客単価2000円UP!トリートメントメニューの作り方
美容室のトリートメントメニューで収益を上げる方法を解説。髪質改善メニューの設計、価格設定、提案トークなど、高単価メニューを成功させる秘訣をご紹介します。
トリートメントは「売るもの」ではなく「提案するもの」
客単価2000円UP!トリートメントメニューの作り方
美容室で客単価を上げる最も効果的な方法が、トリートメントメニューの充実です。しかし多くのサロンでは、トリートメントの提案がうまくいかず、「押し売りと思われるのが怖い」という理由で積極的に勧められていません。実はトリートメント提案が成功するかどうかは、メニュー設計と提案の仕方次第です。今回は、トリートメントメニューだけで客単価を2,000円アップさせたサロンの具体的な方法をお伝えします。
なぜトリートメント提案がうまくいかないのか
田辺さん、トリートメントの提案って苦手なスタイリストさんが多いと聞きますが、なぜなんでしょう?
一番の原因は「断られるのが怖い」という心理です。でも実はこれ、提案の仕方に問題があるんです。「トリートメントいかがですか?」という聞き方は最悪です。お客様は「いらないです」と答えるしかない。
あ、それわかります。アパレルでも「何かお探しですか?」って聞くと「見てるだけです」って返されるのと同じですよね。
まさにそうです。正しい提案は「今日の髪の状態を見ると、毛先のダメージが気になりますね。このまま放置すると枝毛が増えてしまうので、今日はダメージ補修のトリートメントをお勧めします」という流れ。現状の診断→リスクの提示→解決策の提案、という3ステップです。
松竹梅の3段階メニュー設計
トリートメントメニューって、何種類くらい用意すればいいんですか?
3種類が最適です。いわゆる「松竹梅」の構成ですね。人は選択肢が3つあると真ん中を選びやすいという心理があります。
- ベーシックトリートメント(2,000円):基本的な保湿補修。施術時間5分。利益率は高いが単価は低い
- プレミアムトリートメント(4,000円):髪質改善効果あり。施術時間15分。最も売りたいメニュー
- スペシャルトリートメント(6,000円):最上位メニュー。施術時間30分。特別な日のためのメニュー
真ん中の4,000円を選んでもらうために、上と下を置くということですね。
その通りです。6,000円のメニューがあることで、4,000円が「お手頃」に見える。逆に4,000円しかなかったら「高い」と思われがちです。これは行動経済学でいう「アンカリング効果」ですね。
アパレルでもまったく同じでした!高い商品を先に見せてから本命を出すと、売れるんですよね。
カウンセリングシートで自然に提案する
トリートメントの提案率を上げるもう一つの方法が、カウンセリングシートの活用です。来店時に「今の髪のお悩み」をチェックシートで記入してもらうんです。
お客様自身に悩みを書いてもらうんですか?
はい。「パサつきが気になる」「ツヤがない」「手触りが悪い」などの項目にチェックを入れてもらう。お客様自身が悩みを自覚した状態で施術に入るので、トリートメントの提案が「押し売り」ではなく「悩みの解決策」として受け入れられるんです。
なるほど。お客様が自分で「パサつきが気になる」と書いた後なら、「パサつきにはこのトリートメントがぴったりですよ」と言われても自然ですよね。
そうなんです。ToolsBoxのカスタムフィールド機能を使えば、LINE上でカウンセリングシートを事前送信して、来店前にお客様の悩みを把握することもできます。来店時にはすでに最適なトリートメントメニューを準備しておけるので、提案もスムーズになります。
ホームケア商品との連動で売上を最大化
トリートメント以外にも客単価を上げる方法はありますか?
サロントリートメントとホームケア商品をセットで提案するのが効果的です。「サロンでのトリートメントは月1回ですが、ご自宅でもケアを続けていただくと効果が長持ちします」と伝えて、シャンプーやトリートメントを紹介する。
たしかに、お医者さんに薬を出されたら買いますもんね。プロに勧められたケア用品は説得力がある。
まさにそうです。次回来店時にLINEで「前回お使いいただいたシャンプーの効果はいかがですか?」とフォローメッセージを送ると、リピート購入にもつながります。ToolsBoxのシナリオ機能なら、施術日から2週間後に自動でフォローメッセージを配信する仕組みが作れます。
まとめ:トリートメント戦略で安定的に客単価アップ
トリートメントメニューの成功は、メニュー設計、提案スキル、フォロー体制の3つが揃ったときに実現します。松竹梅の3段階メニューで選びやすくし、カウンセリングシートで自然に提案し、ToolsBoxのLINE配信でアフターフォローまで自動化する。この仕組みを整えれば、無理な営業をしなくても客単価2,000円アップは十分に達成できます。
田辺一雄
株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。
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