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デリバリーで商圏拡大!パン屋さんの配達サービス導入ガイド

自社配送からデリバリーアプリ活用まで、パン屋さんに最適な配達方法を比較。導入手順と成功のポイントを解説。

パン屋さんにデリバリーが求められる時代

デリバリーで商圏拡大!パン屋さんの配達サービス導入ガイドデリバリーで商圏拡大!パン屋さんの配達サービス導入ガイド

近年、食品業界全体でデリバリー需要が急速に拡大しています。パン屋さんも例外ではなく、「焼きたてのパンを届けてほしい」というニーズは確実に高まっています。特に高齢のお客様や、小さなお子さんを抱える子育て世代にとって、わざわざ店舗まで足を運ぶのが難しいケースは少なくありません。デリバリーを導入することで、従来の商圏を大きく超えた集客が可能になります。

なぜ今デリバリーを始めるべきなのか

田辺さん、最近パン屋さんからデリバリーについての相談がすごく増えていると聞きました。やっぱりコロナ以降のライフスタイルの変化が影響しているんですか?

はい、大きく影響しています。でもそれだけじゃなくて、実店舗の集客コストがどんどん上がっているのが本質的な理由です。駅前の好立地はテナント料が高いし、郊外店舗は車でわざわざ来てもらう必要がある。デリバリーなら商圏を半径5km以上に広げられるので、立地のハンデをひっくり返せるんです。

なるほど。私がアパレルにいた頃もECで商圏を広げるのが大事でしたけど、パン屋さんだと「焼きたてを届けられるか」がポイントになりますよね。

その通りです。パンの場合は品質を保ったまま届けることが最大の課題です。ただ、保温バッグの性能も上がっていますし、配達時間を30分以内に設定すれば十分おいしい状態で届けられます。

自社配送とデリバリーアプリの違い

デリバリーって、UberEatsとか出前館に登録するのと、自分たちで配達するのと、どっちがいいんですか?

それぞれメリット・デメリットがあるので整理しますね。

  • デリバリーアプリ(UberEats、出前館等):集客力が高く初期投資が少ないが、手数料が売上の30〜35%かかる。新規顧客の獲得には有効
  • 自社配送:手数料不要で利益率が高いが、配達スタッフの確保と配送ルートの管理が必要。既存顧客のリピート促進に向いている
  • ハイブリッド型:新規はデリバリーアプリで獲得し、2回目以降はLINEから自社配送に誘導するのが最も効率的

手数料30%ってかなり大きいですよね…。1,000円のパンを売っても300円取られるんですか。

そうなんです。だから最初の接点としてアプリを使って、リピーターになったら自社配送に切り替える戦略が重要です。初回配達時にLINEの友だち追加カードを同封して、「次回から直接注文で送料無料」と案内するだけで、かなりの割合が切り替えてくれます。

自社配送を始めるための5ステップ

自社配送を始めるとなると、何から手をつければいいですか?具体的なステップを教えてください。

5つのステップに分けて考えましょう。

  • ステップ1:配達エリアの設定 — 店舗から半径3km以内から始めるのが安全。片道15分以内が品質保持の目安
  • ステップ2:配達メニューの選定 — すべてのパンがデリバリーに向くわけではない。食パン、ハード系、焼き菓子は比較的向いている
  • ステップ3:包装資材の準備 — 保温バッグ、クラフト紙袋、ショップカード。見た目も大事
  • ステップ4:注文受付の仕組み — 電話は対応コストが高いので、LINE注文を基本にする
  • ステップ5:配達オペレーションの構築 — 配達時間帯を「11:00〜13:00」「16:00〜18:00」に絞ると効率的

配達時間帯を限定するのは賢いですね。アパレルでも店頭が忙しい時間帯にEC対応するのは大変でしたから、時間帯を分けるのは理にかなっています。

パン屋さんの場合、朝の焼成ピークが落ち着いた11時以降に配達に出るのが現実的です。配達専任スタッフを雇わなくても、焼成担当以外のスタッフが兼務できる時間帯を選ぶのがコツです。

LINE注文で配達を効率化する

注文受付をLINEにすると、具体的にどんなメリットがあるんですか?

電話注文と比べると圧倒的に効率的です。まず聞き間違いがなくなる。「クロワッサン3つとカンパーニュ1つ」を電話で受けると復唱が必要ですが、LINEならテキストで残るので確実です。さらにToolsBoxを使えば、リッチメニューから注文フォームを開いて商品を選ぶだけ。注文内容が自動で整理されてスタッフに通知されます。

お客様にとっても、電話するより気軽ですよね。営業時間外でも注文できますし。

そうです。前日の夜に翌日のパンを注文できるのは大きいですね。お店側も前日に注文数がわかるので、製造量の見込みが立てやすくなりロスが減るというメリットもあります。ツールLなどでもLINEからの注文受付は可能ですが、ToolsBoxなら「デリバリー注文」という施策テンプレートを選ぶだけで、注文フォーム・確認通知・配達完了報告・レビュー依頼まで一括で設定できます。

まとめ:デリバリーで商圏を広げよう

  • デリバリーアプリと自社配送のハイブリッドで新規獲得とリピート促進を両立
  • 配達エリアは半径3km、時間帯は2枠に限定して無理なくスタート
  • LINE注文で受付を効率化し、電話対応の手間を削減
  • 前日注文で製造計画が立てやすくなり、食品ロスの削減にもつながる
  • ToolsBoxの施策テンプレートで注文受付から配達完了後のフォローまで自動化
田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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