話しする中で次の予約の話もできますし、信頼関係も深まりますよね。

まさにそうです。シニアのお客様にとって、エステは「施術を受ける場所」であると同時に「居心地の良いコミュニティ」でもある。その感覚を大事にすることで、長期的なお付き合いにつながります。

予約と連絡手段の工夫

シニア層の方って、LINEは使いこなせるんでしょうか?電話予約のほうがいいですか?

意外かもしれませんが、60代のLINE利用率は80%を超えているんです。ただし、使い方はシンプルなメッセージのやり取りが中心。リッチメニューが複雑すぎると使いこなせない方もいます。

じゃあ、LINE公式アカウントを使いつつも、シンプルなメニューにするのがいいんですね。

そうです。ToolsBoxで設定するなら、リッチメニューのボタンは大きめに、テキストは短く、ボタンは最大4つ程度に絞るのがポイント。「予約する」「メニューを見る」「お問い合わせ」くらいのシンプルさがベストです。電話予約への導線も必ず残しておくことが大切ですよ。

シニア層の集客チャネル

シニア層のお客様を集めるには、若年層とは異なるチャネルが効果的です。

  • チラシ・ポスティング:新聞折込やポスティングは今でもシニア層に強い。大きめの文字で、サロンの雰囲気が伝わる写真を使う
  • 口コミ・紹介:シニア層は知人の紹介を最も信頼する。紹介カードや友人同伴割引が効果的
  • 地域の集まり:公民館の講座やシニアサークルでのミニ講座開催で認知度アップ
  • Googleマップ:「近くのエステサロン」で検索するシニアは想像以上に多い。口コミの充実が鍵

特に紹介制度は強力です。ToolsBoxの友だち紹介機能を活用すれば、紹介元と紹介先の両方にLINEで自動的にクーポンを配信できるので、手間なく紹介を促進できます。シニアのお客様同士のコミュニティは非常に結束が固いので、一人の満足が連鎖的に広がります。

「友だちに教えてあげたい」って思ってもらえるサロンになれば最強ですね。シニア層は長くお付き合いいただけるお客様だし、本当にブルーオーシャンだと思います!

シニア層への対応は、すべてのお客様の満足度を高めることにもつながります。丁寧な接客、わかりやすいメニュー、快適な空間づくりは、どの世代にも喜ばれるもの。まずはハンドケアメニューの導入やリッチメニューのシンプル化など、小さな一歩から始めてみてください。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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