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売上が見える化!エクセルで始める美容室の顧客分析入門

難しい分析ツールは不要!エクセルだけで美容室の顧客データを分析し、売上アップにつなげる方法を初心者向けにわかりやすく解説します。

データ分析は「難しい」を超えた先に宝の山がある

売上が見える化!エクセルで始める美容室の顧客分析入門売上が見える化!エクセルで始める美容室の顧客分析入門

「顧客分析」と聞くと、高額なツールや専門知識が必要だと思っていませんか?実は、普段使い慣れたエクセルだけでも、美容室の売上改善に直結する分析は十分にできます。本記事では、データ分析が苦手な美容室オーナーでもすぐに始められる方法を、対話形式で丁寧に解説します。

なぜ美容室で顧客分析が必要なのか

田辺さん、美容室で顧客分析って本当に必要なんですか?「お客様の顔と名前を覚える」が最強の顧客管理だと思ってたんですけど…。

確かにお客様を覚えることは大切です。でも、感覚だけに頼っていると見落とすことがあるんですよ。例えば「最近来なくなったお客様」を正確に把握できていますか?3ヶ月以上来ていないお客様が何人いて、その方々の平均単価はいくらか。こういった数字を押さえることで、初めて「何をすべきか」が見えてきます。

言われてみれば、「あのお客様、最近見ないな」と思いつつ、そのまま何もしないことが多いですよね。

そこなんです。分析の目的は「勘と経験を数字で裏付ける」こと。直感が正しいことも多いですが、数字で確認することで行動に移しやすくなります。

まずはこの3つの数字を追いかけよう

とはいえ、何から始めればいいかわからないんですよね。エクセルを開いても何を入力すれば…。

最初は3つの指標だけに集中しましょう。

  • リピート率:2回目以降に来店したお客様の割合(目標60%以上)
  • 客単価:1回の来店あたりの平均売上(メニュー構成の見直し指標)
  • 来店頻度:同じお客様が年間何回来るか(平均4〜5回が目安)

3つだけなら私にもできそう!具体的にどうやってエクセルで計算するんですか?

まず、顧客名・来店日・メニュー・売上金額の4列だけのシートを作ります。POSレジのデータをエクスポートできるなら、それを貼り付けるだけ。手入力でも、1日の来客数が10人なら5分で入力できます。リピート率は、COUNTIF関数で「2回以上来店したユニーク客数÷全ユニーク客数」で算出できますよ。

休眠客を見つけるのが最大の効果

分析してみて、一番効果が大きいのはどこですか?

断然「休眠客の掘り起こし」です。過去に来店したけど90日以上来ていないお客様をリストアップする。エクセルなら、最終来店日から今日までの日数をDATEDIF関数で計算して、90日以上の方をフィルタすればOKです。

そのリストができたら、どうやってアプローチするんですか?

ここでLINEが活躍します。休眠客に対して「お久しぶりです」という挨拶と、復帰特典(トリートメント無料など)をLINEメッセージで送る。ToolsBoxなら、タグで「休眠客」を管理して、自動的にフォローメッセージを送信する仕組みも作れます。実際にこの施策を実施した美容室では、休眠客の15〜20%が再来店したというデータがあります。

メニュー別の売上分析で戦略を立てる

メニューごとの分析も大事ですか?

非常に大事です。ピボットテーブルを使えば、メニュー別の売上構成比が一目でわかります。例えば「カットだけのお客様が全体の60%を占めている」とわかれば、カラーやトリートメントのセットメニューを提案する戦略が見えてきます。

ピボットテーブルって難しくないですか?

最初は複雑に見えますが、実は3ステップだけです。データ範囲を選択して「挿入」→「ピボットテーブル」をクリック。行に「メニュー名」、値に「売上金額」をドラッグするだけ。YouTubeで「エクセル ピボットテーブル 初心者」と検索すれば、5分の動画で覚えられますよ。

曜日・時間帯別の分析で空き枠を埋める

曜日や時間帯の分析もできるんですか?

はい。来店データに曜日と時間帯の列を追加すれば、「火曜日の午前は空きが多い」「土曜の午後は満席になりやすい」といったパターンが見えてきます。空きが多い時間帯に絞った割引キャンペーンをLINEで配信すれば、稼働率の底上げができます。

分析から施策への落とし込みの流れをまとめます。

  • リピート率が低い→初回来店後のフォローメッセージ強化
  • 客単価が低い→セットメニューの開発とアップセル提案
  • 特定曜日の稼働率が低い→曜日限定キャンペーンの実施
  • 休眠客が多い→復帰特典付きのDM送信
  • 特定スタッフの指名率が高い→そのスタッフの接客術を共有

まとめ:まずは「記録する」から始めよう

顧客分析は完璧を目指す必要はありません。まずは来店データを記録する習慣をつけることが最初の一歩です。エクセルでの管理に慣れてきたら、ToolsBoxのようなツールを活用して自動化していくのがおすすめです。データに基づいた経営判断ができるようになれば、売上の安定化と成長が見えてきます。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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