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マーケティング14分

売上データから見える真実!初心者でもできる顧客分析3ステップ

難しい分析ツールは不要!エクセルでできる簡単な顧客分析方法を解説。売上アップにつながる気づきを得る実践的なステップを紹介。

「なんとなく」の経営から「データで見える」経営へ

商店でLINE公式アカウントを活用し売上予測や顧客データ分析を行うスタッフのイラスト商店でLINE公式アカウントを活用し売上予測や顧客データ分析を行うスタッフのイラスト

「うちの人気メニューは何?」「一番利益を生んでいる顧客層は?」——こうした質問にデータで答えられる経営者は、実はそれほど多くありません。売上データはあるのに、分析できていない。もったいないことに、宝の山が眠ったままになっています。しかし顧客分析は難しいものではありません。エクセルだけでできる3つのステップで、売上アップのヒントが見つかります。

ステップ1:顧客を「4つのグループ」に分ける

田辺さん、顧客分析って聞くと、すごく難しそうなイメージがあるんですけど。統計とか、専門知識が必要なんじゃないですか?

全くそんなことはありません。最初にやるべきは、顧客を「最終購入日」と「購入回数」で4つのグループに分けるだけです。これを「簡易RFM分析」と言います。

  • Aグループ(優良顧客):最近も来店しており、購入回数も多い → 最も大切にすべき顧客
  • Bグループ(育成顧客):最近来店しているが、購入回数はまだ少ない → リピート促進が必要
  • Cグループ(休眠顧客):購入回数は多いが、最近来店していない → カムバック施策が必要
  • Dグループ(離脱顧客):購入回数が少なく、最近も来店していない → 優先度低

4つに分けるだけで、何が見えてくるんですか?

まず「自社の売上がどのグループに依存しているか」が分かります。多くのビジネスでは、売上の60〜80%をAグループの優良顧客が生み出しています。ところが多くの事業者はDグループの新規獲得にばかり予算を使っている。これが非効率の原因なんです。

売上の大半を支えてくれているお客様に、もっと投資すべきってことですね。

その通りです。そしてCグループの休眠顧客は「過去にたくさん買ってくれた実績がある」ので、復帰する可能性が高い。ここにカムバッククーポンを送るだけで、かなりの売上回復が見込めます。

ステップ2:「いつ、何が売れているか」を可視化する

店舗の売上データと在庫管理を分析するイメージ店舗の売上データと在庫管理を分析するイメージ

次にやるべきは、売上の「時間軸」分析です。月別、曜日別、時間帯別に売上を並べてみると、パターンが見えてきます。これもエクセルのピボットテーブルで簡単にできます。

曜日別の売上って、飲食店なら金土が高いのは想像つきますけど、それ以外にも発見があるんですか?

例えば「水曜日のランチだけ客単価が高い」とか「日曜日のディナーはファミリー層が多い」とか。こうしたパターンが見つかると、曜日ごとに異なるターゲットへの施策が打てるようになります。水曜ランチのビジネス層にはLINEでランチ限定メニューを配信、日曜ファミリー層にはキッズメニューの告知を送る、といった具合に。

同じお店でも曜日によってお客様が違うから、メッセージも変えるべきなんですね。全員に同じ配信をしていたらもったいないですね。

まさにそうです。ToolsBoxのセグメント配信を使えば、曜日ごとに異なるメッセージを自動で送り分けることができます。「毎週水曜12時にビジネス層タグのお客様にランチクーポンを配信」といった設定が、一度の設定で自動的に回り続けるんです。

ステップ3:「客単価」を上げるヒントを探す

3つ目のステップは何ですか?

客単価の分析です。具体的には「一緒に購入されることが多い商品の組み合わせ」を探します。スーパーでいう「ビールを買う人はおつまみも買う」というアレです。専門的には「バスケット分析」と言いますが、やることはシンプル。

エクセルで過去の注文データを並べて、「一緒に購入されている商品TOP5」を出すだけです。これが分かると、セット販売や「ついで買い」の提案ができるようになる。「この商品を買った人は、こちらもおすすめ」というレコメンドの元になるデータです。

ECサイトの「この商品を買った人はこちらも」って、こういうデータから来てるんですね。

そうです。これは実店舗でも使えます。例えば美容サロンで「カラーリングのお客様の70%がトリートメントも追加している」と分かったら、カラーリング予約のお客様にLINEで「セットでお得なトリートメント」の案内を自動送信する。これだけで客単価が15〜20%上がった事例もあります。

分析を「習慣」にする仕組み

3つのステップは分かりました。でも、忙しい経営者がこれを続けるのって大変じゃないですか?

だからこそ「月1回、30分だけ」のルールを作ることが大切です。毎月1日に30分だけ時間を取って、先月のデータを確認する。最初は面倒でも、3ヶ月続ければ習慣になります。そして数字を見る習慣ができると、「勘」の精度も上がるんです。データと直感の両方が揃った経営者は強いですよ。

ToolsBoxを使っている場合、ダッシュボードで顧客数推移、配信反応率、売上データが自動集計されるので、エクセルで手動集計する手間も省けます。月1回ダッシュボードを眺めるだけで、3つのステップの分析が完了するんです。

自動で集計されるなら続けられそうですね。データを見るのが楽しくなりそうです。

まとめ:分析は「難しい」ではなく「知らないだけ」

顧客分析の3ステップをおさらいします。

  • ステップ1:顧客を4グループに分け、売上の構成比を把握する
  • ステップ2:月別・曜日別・時間帯別の売上パターンを見つける
  • ステップ3:一緒に購入される商品の組み合わせから客単価アップのヒントを探す

顧客分析に必要なのは、高度な統計知識ではなく「データを見る習慣」です。エクセルでもツールでも構いません。まずは今月の売上データを開いて、顧客を4グループに分けてみることから始めてみてください。きっと「こんなことが隠れていたのか」という発見があるはずです。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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