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業種別ヒント13分

ポイントカードで来店頻度UP!効果的な特典設計

美容室のポイントカード・会員制度の作り方を解説。ポイント還元率の設定、特典内容の決め方、デジタル化のメリットなど、リピート促進の仕組みをお伝えします。

紙のポイントカードが「効かなくなった」理由

ポイントカードで来店頻度UP!効果的な特典設計ポイントカードで来店頻度UP!効果的な特典設計

美容室のポイントカードは昔からある定番の施策ですが、最近は「作ったけど効果が感じられない」という声が増えています。原因は明確です。お客様の財布の中にはすでに何十枚ものポイントカードがあり、持ち歩かれなくなっているのです。しかし、ポイントカードや会員制度そのものが効果がないわけではありません。やり方を変えれば、来店頻度を確実に上げるツールになります。

デジタル化が必須な3つの理由

田辺さん、うちの近所の美容室もまだ紙のスタンプカード使ってるんですけど、やっぱりデジタルにしたほうがいいんですか?

結論から言うとデジタル化は必須です。理由は3つあります。まず「持ち忘れがなくなる」。LINEのリッチメニューからいつでもポイント確認できれば、カードを忘れたからポイントが貯まらない、ということが起きません。

確かに。「カード忘れました」って言われると、お客様も申し訳なさそうだし、スタッフも対応に困りますよね。

2つ目は「データが取れる」こと。紙のカードだとスタンプの数しかわかりませんが、デジタルなら来店頻度、利用メニュー、累計利用金額まで自動で記録できます。3つ目は「プッシュ通知でリマインドできる」こと。ポイントが貯まりそうな段階で「あと1回で特典ゲット!」とLINEで通知できるんです。

効果的なポイント設計の公式

ポイントの設計って難しそうですが、何回来店したら特典がもらえるのがベストなんですか?

ここには明確な公式があります。「平均来店周期 × 5〜6回 = 特典到達期間が約1年」になるように設計するのがベストです。例えばカットのお客様の平均来店周期が2ヶ月なら、6回来店(約1年)で特典がもらえる設計にします。

なるほど、1年で一周するようにするんですね。10回だと2年近くかかるから、途中で諦められちゃうと。

その通りです。ポイントカードで一番やってはいけないのはゴールが遠すぎることです。実は5〜6回という設定にはもう一つ理由があって、先ほどの離脱の話と関係するんですが、3回来店で固定客化する法則に、ちょうどプラス2〜3回分の「ボーナスステージ」を加えることで、固定客化を確実にしつつ特典への期待感も維持できるんです。

特典は「値引き」より「体験」が効く

特典の内容はどんなものがいいですか?やっぱり「カット無料」みたいな割引系ですかね?

実は値引きよりも「体験型の特典」のほうが効果が高いんです。カット無料だと売上が丸々なくなりますし、「安くしてもらった」という印象しか残りません。代わりにおすすめなのが「普段は体験できない特別メニュー」です。

  • プレミアムヘッドスパ30分(通常メニューにない特別版)
  • トリートメントのグレードアップ(最高級ラインを1回体験)
  • ヘアアレンジ付き撮影会(プロにヘアメイクしてもらい、写真撮影)
  • サロン専売品のサンプルセット(普段使わない高級シャンプーのお試し)

なるほど!体験型だと「この特典のために頑張ってポイント貯めよう」ってモチベーションになりますね。しかも高級トリートメントを体験したら、次から「やっぱりあのトリートメントお願いします」ってなりそう。

まさにそこが狙いです。特典が次の購入につながる導線になっているのがポイントです。高級トリートメントを体験して気に入ったら、次回からオプションで追加注文してくれます。お客様は嬉しいし、お店の客単価も上がる。Win-Winの設計です。

ランク制度で上位顧客を特別扱いする

ポイントカードの発展形として、会員ランク制度も導入したほうがいいですか?

売上の80%は上位20%のお客様が生んでいるという法則がありますよね。この上位顧客を大切にするために、2〜3段階のランク制度は非常に効果的です。

  • レギュラー会員:全員対象。来店ポイントの付与
  • シルバー会員(年間利用額10万円以上):トリートメント常時10%OFF+誕生月の特別サービス
  • ゴールド会員(年間利用額20万円以上):全メニュー5%OFF+優先予約枠+周年記念イベント招待

ゴールド会員の「優先予約枠」は特に嬉しいですね。年末年始や成人式シーズンの予約争いに巻き込まれないというのは、お客様にとって大きな価値です。

上位顧客ほど「特別扱いされている」という感覚を大切にするんです。ToolsBoxならLINEに登録されたお客様の来店履歴と利用金額を自動で集計して、ランクを自動で判定できます。ランクアップした瞬間にLINEで「おめでとうございます!ゴールド会員になりました」と通知が届く。こういう細かな演出が顧客ロイヤリティを高めるんです。

自動でランク判定してくれるのは便利ですね。手動で管理しようとすると、絶対に漏れが出ますから。

そうなんです。ポイントもランクも「仕組みで回る」状態にすることが成功の鍵です。スタッフが意識しなくても、お客様に適切なタイミングで特典やメッセージが届く。それが現代のポイントカードのあるべき姿です。

まとめ:ポイントカードは「仕組み」で進化させる

紙のスタンプカードの時代は終わりました。デジタル化し、データを活用し、体験型の特典で顧客の心をつかむ。これが今の美容室に求められるポイントカード戦略です。ポイント設計の公式に従い、お客様にとっても美容室にとってもメリットのある仕組みを構築しましょう。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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