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業種別ヒント12分

土日の予約を最適化!働く世代に選ばれる歯科医院の時間戦略

平日に来院できない患者さんのニーズを掴む。土日診療の効率的な運営方法と、スタッフのシフト管理のコツを詳しく解説します。

土日診療は「やるかやらないか」ではなく「どう最適化するか」

土日の予約を最適化して働く世代に選ばれる歯科医院の時間戦略イラスト土日の予約を最適化して働く世代に選ばれる歯科医院の時間戦略イラスト

平日は仕事で通えない——そんな働く世代の患者さんを取り込むために土日診療を行う歯科医院が増えています。しかし、ただ土日を開けるだけでは人件費がかさんで経営を圧迫することも。土日診療を利益の出る形で運営するための「時間戦略」と、スタッフの負担を抑える工夫を具体的に解説します。

土日診療のニーズと経営への影響

田辺さん、土日診療って実際どれくらいニーズがあるんですか?近所の歯医者さんは土日やっていないところが多くて、困ったことがあります。

歯科を受診したいけど平日は通えない」という人は全体の30〜40%と言われています。特に20〜50代の働く世代は平日の通院が難しく、「土日やっている歯医者」で検索する人が非常に多い。Googleの検索データでも「歯医者 土日」「歯科 日曜日」の検索ボリュームは年々増加しています。

私も前の会社で働いていたとき、平日は夜遅くまで仕事で歯医者に行けなくて、結局虫歯が悪化してしまったことがあります。土日にやっている医院を見つけたときは本当に助かりました。

倉内さんのようなケースは本当に多いです。そして重要なのは、土日に来院する患者さんは自費診療率が高い傾向にあるということ。忙しい人ほど「早くきちんと治したい」というニーズが強く、ホワイトニングやセラミック治療などの自費診療を選ぶ割合が高いんです。

土日診療を利益の出る形で運営する方法

土日祝も診療する歯科医院のスタッフがスマホで予約管理するイラスト土日祝も診療する歯科医院のスタッフがスマホで予約管理するイラスト

でも、土日診療って人件費が増えますよね。赤字にならないように運営するコツはありますか?

いくつかの戦略があります。まず「土日は完全予約制にする」こと。予約なしの飛び込みを受けると、スタッフの人員配置が読めずに無駄が生じます。完全予約制にすれば最小限のスタッフで効率よく回せます。

完全予約制なら待ち時間も少なくなるし、患者さんにとってもメリットがありますね。

2つ目のポイントは「土日は自費診療中心の枠にする」こと。矯正の相談、ホワイトニング、審美歯科のカウンセリングなど、単価の高い診療を土日に集中させることで、人件費増を上回る収益を確保できます。土曜の午前中にホワイトニング専門枠を作ったら、月の自費売上が50万円増えたという医院もあります。

スタッフのシフト管理と負担軽減

スタッフさんの負担が心配です。毎週土日出勤だと離職率も上がりそうですよね。

ここは非常に重要です。「交代制シフト」と「平日の代休」をセットで制度化することが必須です。例えば、スタッフAは第1・第3土曜出勤で翌月曜休み、スタッフBは第2・第4土曜出勤で翌月曜休み、というローテーション。全員が毎週出勤する必要はありません。

アパレルはまさにシフト制だったので、その難しさはよくわかります。大事なのは「不公平感をなくすこと」と「プライベートの予定が立てやすいこと」でした。シフトが直前まで決まらないとスタッフの不満が溜まるんですよね。

おっしゃる通りです。最低1ヶ月前にはシフトを確定させるルールを設けましょう。そして土日出勤に対しては、代休だけでなく土日手当(休日割増)を明確に設定する。経済的なインセンティブがあれば、土日出勤への抵抗感は大幅に下がります。

予約管理の最適化で空き枠をゼロに

せっかく土日を開けても予約が入らなかったらもったいないですよね。予約を埋める工夫はありますか?

LINE経由で土日の空き枠をリアルタイムに通知するのが効果的です。「今週土曜日の午前中に空きが出ました」と平日の夕方に配信する。働いている人はちょうど仕事が終わるタイミングでスマホを見るので、「今週行けるなら行こう」と予約につながります。

空き枠の通知はいいですね。直前のキャンセルでせっかく確保した枠が無駄になるのももったいないですし。

ToolsBoxでは予約キャンセルが発生した際に、キャンセル待ちの患者さんに自動で空き枠通知を送る機能があります。この仕組みがあれば、キャンセルが出ても枠が埋まりやすくなり、稼働率を最大化できます。土日の予約枠は特に貴重なので、1枠たりとも無駄にしない工夫が経営に直結します。

予約のキャンセル待ち通知まで自動化できるんですね。手動で電話連絡していたら大変ですけど、LINEなら一瞬で全員に届く。

さらにToolsBoxのダッシュボードで曜日・時間帯別の予約充足率を可視化できるので、「土曜の午後は常に満席だからもう1枠増やそう」「日曜の夕方は空きがちだから受付時間を短縮しよう」といったデータに基づいた運営判断が可能になります。

まとめ:土日診療を戦略的に運営するポイント

  • 働く世代の30〜40%が土日診療を希望。ニーズは年々増加している
  • 完全予約制で最小人員運営、自費診療中心の枠にして収益性を確保
  • 交代制シフトと土日手当でスタッフの負担と不公平感を解消
  • LINE経由の空き枠通知で予約充足率を最大化する
  • ToolsBoxでキャンセル待ち自動通知と曜日別データ分析を実現し、無駄のない運営を
田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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