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業種別ヒント16分

法人契約で安定収入!企業向け健康プログラムの営業術

個人客に依存しない収益モデルの作り方。企業への提案方法から契約書作成まで、法人営業の成功パターンを公開。

法人契約──パーソナルジム経営を安定させる最強の収益モデル

法人契約で安定収入!企業向け健康プログラムの営業術法人契約で安定収入!企業向け健康プログラムの営業術

パーソナルジムの経営は、個人会員の入退会の波に大きく左右されます。1月は新規が増えるけれど3月に退会が重なる、夏前に駆け込みが増えるけれど秋に落ち込む──この不安定さに悩むオーナーは多いでしょう。法人契約は、月額固定の安定収入をもたらす「もう一つの柱」として、近年注目度が急上昇しています。企業の健康経営への関心の高まりも追い風です。

なぜ今、法人向け健康プログラムが求められているのか

田辺さん、パーソナルジムが企業と契約するって、ちょっとイメージが湧かないんですけど。具体的にはどういう形ですか?

いくつかのパターンがあります。最も一般的なのは「福利厚生型」。企業が従業員のジム利用費の一部または全額を負担する形です。月額定額で契約し、従業員が自由に利用できるようにする。次に「出張指導型」。トレーナーが企業のオフィスや会議室に出向いて、グループレッスンやストレッチ指導を行う。昼休みや就業後に30分程度のプログラムを提供するパターンが人気です。

出張指導って面白いですね。会社で体を動かせるなら、わざわざジムに行く手間が省けるし、企業側も従業員の健康管理ができるし。

そうなんです。実は企業側にとってもメリットが大きくて、経済産業省が推進する「健康経営」の取り組みとして評価される可能性があるんです。「健康経営優良法人」の認定を受けると、採用面でも取引面でも有利になる。だから企業は「従業員の健康づくり」に投資したいインセンティブがあるんです。

法人営業の進め方──アプローチからクロージングまで

法人営業って、個人のお客様への営業とは全然違いますよね。どうやってアプローチすればいいんですか?

まずターゲットとなる企業を選定します。最も成約率が高いのは、ジムから半径2km以内にある従業員30〜200名規模の中小企業です。大企業は意思決定に時間がかかりますが、中小企業は社長判断でスピーディに決まることが多い。

近所の会社に飛び込み営業するんですか?

いきなり飛び込みはハードルが高いので、段階的なアプローチをおすすめします。まずは「無料の体験セミナー」の開催を提案する。「御社の従業員様向けに、30分間の肩こり・腰痛改善ストレッチ講座を無料で提供させていただけませんか」と。無料なので断られにくいし、セミナー後に参加者の反応が良ければ、月額契約の提案がしやすくなります。

企業に刺さる提案書の作り方

提案書って、何を書けばいいんですか?個人向けの案内とは違いますよね。

法人向けの提案書に盛り込むべき要素は5つです。

  • 課題の提示:「従業員の体調不良による欠勤は年間○万円のコスト損失」などの数字
  • プログラム内容:具体的な指導内容、頻度、時間
  • 期待される効果:従業員満足度の向上、欠勤率の低下、生産性の向上
  • 費用対効果:投資額に対するリターンの試算
  • 実績・事例:他企業での導入事例(あれば)

特に重要なのが「費用対効果」の部分です。「月額5万円の契約で、従業員10名の欠勤が年間5日減れば、人件費換算で約50万円の削減効果」のように、経営者の言葉で語ることが大切です。トレーニングの素晴らしさを熱く語っても、決裁権者には響きません。

「筋トレはいいですよ!」じゃなくて「御社の利益に貢献します」って伝えるんですね。営業の視点が全然違いますね。

法人プランの料金設計

法人契約の料金はどうやって設定すればいいですか?

法人プランの料金は「従業員1人あたりの月額」で設計するのがわかりやすいです。例えば、従業員1人あたり月額3,000〜5,000円で、月4回のグループレッスン+個別カウンセリング1回。従業員30名の企業なら月額9〜15万円。個人会員の月会費と比べると1人あたりの単価は低いですが、30名分のまとまった契約なので売上のインパクトは大きい。

また、最低契約期間を6ヶ月〜1年に設定するのが重要です。これにより半年間は安定収入が確保される。更新率も高く、一度導入した企業の80%以上が契約を継続するというデータもあります。

法人契約後の運用とフォローアップ

契約できた後の運用って、どんなことに気をつけるべきですか?

法人契約で最も大切なのは「成果報告」です。四半期に一度、参加率、参加者の満足度アンケート結果、体調改善の声などをレポートにまとめて、人事担当者や経営者に報告する。これがないと「効果がわからないから打ち切り」になりかねません。

レポート作成って手間がかかりそうですけど、効率的にやる方法はありますか?

ToolsBoxを活用すれば、参加者一人ひとりにLINEでアンケートを自動送信し、集計結果をレポート用に出力することができます。満足度の推移や参加率の変化を数字で見せることで、契約更新の説得力が格段に上がります。人事担当者も上に報告する材料が揃うので、Win-Winの関係が築けます。

法人営業を成功させるマインドセット

法人営業ってなんだか難しそうですけど、パーソナルジムのオーナーさんにもできるものなんですか?

もちろんできます。法人営業の本質は「相手の課題を解決する」ことで、これはパーソナルトレーニングの本質と同じなんです。お客様の悩みを聞いて、最適なプログラムを提案して、成果を出す。相手が個人から企業に変わるだけです。最初の1件を獲得すれば、そこが実績になり、次の法人への営業がずっとラクになります。

まずは既存会員のお勤め先にアプローチするのが最も成功率が高いです。会員本人が「うちのジムいいですよ」と社内で話してくれるので、紹介に近い形で商談が始まります。

まとめ:法人契約は「安定経営」への第一歩

法人契約は、安定した月額収入、高い契約更新率、個人集客への依存度の低減と、ジム経営にとってメリットだらけの収益モデルです。まずは近隣の中小企業に無料体験セミナーを提案することから始め、実績を積み上げていきましょう。ToolsBoxを活用すれば、参加者管理からアンケート収集、フォローアップまでをLINEで一元管理できます。法人という「第二の柱」を築くことで、個人の入退会に一喜一憂しない、安定したジム経営を実現しましょう。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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