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配達エリア拡大で売上30%アップ!ケーキ屋のデリバリー戦略

配達サービスで新規客を獲得する方法とは?エリア設定から配送料金の決め方まで、ケーキ屋のデリバリービジネスを成功させる戦略を解説。

来店できないお客様にケーキを届ける時代

配達エリア拡大で売上30%アップ!ケーキ屋のデリバリー戦略配達エリア拡大で売上30%アップ!ケーキ屋のデリバリー戦略

コロナ禍をきっかけに急成長したデリバリーサービスは、ケーキ屋にとっても大きなビジネスチャンスです。特にデコレーションケーキやバースデーケーキは「届けてほしい」というニーズが非常に高い商品です。しかし、ケーキは繊細な商品だけにデリバリーには独自のノウハウが必要です。今回は、配達エリアの設定から料金体系、品質管理まで、ケーキ屋のデリバリー戦略を徹底解説します。

ケーキのデリバリーが求められる理由

田辺さん、ケーキのデリバリーって需要あるんですか?ケーキは自分で買いに行くイメージが強いんですが。

実は非常に需要が高いんです。特にバースデーケーキやパーティー用のホールケーキは「自分で持ち帰るのが不安」というお客様が多い。車で来店される方はまだ良いですが、電車やバスのお客様は大きなケーキを持って帰るのが大変ですよね。

たしかに!電車でホールケーキを運ぶのは怖いですよね。崩れたらどうしようって。

そうなんです。さらに、高齢のお客様や子育て中のママさんなど、来店が難しいけどケーキは欲しいという層がかなりいます。デリバリーを始めた途端に、今まで取り逃していたお客様からの注文が入り始めるケースが多いですよ。

配達エリアの決め方

配達エリアってどのくらいの範囲が良いんですか?広すぎても大変そうですけど。

まずは店舗から半径3km以内をスタートラインにするのがおすすめです。車で10〜15分以内の範囲ですね。ケーキは温度管理が重要なので、配達時間が30分を超えると品質リスクが高まります。

  • 半径3km以内:基本エリア。配送料無料〜300円で提供可能
  • 半径3〜5km:拡張エリア。配送料500〜800円
  • 半径5〜10km:特別エリア。配送料1,000〜1,500円、要予約

段階的に料金を設定するんですね。でも配送料を取ると注文が減りそうで心配です。

その心配はわかりますが、実際のデータでは3,000円以上の注文に対して500円の配送料は抵抗感が低いことが分かっています。特にバースデーケーキのような高単価商品は、配送料を払ってでも届けてほしいというニーズが強い。むしろ「配送料無料にするために5,000円以上の注文で無料」という設定にすると、客単価アップにもつながります。

ケーキの配達品質を守る方法

ケーキって繊細じゃないですか。配達中に崩れたりクリームが溶けたりしないんですか?

品質管理は最も重要なポイントです。3つの対策を必ず実施してください。

  • 保冷バッグ・保冷車の使用:夏場は保冷剤を多めに入れる。車の場合は荷室にクッションマットを敷く
  • 専用のケーキボックスと台紙:底面に滑り止め加工のある台紙を使う。箱の中でケーキが動かないよう固定
  • 配達ルートの最適化:急カーブや段差の多い道を避ける。ナビの最短ルートが最適とは限らない

配達ルートまで考えるんですね!そこまで細かく管理するのは大変そうですが。

最初は大変に感じますが、エリア内の定番ルートを2〜3パターン作っておけば毎回悩む必要はなくなります。大事なのは、配達したケーキの品質をお客様に確認してもらうこと。受け渡しの際に「お客様の前で箱を開けて一緒に確認する」ルールにしている店もあります。

注文受付の仕組みづくり

デリバリーの注文ってどうやって受け付けるのが良いですか?電話だけだと対応が大変そうですが。

電話だけの受付は聞き間違いやダブルブッキングのリスクがあるのでおすすめしません。最もスムーズなのは、LINEでの注文受付です。ToolsBoxの予約フォーム機能を使えば、お客様がLINEからケーキの種類・サイズ・配達希望日時・住所を入力して注文できる仕組みが簡単に作れます。

LINEなら写真も送れるから、「こういうデザインにして」という要望もやり取りしやすいですね。

その通りです。さらに、注文確認の自動返信や配達前日のリマインドメッセージも自動化できます。「明日13時にバースデーケーキをお届けします。ご在宅の確認をお願いします」というメッセージが前日に届けば、不在配達のリスクも減りますよね。

Uber Eatsなどのプラットフォーム活用

Uber EatsやWoltなどのデリバリーアプリに出店するのはどうですか?

新規客獲得には有効ですが、手数料が30〜35%と非常に高い点に注意が必要です。3,000円のケーキを売っても手数料で900〜1,050円引かれる。利益率の低い商品では赤字になる可能性があります。プラットフォームは「認知を広げるための広告費」と割り切り、リピーターは自社の注文チャネル(LINE等)に誘導するのが賢い使い方です。

プラットフォームで知ってもらって、2回目以降はLINEから直接注文してもらう流れですね。ToolsBoxなら友だち追加時にクーポンを配信して、直接注文のメリットを伝えることもできますね。

完璧な戦略です。「LINE公式から直接注文すれば配送料無料」というインセンティブをつけるだけで、プラットフォーム依存から脱却できます。ツールLなどの既存ツールでもクーポン配信はできますが、ToolsBoxなら「デリバリー集客」という施策テンプレートで、友だち追加からリピートまでの仕組みをワンストップで設計できます。

まとめ:デリバリーは第二の店舗

ケーキ屋のデリバリーサービスは、商圏を広げ、来店が難しいお客様を取り込む「第二の店舗」です。配達エリアの段階設定、品質管理の徹底、LINEを活用した注文・リマインドの自動化。これらを組み合わせることで、既存の売上に30%以上の上乗せが期待できます。まずは半径3km以内で試験的にスタートし、お客様の反応を見ながら拡大していきましょう。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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