顧客分析で売上2倍!初心者でもできる顧客セグメント活用法
顧客データを活用したセグメント分けの基本から、セグメント別の効果的なアプローチ方法まで。売上倍増を実現する実践的なノウハウを公開。
全員に同じアプローチをしていませんか?
顧客セグメント活用で売上2倍を実現する分析会議のイラスト
「すべてのお客様に同じメッセージを一斉配信している」「どのお客様にも同じクーポンを渡している」。もしこれに心当たりがあるなら、大きな売上アップのチャンスを逃しています。顧客を属性や行動パターンでグループ分けし、それぞれに最適なアプローチをする「顧客セグメンテーション」を実践すれば、同じ労力で売上を2倍にすることも夢ではありません。
顧客セグメンテーションとは何か
田辺さん、「顧客セグメント」って言葉がちょっと難しくて。簡単に言うと何ですか?
超簡単に言うと「お客様をグループ分けすること」です。例えば「毎月来てくれる常連さん」「3ヶ月に1回くらいのお客さん」「1回来たきりの方」を分けるだけでも立派なセグメンテーションです。このグループごとにアプローチを変えるだけで、反応率が全然違ってくるんです。
なるほど。毎月来てくれる常連さんに「初回限定クーポン」を送っても意味ないですもんね。
そういうことです。常連さんには感謝の特典、しばらく来ていない方にはリマインド、新規の方には入門的な情報。それぞれに合ったメッセージを送ることで、全員の満足度が上がり、結果として売上も上がります。
初心者向け:3つのセグメント分類法
雑貨店の女性店員がLINEで顧客セグメントを活用している様子
分類法1:RFM分析
最も基本的なのがRFM分析です。R(Recency:最近いつ来たか)、F(Frequency:どれくらいの頻度で来るか)、M(Monetary:いくら使ってくれるか)の3つの指標でお客様を分類します。
3つも指標があると複雑そうですけど…。
最初は「R(最終来店日)だけ」でも十分です。直近1ヶ月以内に来店した「アクティブ客」、1〜3ヶ月前の「要注意客」、3ヶ月以上来ていない「休眠客」。この3グループに分けるだけで、配信すべきメッセージが明確になります。
分類法2:購買行動による分類
何を買っているかで分ける方法です。高単価商品を購入する層、定番商品のリピーター、セール品中心の層など、購買パターンで分類すると、おすすめ商品の提案がグッと精度高くなります。
分類法3:流入経路による分類
どこからお客様が来たかで分ける方法もあります。SNS経由、Google検索経由、紹介経由、チラシ経由など。流入経路ごとの特徴を把握すれば、どの集客チャネルに力を入れるべきかも見えてきます。例えば紹介経由のお客様はリピート率が高い傾向があるので、紹介キャンペーンを強化するという判断ができます。
セグメント別アプローチの具体例
グループ分けしたあと、具体的にどういうアプローチをすればいいんですか?
5つの代表的なセグメントとアプローチを紹介します。まず「VIP客」(高頻度・高単価)には、先行案内や限定サービスで特別感を演出。次に「成長見込み客」(低頻度だが高単価)には、来店頻度を上げるための特典を提供。「安定客」(高頻度・低単価)には、アップセルの提案を。
「新規客」には、お店のファンになってもらうための情報提供とウェルカム特典を。そして「休眠客」には、「お久しぶりです」のメッセージと復帰クーポンを。これをLINE公式アカウントで自動配信すれば、スタッフの負担なく全セグメントへのアプローチが回り続けます。
ToolsBoxのタグ・セグメント機能を活用する
でもお客様を分類するのって手間がかかりそう。エクセルで管理するのは大変ですよね。
だからこそツールの力を借りるべきなんです。ToolsBoxでは、お客様の行動に応じて自動的にタグが付与される仕組みがあります。例えば「3回目の来店」でタグが付く、「特定の商品を購入した」でタグが付く。ここで大事なのは、タグは静的なラベルで、セグメントは動的なグループという違いを理解すること。タグは一度付けたら手動で変更しない限りそのままですが、セグメントは条件に応じてお客様が自動的に入れ替わります。
あ、つまりセグメントは「今の状態」を常にリアルタイムで反映してくれるってことですね。先月はアクティブだったけど今月は来てないから自動的に「要注意客」に移動する、みたいな。
その通りです。だから常に最新の状態に基づいたアプローチが自動で行われる。これが手動管理では絶対にできない、ツールを使う最大のメリットです。
顧客セグメントって難しいものだと思ってましたけど、まず「最近来た・しばらく来てない・もう来なくなった」の3つに分けるだけでいいんですね。それなら今すぐ始められそうです。
顧客セグメンテーションは、限られたリソースで最大の効果を出すための基本戦略です。まずはお客様を3つのグループに分けることから始めてみてください。「全員に同じ」をやめるだけで、売上は変わり始めます。
田辺一雄
株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。
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