顧客を4タイプに分けるだけで売上アップ!簡単セグメント術
難しい分析は不要!購入頻度と金額で顧客を4分類し、それぞれに最適なアプローチを実施する簡単な方法を解説します。
なぜ「全員に同じアプローチ」は効かないのか
顧客を4タイプに分けるだけで売上アップする簡単セグメント術の概念図
「来てくれたお客様全員に同じDMを送っている」「LINE配信はいつも同じ内容を一斉送信」という方は多いのではないでしょうか。しかし、お客様によって求めているものは全く異なります。初めての方にVIP向けの案内を送っても響きませんし、常連さんに初回限定クーポンを送ったら失礼です。顧客を適切にグループ分け(セグメント)することで、メッセージの反応率は劇的に改善します。
最もシンプルな4分類法
セグメントって聞くとなんか難しそうなイメージがあるんですけど、簡単にできる方法ってあるんですか?
実はとてもシンプルです。「来店頻度」と「利用金額」の2軸で4つに分けるだけ。これだけでお客様への最適なアプローチが見えてきます。
4つのグループはこうなります。Aグループ:高頻度・高単価(VIP顧客)、Bグループ:高頻度・低単価(常連だけど少額)、Cグループ:低頻度・高単価(たまに来るけど大きく買う)、Dグループ:低頻度・低単価(一度来たきり、またはお試し客)。
なるほど!4つだけならすぐにできそうですね。でも「高い」「低い」の基準ってどうやって決めるんですか?
自分のお店の平均値を基準にすればOKです。例えば全顧客の平均来店頻度が月1回なら、月2回以上が「高頻度」、月1回以下が「低頻度」。平均客単価が3,000円なら、3,000円以上が「高単価」、3,000円未満が「低単価」。これだけの基準で分類できます。
グループ別のアプローチ戦略
4つに分けたあと、それぞれどういうアプローチをすればいいんですか?
Aグループ(VIP)は「特別扱い」がキーワードです。新メニューの先行案内、限定イベントへの招待、バースデー特典など。このグループは値引きよりも「自分だけ特別」という体験を求めています。売上の上位20%の顧客が全体の80%の売上を生むという法則がありますから、ここを最も大事にすべきです。
確かに、常連さんに「あなたは特別ですよ」って伝えるのは大切ですよね。Bグループはどうですか?
Bグループ(高頻度・低単価)は「客単価アップ」を狙います。よく来てくれるけど安いメニューだけ頼むお客様ですね。「いつものコーヒーにプラス200円でスイーツセットにしませんか?」のようなクロスセル提案が効果的です。すでにお店のファンなので、ワンランク上の体験を提案すれば受け入れてもらいやすいんです。
Cグループ(低頻度・高単価)は「来店頻度アップ」が目標です。このグループは来ればしっかり使ってくれるので、来店きっかけを作ることが大事。季節限定メニューの案内や「久しぶりのお客様限定」特典で再来店を促します。
Dグループはどうすればいいですか?一度きりのお客様って難しいですよね。
Dグループ(低頻度・低単価)は正直、全員を引き戻そうとする必要はありません。ここに過度なコストをかけるのは非効率です。ただし、初回来店から7日以内にフォローメッセージを1通送るだけで、2回目来店率が30%改善するというデータもあります。軽いフォローだけは必ず行い、反応があった人だけCグループへの引き上げを狙うのが合理的です。
ToolsBoxで簡単にセグメント配信する方法
セグメント分けの考え方は理解しても、実際に顧客を分類して別々のメッセージを送るのは手間がかかります。しかしToolsBoxのセグメント機能を使えば、この作業を大幅に効率化できます。
ToolsBoxだと、具体的にどうやってセグメント分けするんですか?
ToolsBoxではタグとセグメントの2つの仕組みを使います。タグは手動でお客様に付ける「ラベル」のようなもの。例えば「VIP」「コーヒー好き」など。一方、セグメントは「最終来店日が30日以上前」「累計来店5回以上」のような条件に基づいて自動的にグループ分けされる動的なリストです。
先ほどの4分類なら、セグメントの条件設定で来店頻度と利用金額のフィルタを組み合わせるだけで自動的にグループ分けされます。しかもリアルタイムに更新されるので、お客様の行動が変われば自動的にグループも移動します。手動で分類し直す必要がないんです。
動的に変わるのはすごいですね!お客様がVIPになったら自動的にVIP向けの案内が届くようになるんですね。
まとめ:セグメント活用で売上アップを実現する
顧客セグメントは難しいデータ分析ではなく、シンプルな分類から始めればOKです。まずは自分のお店の平均来店頻度と平均客単価を出して、4つのグループに分けてみてください。
- Aグループ(VIP):特別感で維持する
- Bグループ(高頻度・低単価):客単価アップを狙う
- Cグループ(低頻度・高単価):来店頻度を上げる
- Dグループ(低頻度・低単価):軽いフォローで様子見
この4分類に合わせたメッセージ配信を始めるだけで、クーポンやキャンペーンの反応率は確実に改善します。全員に同じ配信をするのは今日で卒業しましょう。
田辺一雄
株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。
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