顧客の購買ジャーニーを可視化!離脱ポイント改善で売上30%アップ
認知から購入、リピートまでの顧客行動を分析し、各接点での改善施策を解説。シンプルなフレームワークで始める実践ガイド。
お客様は「なぜ」来なくなるのか?答えはジャーニーにある
顧客の購買ジャーニーを可視化し離脱ポイント改善で売上30%アップを達成するイラスト
「最近お客さん減ったな」と感じていても、その原因が分からなければ対策の打ちようがありません。カスタマージャーニーとは、お客様があなたのビジネスを「知る」から「買う」「リピートする」に至るまでの行動プロセスを可視化したものです。このプロセスのどこでお客様が離脱しているかを特定すれば、ピンポイントで改善でき、効率的に売上を回復できます。
5つのステージで顧客行動を整理する
田辺さん、カスタマージャーニーって大企業が使うフレームワークだと思ってたんですけど、小さなお店でも使えるんですか?
むしろ小さなお店の方が効果を実感しやすいですよ。大企業だとジャーニーが複雑すぎて分析が大変ですが、中小規模のビジネスなら5つのステージに分けるだけで十分。「認知」「興味」「検討」「購入」「リピート」の5段階です。
5つなら覚えられますね。具体的にどう使うんですか?
例えば美容室の場合で考えてみましょう。「認知」はGoogleマップやSNSであなたのお店を見つけるステージ。「興味」はホームページやInstagramを見て「良さそうだな」と思うステージ。「検討」は料金やアクセス、口コミを比較するステージ。「購入」は予約して来店するステージ。「リピート」は2回目以降の来店。この5つの間で、お客様がどこで止まっているかを見極めるんです。
離脱ポイントの見つけ方
離脱ポイントって、どうやって見つけるんですか?データがないと難しくないですか?
実は、特別なツールがなくても「数字」で追いかけることができます。例えばGoogleビジネスプロフィールのインサイトで、何人があなたのお店を検索結果で見たか、何人がウェブサイトをクリックしたか、何人が電話をかけたか、が分かります。この数字の差が「離脱」なんです。
具体例で言うと、月に1000人がGoogleで表示されているのに、ウェブサイトのクリックが50人しかいない。これは認知から興味への移行率が5%で、ここが大きな離脱ポイントだと分かります。原因は写真が少ない、評価が低い、営業時間が未記入、などが考えられますね。
なるほど、数字の落差を見ればいいんですね。じゃあ「検討」から「購入」の離脱はどう分析するんですか?
ウェブサイトのアクセス解析で「予約ページまで来たのに予約しなかった人」の数が分かります。この離脱が多い場合、予約フォームが使いにくい、料金が分かりにくい、予約の心理的ハードルが高い、といった原因が考えられます。
各ステージの改善施策
離脱ポイントが見つかったら、ステージごとに適切な対策を打ちましょう。
- 認知→興味の改善:Googleビジネスプロフィールの写真追加、SNSの投稿頻度アップ、口コミの充実
- 興味→検討の改善:ウェブサイトの情報充実、料金の明示、ビフォーアフターの掲載
- 検討→購入の改善:予約導線の簡素化、初回特典の設定、不安を解消するFAQの充実
- 購入→リピートの改善:来店後のフォローメッセージ、次回予約の提案、リピーター特典
全部一気にやるのは大変ですよね。どこから手をつければいいですか?
鉄則は「一番大きく漏れているところから塞ぐ」です。バケツに水を入れるとき、小さな穴を先に塞いでも大きな穴から漏れ続けたら意味がない。数字で最も落差が大きいステージを特定して、そこに集中的に手を打つ。
LINEでジャーニーの「検討→購入」を劇的に改善する
LINEはジャーニーのどのステージで活躍するんですか?
LINEが最も力を発揮するのは「検討→購入」と「購入→リピート」の2つです。検討段階のお客様がLINEで友だち追加してくれれば、あいさつメッセージで不安を解消し、初回特典で背中を押すことができる。ToolsBoxのシナリオ配信を使えば、友だち追加から3日後に初回限定クーポン、7日後にお客様の声、14日後に予約の案内、と段階的にアプローチできます。
購入後のリピート促進も同様です。来店直後のお礼メッセージ、1週間後の使用感のお伺い、1ヶ月後のリピート提案。この一連の流れを自動化できるのが、ToolsBoxの強みですね。
ツールLでも同じようなことはできると思うんですけど、ToolsBoxが違うのはどこですか?
ツールLは各機能を個別に設定する必要がありますが、ToolsBoxは「リピート率を上げたい」という施策を選ぶだけで、必要なシナリオが自動で構成されるのが大きな違いです。カスタマージャーニーの知識がなくても、施策を選ぶだけで最適な顧客体験を構築できます。
月1回の「ジャーニーレビュー」で改善を継続する
カスタマージャーニーの最適化は一度やって終わりではありません。月に1回、各ステージの数字を確認して改善を続けることが大切です。以下のチェックリストを活用しましょう。
- 認知数:Googleの検索表示回数やSNSのインプレッション数は増えているか
- 興味率:サイトへのアクセス数やLINE友だち追加数は増えているか
- 検討→購入率:予約数や問い合わせ数は増えているか
- リピート率:2回目以降の来店率は上がっているか
カスタマージャーニーの可視化は、売上アップのための最も効率的な地図づくりです。お客様がどこでつまずいているかが分かれば、無駄な施策に時間とお金を使わずに済みます。まずは紙とペンで、自分のビジネスの5段階ジャーニーを書き出すことから始めてみてください。
田辺一雄
株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。
関連記事
失敗しない!LINE公式アカウント移行・引き継ぎ完全マニュアル
LINE公式アカウントの移行・引き継ぎを安全に行うための完全ガイド。担当者変更、代理店変更、事業承継など、さまざまなケースに対応した手順と注意点を解説します。
複数店舗もラクラク!LINE公式アカウントの効率的な管理方法
複数のLINE公式アカウントを効率的に管理する方法を徹底解説。店舗ごとのアカウント運用、権限管理、配信の一元化まで、多店舗展開の事業者が知っておくべき管理ノウハウをまとめました。
開封率が変わる!LINE配信のベストタイミング完全ガイド
LINE公式アカウントのメッセージ配信で最適な曜日・時間帯を業種別に解説。開封率を最大化するための配信タイミングの考え方と、データに基づいた改善方法を紹介します。