お客様の行動が丸わかり!カスタマージャーニーで売上アップする方法
顧客の購買プロセスを可視化して売上改善!簡単なワークシートを使ったカスタマージャーニーマップの作成方法を解説。
なぜ「なんとなく集客」では成果が出ないのか
カスタマージャーニーマップで売上アップする方法の概念図
「SNSに投稿してるけど反応がない」「チラシを撒いたけど来店に繋がらない」こうした悩みの根本原因は、お客様が自分のお店を知ってから来店するまでのプロセスを理解していないことにあります。お客様がどこで知り、何を考え、どんな行動を取って最終的に来店するのか。この流れを可視化するのが「カスタマージャーニーマップ」です。
カスタマージャーニーマップとは何か
田辺さん、カスタマージャーニーマップって、横文字で難しそうですけど、簡単に言うと何ですか?
一言で言えば、お客様の「心の旅路」を地図にしたものです。お客様がお店を知る瞬間から、来店し、リピーターになるまでの一連のプロセスを時系列で整理したものです。これを作ると「どこでお客様が離脱しているのか」「どこにもっと力を入れるべきか」が一目でわかるようになります。
具体的にどんな内容を書き出すんですか?
基本は5つのステップに分けて考えます。①認知(お店の存在を知る)、②興味(もっと知りたいと思う)、③検討(行くかどうか迷う)、④行動(来店・購入する)、⑤推奨(人に勧める)。それぞれのステップでお客様が「何を考えているか」「何を見ているか」「どんな感情か」を書き出します。
実例:カフェのカスタマージャーニー
LINE公式アカウントで来店促進やリピート率アップを実現する顧客の動きの可視化イラスト
なんとなくわかりました。じゃあ、例えばカフェの場合はどうなりますか?
例を挙げましょう。認知段階では、お客様はInstagramで友達が投稿した写真を見て「なにこのおしゃれなカフェ?」と知ります。興味段階では、お店のInstagramアカウントをフォローして、メニューや雰囲気をチェック。検討段階では、Googleマップで口コミと営業時間を調べて「今度行ってみようかな」と思う。
行動段階で実際に来店し、推奨段階で気に入ったら自分のSNSに写真をアップする。この流れを地図にしたのがカスタマージャーニーマップです。そしてここからが重要なんですが、各ステップの間に「壁」があるんです。この壁を取り除くことが売上アップの鍵になります。
壁?それはどういうことですか?
例えば認知→興味の間にある壁は、「Instagramで写真を見たけど、どこにあるかわからない」ということ。位置情報やアクセス方法の記載が不十分だと、ここでお客様が離脱します。検討→行動の間にある壁は、「予約方法がわからない」「混み具合がわからない」ということ。予約導線が複雑だったり、電話しか予約手段がなかったりすると、面倒に思って来店をやめてしまいます。
ジャーニーマップの作り方(3ステップ)
自分のお店でジャーニーマップを作りたいんですけど、具体的にはどう始めればいいですか?
3ステップで作れます。ステップ1:お客様に聞く。常連さん3〜5人に「うちのお店をどうやって知りましたか?初めて来たときのことを覚えていますか?」とヒアリングしてください。実際の体験に基づいた情報が最も価値があります。
ステップ2:5段階で書き出す。認知・興味・検討・行動・推奨の5段階で、各段階のお客様の行動・思考・感情・接点を表にまとめます。A4の紙1枚に横5列で書くだけでOKです。完璧を目指す必要はなく、まずは仮説で埋めてみてください。
ステップ3:「壁」を特定して対策を考える。各段階の間でお客様が離脱しやすいポイントを見つけ、その壁を低くする施策を考えます。例えば「Googleマップの口コミが少ない」なら口コミ投稿を促す仕組みを作る、「予約が電話だけ」ならLINEで予約できるようにする、といった具体的な改善策です。
A4の紙1枚でできるなら、今日からでも始められますね!難しく考えすぎてた気がします。
カスタマージャーニーとLINE活用の組み合わせ
カスタマージャーニーマップを作ると、LINEを使うべきタイミングも明確になるのがメリットです。例えば「検討→行動」の壁を低くするために、LINE友だち追加した人にクーポンを自動配信する。「行動→推奨」の壁を低くするために、来店後にお礼メッセージと口コミ投稿リンクを送る。こういった施策が自然と見えてきます。
ジャーニーマップがあると、LINEの施策も「なんとなく」じゃなくて「ここを改善するために」って目的が明確になるんですね。
その通りです。ToolsBoxのシナリオ機能は、まさにカスタマージャーニーの各段階に合わせたメッセージを自動配信するための仕組みです。「友だち追加した直後」「初回来店後」「2回目来店後」「30日来店がないとき」など、お客様のステージに応じた最適なメッセージを自動で届けることができます。
まとめ:カスタマージャーニーマップで売上改善を始める
- 認知→興味→検討→行動→推奨の5段階でお客様の行動を可視化
- 常連さん3〜5人にヒアリングしてリアルな体験を把握
- 各段階の間にある「壁」を特定し、壁を低くする施策を実行
- A4の紙1枚で作成可能。完璧でなくてOK、仮説から始める
- ジャーニーマップに基づいてLINE施策を設計することで効果を最大化
田辺一雄
株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。
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