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マーケティング15分

カート放棄率を半減!購入完了まで導く3ステップ改善法

カート放棄の原因分析から具体的な改善施策まで、購入率を大幅に向上させる方法を解説。実際に放棄率を半減させた事例をもとに紹介します。

カートに入れたのに買わない、その理由を知っていますか

カゴ落ち率70%から30%へ改善する5つの仕掛けの図解。ステップ配信、クーポン配布、リマインド配信、Q&A自動応答、セグメント配信のフローカゴ落ち率70%から30%へ改善する5つの仕掛けの図解。ステップ配信、クーポン配布、リマインド配信、Q&A自動応答、セグメント配信のフロー

ECサイトのカート放棄率は平均で約70%。つまり、10人がカートに商品を入れても、実際に購入するのは3人だけです。残りの7人はなぜ買わないのか。その理由を理解し、適切な対策を打てば、売上は劇的に改善します。

カート放棄の5大原因

田辺さん、うちのお客様でLINEからECサイトに飛んで商品をカートに入れてくれるところまでは行くのに、そこから先に進まないケースがすごく多いって話を聞くんですけど、何が原因なんでしょう?

カート放棄の原因はほぼパターン化されています。1位は「送料が思ったより高かった」で全体の48%。次いで「会員登録が面倒」が24%、「決済方法が限られている」が18%、「サイトが重い」が15%、「返品ポリシーが不安」が12%。つまり多くは技術的な問題ではなく、お客様の心理的なハードルなんです。

送料がダントツなんですね。確かに、私も「送料を確認しようと思ってカートに入れただけ」ってことよくあります…。

その行動は非常に一般的です。重要なのは、カートに入れた=買いたい、ではなく「興味がある」の段階だということ。この「興味がある」を「買う」に変えるのが、カート放棄対策の本質です。

ステップ1:購入までの障壁を取り除く

カート放棄をLINEで解決し離脱したお客様を呼び戻す店舗スタッフのイラストカート放棄をLINEで解決し離脱したお客様を呼び戻す店舗スタッフのイラスト

送料の見せ方を変える

送料を無料にするのがベストですか?でも小さいお店には厳しいですよね。

全品送料無料にする必要はありません。効果的なのは「○○円以上で送料無料」のライン設定です。この金額を平均客単価の1.3倍くらいに設定すると、送料無料を目指して追加購入が発生し、客単価が上がるんです。例えば平均客単価3000円なら、「4000円以上で送料無料」と設定する。

なるほど、送料を客単価アップの仕掛けにするんですね!

ゲスト購入を用意する

もう1つ重要なのが会員登録なしで購入できる「ゲスト購入」の導線を用意すること。会員登録の手間で離脱するお客様は想像以上に多い。ただし、購入後に「次回使えるクーポンを受け取りませんか?」と会員登録を促せば、コンバージョンを下げずに会員化もできます。

ステップ2:カート放棄リマインドを自動化する

カートに入れたまま帰っちゃったお客様に、リマインドを送ることってできるんですか?

はい、これがカート放棄メールやLINEリマインドと呼ばれる施策で、EC業界では標準的な手法です。カートに商品を入れたまま一定時間経過した場合に、自動でメッセージを送信します。

送るタイミングはいつがベストですか?

最適なタイミングは研究で明らかになっています。1通目はカート放棄から1時間後。「お買い忘れはありませんか?」という軽いリマインド。2通目は24時間後。商品の魅力を改めて伝える内容。3通目は72時間後。ここで初めて小さな割引やインセンティブを提示する。この3段階で、放棄されたカートの15〜20%を回復できるというデータがあります。

最初から割引を出さないのがポイントですね。

そうです。最初から割引を出すと「放置すれば値引きされる」と学習されてしまう。まずは単純なリマインドで、それでも戻らない場合にだけ割引を提示する。この順番が大切です。

ステップ3:購入後の体験で次の購入につなげる

カート放棄対策は「買ってもらって終わり」ではありません。購入後の体験を最適化することで、次の購入のカート放棄率も下がります

  • 注文確認メッセージ:即座にLINEで注文内容と配送予定を通知
  • 配送状況の自動通知:「発送しました」「お届け完了」をリアルタイムで送信
  • 到着後のフォロー:「届きましたか?」のメッセージで安心感を提供
  • レビュー依頼:到着から3日後に使用感のフィードバックを依頼

この一連の流れを全部手動でやるのは無理ですよね…。

まさにここが自動化の出番です。ToolsBoxのシナリオ配信で購入をトリガーにした一連のフォローを設定しておけば、注文から到着後のフォローまで完全自動で実行されます。お客様は「このお店は丁寧だ」と感じ、次も安心して購入できる。結果として次回のカート放棄率が下がるんです。

カート放棄対策は「売上回復」の最短ルート

カート放棄対策は、新規集客と違ってすでに興味を持っているお客様にアプローチする施策です。だからこそ改善効果が出やすく、売上インパクトも大きい。まずは自社のカート放棄率を確認し、送料表示の改善から着手してみてください。

田辺一雄

田辺一雄

株式会社エムディエス代表取締役 / ToolsBox代表。起業25年目。日本商工会議所青年部 元副会長・元広報委員長。FM福井ハイライトフライデー「教えてたなっちなかっち」出演中。中小企業のLINE公式アカウント活用やマーケティング自動化を支援しています。

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