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業種別ヒント12分

リコール率90%達成!歯科医院の自動化で患者離れを防ぐ方法

はがきからSMS、LINEまで。最適なタイミングでのリマインド送信で、患者さんの健康管理をサポートする自動化システムの構築法。

リコール率が医院経営を安定させる

歯科医院で定期検診の説明資料をLINEで送る歯科衛生士と患者歯科医院で定期検診の説明資料をLINEで送る歯科衛生士と患者

歯科医院にとって定期検診の「リコール」は、患者さんの口腔健康を維持するだけでなく、安定した経営基盤を作る柱でもあります。リコール率を90%に引き上げるために必要なのは、根性論ではなく「仕組み」です。今回は、はがきからLINEまで、リマインド手段の進化と自動化のポイントをお伝えします。

リコール率の現実と課題

田辺さん、リコール率ってどのくらいが一般的なんですか?90%ってかなり高い数字に聞こえますが。

一般的な歯科医院のリコール率は30〜50%と言われています。つまり半数以上の患者さんが定期検診に来なくなっている。一方でリコール率の高い医院は80〜90%を維持しています。この差はリマインドの仕組みがあるかないかに直結しています。

30%と90%で3倍の差!それだけで売上にも大きく影響しますよね。私がアパレル店長をしていた時も、再来店率を上げるためにDMを送っていましたが、送る・送らないで全然違いましたから。

おっしゃる通り。しかも歯科の場合、リコール患者さんの1回あたりの平均診療単価は3,000〜5,000円。月に50人リコールが戻ってくれば15〜25万円の安定収入になります。年間だと180〜300万円。これを逃しているとしたら非常にもったいないですよね。

従来のリコール方法の限界

歯科医院のリコール率90%達成のための自動化による患者離れ防止策の解説図歯科医院のリコール率90%達成のための自動化による患者離れ防止策の解説図

これまではどんな方法でリコールしていたんですか?

一番多いのははがきによるリコールです。3ヶ月後、6ヶ月後にはがきを郵送する。しかし問題が3つあります。1つ目はコスト。はがき代と印刷代で1通100円前後かかります。2つ目は手間。宛名書きや投函作業をスタッフが行います。3つ目は開封率が低いこと。はがきは届いても読まれずに捨てられる確率が高く、実際のリコール率向上への貢献は限定的です。

アパレルのDMも同じ問題がありました。きれいなカタログを送っても、ポストから直行でゴミ箱…ということが少なくなかったです。コストだけかかって効果が薄いと、続けるモチベーションも下がりますよね。

SMSリマインドの登場と限界

次に普及したのがSMS(ショートメッセージ)です。はがきよりコストが安く、到達率も高い。ただし文字数制限があり、リッチなコンテンツは送れません。また、患者さんからの返信を受け取る仕組みが弱いため、一方通行のコミュニケーションになりがちです。

一方通行だと「予定を変更したいけど電話しなきゃ…面倒だからまた今度でいいか」ってなりそうですね。

LINEリマインドが最適解である理由

そこで注目されているのがLINEを活用したリコールです。LINEのメリットは4つあります。①開封率が60%以上(はがきの3倍以上)、②画像やボタン付きのリッチメッセージを送れる、③患者さんがLINE上でそのまま予約変更できる、④送信コストがはがきの10分の1以下です。

LINEなら日常的に使っているから、メッセージが来ても自然に見てくれますよね。「予約はこちら」ってボタンがあれば、タップするだけで予約できるし。

その通りです。さらに重要なのはタイミングの最適化です。前回の来院から3ヶ月後に自動でメッセージを送り、反応がなければ1週間後にリマインド、さらに反応がなければ1ヶ月後に最後のメッセージを送る。こういった段階的なアプローチを自動で行えるのがLINEの強みです。

自動化で90%を実現するシナリオ設計

具体的にどんなシナリオを組めば90%に近づけるんですか?

成功している医院のパターンをご紹介します。まず来院当日に「本日はありがとうございました」とお礼メッセージを送る。次に、次回推奨時期の2週間前に「そろそろ定期検診の時期です」と案内。推奨時期の当日に予約リンク付きメッセージを送る。反応がなければ1週間後と1ヶ月後にフォローアップ。この5段階のシナリオで、リコール率を30%台から85%以上に引き上げた医院があります。

5段階でフォローするんですね。これを手動でやったら大変ですけど、自動なら一度設定すればずっと回り続けますもんね。

ToolsBoxでリコール自動化を実現

ToolsBoxでは「リコール自動化」の施策テンプレートが用意されています。テンプレートを選択すると、今お話しした5段階のシナリオが自動で構成されます。メッセージ内容も歯科医院向けのサンプルが入っているので、微調整するだけで使い始められます。

テンプレートを選ぶだけでシナリオが組めるって、本当に楽ですよね。しかもパートナーさんが最初に設定してくれるなら、院長先生はボタンひとつ押す必要もないわけですね。

はい。パートナーが初期設定を完了したら、あとはToolsBoxが自動で運用し続けます。院長先生はスマホのダッシュボードでリコール率の推移を確認するだけです。

まとめ:リコール率90%への道筋

  • はがきの限界を認識:コスト・手間・開封率の3つの課題
  • LINEリマインドが最適解:高開封率・低コスト・双方向コミュニケーション
  • 5段階のシナリオ設計:お礼→事前案内→当日案内→1週間後→1ヶ月後
  • 自動化が継続の鍵:手動では続かないフォローも仕組み化で安定運用
  • ToolsBoxの施策テンプレートで、すぐに使えるリコールシナリオをワンタッチ構築
田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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