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新規客を常連に変える!美容室クーポン戦略の極意

美容室のクーポン戦略を見直す方法を解説。割引率の設定、リピートにつながるクーポン設計、収益を守りながら集客する仕組みづくりのコツをお伝えします。

クーポンで集客できるけど利益が残らない問題

新規客を常連に変える!美容室クーポン戦略の極意新規客を常連に変える!美容室クーポン戦略の極意

美容室のクーポン集客には大きな落とし穴があります。ホットペッパーの初回クーポンで来店したお客様が2回目以降は来ないというパターンです。安さだけが来店動機のお客様は、次も安いサロンに流れてしまいます。しかし、クーポンの設計を変えるだけで、新規客をリピーターに変えることは可能です。今回は、収益を守りながら集客力を最大化するクーポン戦略の極意をお伝えします。

クーポン依存のサロンが陥る悪循環

田辺さん、美容室のクーポン集客って賛否両論ありますよね。「クーポン客は質が悪い」なんて声も聞きますが。

クーポン客の質が悪いのではなく、クーポンの設計が悪いケースがほとんどです。例えば「カット+カラー+トリートメント 通常15,000円→初回5,000円」のような70%OFFクーポン。これでは安さ目当てのお客様しか来ません。しかもその価格が普段のサービスの価値だと認識されてしまう。

アパレルでも同じでした。セールで70%OFFの商品を買ったお客様は、定価では絶対に買ってくれないんですよね。

まさにそれです。美容室のクーポン依存の悪循環は、大幅値引き→安さ目当ての来店→リピートなし→さらに値引きして集客の繰り返しです。これでは利益が出るはずがありません。

リピートにつながるクーポン設計の3原則

では、どんなクーポンなら新規客をリピーターに変えられるんですか?

リピートにつながるクーポンには3つの原則があります。

  • 割引率は20%以内:大幅割引は価値を毀損する。20%程度なら「お得感」と「サービスの価値」を両立できる
  • メニューの一部を無料にする:「カット+カラーでトリートメント無料」のように、本体価格は据え置きでオプションをプレゼント。通常価格との差を明確にする
  • 2回目以降の来店を促す設計:初回クーポンと同時に「2回目来店クーポン」も渡す。2回来店すれば定着率が大幅に上がる

2回目来店クーポンを初回時に渡すのは面白いですね!「次も来てね」のメッセージになりますもんね。

データ上、2回来店したお客様の80%以上が3回目も来店すると言われています。つまり最初の2回を乗り越えれば常連化する確率が非常に高い。だからこそ、2回目の来店にインセンティブをつけることが重要なんです。

クーポンの種類と使い分け

クーポンにも色々な種類がありますよね。どう使い分ければ良いですか?

目的別に4種類のクーポンを使い分けるのがおすすめです。

  • 新規来店クーポン:初めてのお客様向け。トリートメント無料やヘッドスパ無料など、通常メニューにプラスアルファの体験を提供
  • リピートクーポン:2回目・3回目の来店促進。「次回来店時に使える10%OFFクーポン」
  • 誕生日クーポン:誕生月のお客様に自動配信。特別感とお祝いの気持ちを伝える
  • 休眠掘り起こしクーポン:3ヶ月以上来店のないお客様向け。「お久しぶり割引」として15〜20%OFF

目的によってクーポンの内容を変えるんですね。全部同じ「20%OFF」だと効果が薄そうですもんね。

その通りです。ToolsBoxを使えば、お客様の来店回数や最終来店日に基づいて適切なクーポンを自動配信できます。新規客には新規クーポン、2回目のお客様にはリピートクーポン、誕生月のお客様には誕生日クーポン。すべて自動で、しかもLINEで届くので開封率も高い。

クーポンの効果測定と改善

クーポンを出しっぱなしにするのではなく、効果を測定して改善する必要がありますよね。

はい、効果測定なきクーポン施策は無意味です。最低限測定すべきは「配信数」「利用数(利用率)」「利用者のリピート率」「客単価への影響」の4つ。利用率が高くてもリピート率が低ければ、そのクーポン設計は失敗です。

利用率だけ見て満足しちゃダメなんですね。リピートにつながっているかが大事。

まさにそうです。例えばAクーポン(30%OFF)の利用率が50%でもリピート率が10%、Bクーポン(トリートメント無料)の利用率が30%でもリピート率が40%なら、Bクーポンの方がサロンの利益に貢献しています。ToolsBoxのダッシュボードではこうした分析がリアルタイムで確認できるので、PDCAを回しやすくなります。

ホットペッパー依存から脱却する方法

ホットペッパーのクーポンに頼りきりのサロンさんも多いと思いますが、脱却するにはどうすれば?

いきなりホットペッパーをやめるのではなく、段階的にLINE経由のリピーターを増やすのが現実的です。ホットペッパーで来店したお客様には必ずLINE友だち追加を案内し、2回目以降はLINE予約に誘導する。LINE経由の予約が増えれば、ホットペッパーの掲載プランを下げたり解約する判断ができるようになります。

自分の顧客基盤をしっかり作ってから、プラットフォーム依存を減らしていくんですね。ツールLなどでもLINE連携はできますが、クーポンの設計から効果測定までワンストップでできるのはToolsBoxの強みですよね。

その通りです。ToolsBoxなら「クーポン集客」の施策テンプレートがあるので、何を送ればいいか悩む必要がないのがポイントです。

まとめ:クーポンは「集客」ではなく「育客」の道具

美容室のクーポンは、安売りで一時的に客数を増やすためのものではありません。新規客との出会いをリピートにつなげるための「育客ツール」として設計することが大切です。適切な割引率の設定、2回目来店の促進、目的別のクーポン使い分け、そして効果測定の徹底。これらを実践すれば、クーポン依存から脱却し、利益を守りながら顧客基盤を拡大できます。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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