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業種別ヒント13分

家族まるごと患者にする!ファミリー向け歯科サービス設計術

1人の患者から家族全員を顧客にする方法を解説。家族割引の設定から、キッズスペースの活用まで、ファミリー層に選ばれる歯科医院の作り方。

1人の来院から家族全員をかかりつけ患者にする方法

ファミリー歯科でLINE公式アカウントを活用しキッズスペースのある医院のイラストファミリー歯科でLINE公式アカウントを活用しキッズスペースのある医院のイラスト

歯科医院にとって最も効率の良い集患方法の一つが「家族単位での来院」です。お母さんが通い始めれば、お子さんも旦那さんも同じ医院に通う可能性が高い。1人の新規患者が家族4人分のLTV(生涯顧客価値)をもたらす可能性があるのです。ファミリー層に選ばれる歯科医院の作り方を、具体的なサービス設計とともに解説します。

ファミリー層を狙うべき理由

田辺さん、歯科医院がファミリー層を取り込むメリットって具体的にどれくらいあるんですか?

数字で見ると非常に明確です。1人の患者さんの年間売上が仮に5万円だとしましょう。その方が家族4人を連れてきてくれれば年間20万円。さらに家族全員が10年通えばLTVは200万円になります。しかも家族で通う患者さんは離脱率が非常に低い。お子さんの歯が生え変わる間はずっと通い続けてくれるので、安定した経営基盤になります。

家族で通うと「転院しにくい」という心理も働きますよね。子どもが慣れた先生のところを変えたくないとか。

その通りです。特にお子さんが小さいうちから通っていると、「この先生なら怖くない」という信頼関係ができるので、スイッチングコストが高くなる。これは経営的に非常に安定した状態です。

キッズスペースの設計ポイント

ファミリーに選ばれるために一番大事なのはやっぱりキッズスペースですか?

キッズスペースは最低限の投資で最大効果が出る施策です。ただし、ただおもちゃを置くだけではダメ。ポイントは3つ。1つ目は診療室から見える位置にキッズスペースを配置すること。お母さんが治療中にお子さんの様子が見えると安心感が全く違います。2つ目は年齢別のおもちゃ・絵本を用意すること。0〜2歳向けと3〜6歳向けで分けると利用満足度が上がります。

3つ目は何ですか?

3つ目は清潔感の徹底です。おもちゃは定期的に消毒し、床マットは毎日清掃する。衛生面への配慮が目に見える形で示されていることが、子育て世代の信頼を獲得する最大のポイントです。

ファミリー向け予約システムの工夫

家族で通う場合、予約の取り方も工夫が必要ですよね。お母さんと子ども2人を別々の時間に予約すると来院が大変になりますし。

鋭い指摘です。ファミリーに選ばれる医院は「家族同時予約」を可能にしています。例えばお母さんが1枠目、お兄ちゃんが2枠目、弟が3枠目と連続枠で予約を取れる仕組みを作る。来院は1回で済み、待ち時間も最小限。これだけで「この医院は通いやすい」という評価が生まれます。

さらに、家族の誰か1人の予約をLINEで入れると「ご家族もご一緒にいかがですか?」と提案する自動メッセージを設定できると効果的です。ToolsBoxのシナリオ機能を使えば、お母さんの定期検診予約時に「お子さんの検診もまとめてご予約いただけます」というメッセージを自動送信できます。

1回の来院で家族全員の検診が済むなら、忙しいお母さんは本当に助かりますよね。

家族紹介プログラムの設計

既存の患者さんの家族を連れてきてもらう方法って他にもありますか?

家族紹介プログラムが非常に効果的です。ただし報酬の設計がポイントで、金銭的な割引よりも「家族全員の検診パッケージ」のほうが選ばれやすいんです。例えば「ご家族をご紹介いただくと、ご家族全員分のフッ素塗布を1回無料」のような特典。これなら単なる値引きではなく「家族の健康を守る」という価値の提供になります。

ToolsBoxなら、紹介者と被紹介者を自動で紐づけて管理できます。紹介が成立したら自動でお礼メッセージを送り、特典クーポンを発行。さらに紹介された家族にはウェルカムシナリオで初回来院の不安を解消するメッセージを自動配信。この仕組みをツールLなどで構築しようとすると相当な手間がかかりますが、ToolsBoxなら施策テンプレートで一括設定できます。

紹介からフォローまで全部自動なのは嬉しいですね。パートナーさんがテンプレートを設定してあげれば、医院のスタッフは何もしなくていいわけですか。

その通りです。施策テンプレートの設計思想がまさにそこにあって、パートナーさんが一度設定すれば、あとは自動で回り続ける。オーナーである院長先生は日々の診療に集中できる。これがToolsBoxの「施策ファースト」のアプローチです。

まとめ:ファミリー戦略は最高のLTV投資

  • 1人の新規患者から家族4人×10年のLTV——ファミリー層は最も効率の良い集患ターゲット
  • キッズスペースは「見える位置・年齢別・清潔感」の3ポイントで設計
  • 家族同時予約の仕組みで「通いやすさ」を訴求し、離脱を防止
  • 家族紹介プログラムは値引きより「家族の健康を守る特典」が効果的
  • ToolsBoxの施策テンプレートで紹介管理からフォローまで完全自動化
田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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