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マーケティング15分

LTV3倍化計画!顧客生涯価値を最大化する7つのステップ

新規獲得より既存顧客。購買頻度と継続期間を延ばし、1人の顧客から得る売上を3倍にする具体的な施策とKPI設定方法。

新規獲得のコストは既存顧客維持の5倍

顧客生涯価値(LTV)を3倍にする段階別アプローチ設計の極意の図解。新規獲得から顧客育成・ファン化、継続利用・リピートへの3段階フロー顧客生涯価値(LTV)を3倍にする段階別アプローチ設計の極意の図解。新規獲得から顧客育成・ファン化、継続利用・リピートへの3段階フロー

マーケティングの世界では「1:5の法則」と呼ばれる原則があります。新規顧客を獲得するコストは、既存顧客を維持するコストの5倍かかるというものです。にもかかわらず、多くの事業者が新規集客ばかりに注力し、既存顧客との関係深化を後回しにしています。LTV(顧客生涯価値)を最大化することは、ビジネスの収益性を根本から変える取り組みです。

LTVとは何か?なぜ今注目されるのか

田辺さん、LTVってよく聞くけど、正直ちゃんと理解できてないんです。簡単に教えてもらえますか?

簡単に言うと、1人のお客様が取引を始めてから終わるまでに、累計でいくら使ってくれるかという数字です。例えば月1回、客単価5000円のお客様が3年通ってくれたら、LTVは5000円×12か月×3年で18万円。これが分かると、新規のお客様を1人獲得するのにいくらまで広告費をかけても元が取れるかが見えてきます。

なるほど!そう考えると1回の売上だけで儲かった・損したって判断するのは早計ですね。

その通りです。初回来店で利益が出なくても、3回来店してくれれば十分黒字になるという考え方ができれば、初回の割引クーポンにも戦略的な根拠が生まれます。LTVは経営判断の基準になる重要な指標なんです。

LTVを構成する3つの要素

LINE公式アカウントで顧客との絆を深め、LTV向上とリピーターを増やすイラスト。店舗スタッフがスマホでチャット対応LINE公式アカウントで顧客との絆を深め、LTV向上とリピーターを増やすイラスト。店舗スタッフがスマホでチャット対応

LTVは「客単価 × 購買頻度 × 継続期間」で決まります。この3つのどれかを改善すれば、LTVは向上します。

3つとも上げないといけないんですか?全部やるのは大変そう…。

全部を同時に上げる必要はありません。まずは自分のビジネスで一番改善しやすい要素から着手すればOKです。例えば飲食店なら購買頻度を上げるのが比較的簡単ですし、高単価サービスなら継続期間を延ばすことに注力するのが効果的です。

LTVを3倍にする7つのステップ

ステップ1:現在のLTVを正確に把握する

まずは現状を知ることが大事、ということですね。でもどうやって計測するんですか?

最もシンプルな方法は、過去1年間の総売上を顧客数で割ることです。これで平均LTV(年間ベース)が出ます。ToolsBoxのダッシュボードでは、コンタクトごとの累計売上やタグ別の購買データが確認できるので、セグメントごとのLTVも把握できます。

ステップ2:上位20%の顧客を特定する

パレートの法則(80:20の法則)に従えば、売上の80%は上位20%の優良顧客が生み出しています。この上位顧客の共通点を分析することで、どんなお客様がLTVが高いのかが分かります。

ステップ3:初回からリピートへの壁を壊す

初回のお客様がリピーターになるかどうか、そこが一番の分かれ道ですよね。

データで見ると、2回目の来店がLTVの最大のハードルです。1回来たお客様のうち、2回目に来るのは約30〜40%。でも2回来たお客様の3回目の来店率は60〜70%に跳ね上がる。つまり、2回目の来店さえ実現すれば、自然とリピーターになっていく確率が高い。だから初回→2回目の導線に全力を注ぐべきなんです。

2回目のハードルを超えるために、具体的にはどうすればいいですか?

来店後24時間以内のフォローメッセージと、14日以内に使える「次回来店特典」の組み合わせが最も効果的です。ToolsBoxのシナリオ配信で自動化すれば、毎回手動で対応する必要はありません。

ステップ4〜7:購買頻度と単価の最適化

  • ステップ4:定期的なタッチポイントを作る(月2〜4回のLINE配信)
  • ステップ5:クロスセル・アップセルの仕組み化(関連商品の提案自動化)
  • ステップ6:ロイヤリティプログラムの導入(ポイント制度やランク制度)
  • ステップ7:離脱予兆の検知と対策(来店間隔の異常を自動検知)

離脱予兆の検知って、具体的にどういうことですか?

例えば月1回来ていたお客様が2か月来なくなったら、それは離脱の予兆です。ToolsBoxではシナリオ配信のトリガー条件に「最終来店からの経過日数」を設定できるので、通常の来店間隔の1.5倍を超えた時点で自動的にフォローメッセージやクーポンを送ることができます。問題が深刻化する前に手を打てるわけです。

LTVを経営の中心指標にする

LTV向上は一朝一夕で実現するものではありませんが、「お客様と長く付き合う」という発想を持つだけで、日々の施策が変わります。目先の売上ではなく、1人のお客様との関係性を大切にする。その積み重ねが、安定した経営基盤を作り上げていくのです。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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